パラメータのリンク

この項では、出力パラメータと入力パラメータをリンクする方法について説明します。

パラメータ・リンクの概要

パラメータ・リンクにより、ビジネス・コンポーネントとフローの間でデータの利用が可能になります。パラメータをリンクするには、出力パラメータの値を、テスト内の後続のビジネス・コンポーネントやフローの入力パラメータに渡します。

出力パラメータが定義されているコンポーネントまたはフローをソースと呼びます。出力パラメータにリンクしているコンポーネントまたはフローをターゲットと呼びます。前の例では、CreateLoan がソース・コンポーネントで、SearchLoan がターゲット・コンポーネントです。

例:  

銀行アプリケーションに次の機能を持つビジネス・プロセスが含まれるとします。

  • 顧客の融資の選択(SelectLoan)

  • 融資の取引の表示(ViewLoan)

ビジネス・プロセスは、融資を選択するコンポーネント(SelectLoan)と融資の取引を表示するコンポーネント(ViewLoan)を含めるように構成できます。ViewLoan は、表示する融資を確認するために、SelectLoan コンポーネントの SelectedLoanID 出力パラメータから ViewLoanID などの入力パラメータを受け取ります。

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出力パラメータと入力パラメータのリンク

  1. リンクを設計します。

    • テスト対象のアプリケーションによって生成されるパラメータを決定します。これらのパラメータの出力パラメータを、コンポーネント・レベルまたはフロー・レベルで作成します。

    • ほかのビジネス・コンポーネントまたはフローのほかのパラメータに依存する入力パラメータを決定します。これらの入力パラメータを対応する出力パラメータにリンクします。

  2. 関連するビジネス・プロセス・テストまたはフローのパラメータを表示します。

    1. テスト計画モジュールで、関連するビジネス・プロセス・テストまたはフローの[テスト スクリプト]タブをクリックします。

    2. [I/O パラメータ]カラムを確認します。

      このカラムには、各コンポーネントまたはフローに定義されている入力および出力パラメータの合計数が表示されます。たとえば、SearchLoan コンポーネントには入力パラメータが 3 つあります。合計([3 in(3 つの入力)])はリンクです。

    3. 出力パラメータにリンクする入力パラメータを持つコンポーネントまたはフローの[I/O パラメータ]カラムのリンク(つまりターゲットのリンク)をクリックします。

      フィールド 説明
      説明 パラメータの説明。
      入力パラメータ コンポーネントまたはフローに定義されているターゲットの入力パラメータ。
      [リンク I/O]チェックボックス ターゲットの入力パラメータとソースの出力パラメータをリンクするためのチェックボックス。
      リンク先 ソースの出力パラメータにリンクされているターゲットの入力パラメータ。
      名前 パラメータの名前。
      出力パラメータ コンポーネントまたはフローに定義されているソースの出力パラメータ。
  3. パラメータをリンクします。

    コンポーネントまたはフローの、リンクする入力パラメータごとに、次の手順を実行します。

    • [リンク I/O]カラムのチェックボックスを選択します。[出力パラメータの選択]ダイアログ・ボックスが開きます。[出力パラメータの選択]ダイアログ・ボックスに、ビジネス・プロセス・テストで現在のターゲット・コンポーネントまたはフローの前にある各ソース・ビジネス・コンポーネントについて、その出力パラメータが表示されます。

    • 入力パラメータにリンクする出力パラメータを選択して、[OK]をクリックします。

      注: 出力パラメータと入力パラメータの反復回数が一致しない場合、パラメータ名が赤で表示されます。反復回数が一致しているとみなされるのは、出力パラメータの反復回数が入力パラメータの反復回数と等しいか、出力パラメータの反復回数が(入力パラメータの反復回数にかかわらず) 1 であるときです。

  4. OK]をクリックします。

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パラメータ・リンクの例

次の例は、パラメータをリンクする方法を示しています。

例:入力および出力のコンポーネント・パラメータのリンク(図による説明)

例: 次の 3 つのコンポーネントを、顧客の融資要求処理の各段階に対応させて作成するとします。

  • CreateLoan:融資要求を受取り、その要求に対して一意の loan ID を生成します。
  • SearchLoan:既存の融資を検索し、その融資が存在するかどうかを検証します。
  • ApproveLoan:融資要求を承認します。

この例では、ビジネス・プロセス・テストにより、要求の受取から承認までの融資処理ワークフロー全体をテストします。出力パラメータ LoanID は、コンポーネント CreateLoan によって作成されます。この出力パラメータには、融資の要求時に生成された loan ID の値が格納されます。格納した値は、ビジネス・プロセス・テストの後続のコンポーネントやフロー(SearchLoan、ApproveLoan など)の入力パラメータとして使用できます。

反復の例(「1 対 n」の関係)(図による説明)

例: ソースに反復が 1 つあり、ターゲット・コンポーネントに反復が 1 つ以上あること(「1 対 n」の関係)。

この場合は、ソース・コンポーネントの同じ出力値が、ターゲット・コンポーネントの各反復で使用されます。

反復の例(「n 対 n」の関係)(図による説明)

例: ソース・コンポーネントとターゲット・コンポーネントの反復の数が同じであること(「n 対 n」の関係)。

この場合は、反復ごとに異なるソース・コンポーネントの値が、ターゲット・コンポーネントのそれぞれの反復で使用されます。

コンポーネント間の関係における反復回数は、各コンポーネントまたはグループ内の実際の反復回数または部分範囲で選択した反復回数です。

したがって、この例では、C1 の 3 つの出力反復値を、C2 の 3 回の反復実行(反復 3、4、5)の入力値として使用することもできます(その範囲が C2 で選択されている場合)。

部分反復範囲を選択するユーザ・インタフェースの詳細については、「[反復の選択]ダイアログ・ボックス」を参照してください。

反復の例([反復]ダイアログ・ボックスによる説明)

例: 次の例で、ソース・コンポーネント(CreateLoan)とターゲット・コンポーネント(SearchLoan)には、「n 対 n」(「3 対 3」)の関係があります。SearchLoan のコンポーネント入力パラメータ LoanID の反復には、CreateLoan のコンポーネント出力パラメータ LoanID の反復が対応しています。

これに対して、ソース・コンポーネント(Login)とターゲット・コンポーネント(ApproveLoan)には、「1 対 n」(「1 対 3」)の関係があります。ApproveLoan コンポーネントのコンポーネント入力パラメータ LoanOfficer の反復は、それぞれ Login コンポーネントの同じコンポーネント出力パラメータ Username を使用します。

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