ビジネス・プロセス・テスト用のテスト設定の生成

この項では、Business Process Testing ユーザがテストの組み合わせジェネレータを使用してテスト設定を生成し、テストを実行するための多様な種類のテスト設定データ・セットを作成する方法について説明します。

ビジネス・プロセス・テスト設定の概要

ビジネス・コンポーネント、フロー、ビジネス・プロセス・テストの柔軟性を高め、再利用を容易にするには、さまざまなユースケース・シナリオを表すテスト設定を作成し、設定ごとに異なるデータ・セットにアクセスできるようにします。

ALM の基本的なテスト設定機能に加え、ビジネス・プロセス・テストの設定は、それぞれのテスト設定用に提供されるデータ・セットの数に基づいて、複数の反復に関連付けることができます。

静的データに関連付けられたテスト設定

静的データは、ALM 内で各パラメータに直接提供される一連の値です。

手動および自動化されたビジネス・プロセス・テストのテスト設定を作成する際は、各ユースケースに対応した静的データを作成できます。各テスト設定では、複数の反復を追加して、それぞれの反復ごとに異なるパラメータ値を定義することもできます。

静的データにアクセスするテスト設定の作成に関するタスクの詳細については、「静的データを関連付ける方法」を参照してください。

動的データに関連付けられたテスト設定

動的データは、テスト・リソース・モジュールでアップロードした外部データ・テーブル(Microsoft Excel ファイル)で、ALM の外部から各反復のパラメータに提供される一連の値です。

動的データにアクセスする設定を使用してビジネス・プロセス・テスト・インスタンスが実行される場合、テスト・インスタンスは Microsoft Excel ファイルのパラメータ値リストから設定の反復ごとにパラメータ値を取得します。

テスト設定で外部データ・テーブルを使用する場合は、クライアント・コンピュータに Unified Functional Testing Add-in for Business Process Testing をインストールします。詳細については、「ALM ツール、アドイン、拡張機能」を参照してください。

ALM では、次の動的データ・リソースを使用できます。

  • テスト・レベル:テスト・レベルで指定した設定の各反復のパラメータ値をすべて含む Microsoft Excel ファイルを指定できます。Microsoft Excel ファイルは、テスト・リソース・モジュールでデータ・テーブルとしてアップロードされ、テスト計画モジュールの[パラメータ]タブでビジネス・プロセス・テストの設定と関連付けられます。
  • 設定レベル(テスト・レベルのデータ・リソースをオーバーライド):代わりの Microsoft Excel ファイルを指定して、ビジネス・プロセス・テストに関連付けられたテスト・レベルのデータ・リソース・ファイルをオーバーライドすることができます。Microsoft Excel ファイルは、テスト・リソース・モジュールでデータ・テーブルとしてアップロードされ、テスト計画モジュールの[テスト設定]タブでビジネス・プロセス・テストの特定の設定と関連付けられます。

タスクの詳細については、「動的データを関連付ける方法」を参照してください。

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反復を含む設定の例

次の 3 つのビジネス・コンポーネントで構成される銀行アプリケーションについて、次のビジネス・プロセス・テストと 3 つの設定について検討します。Login、ApproveLoan、Logout

  • このビジネス・プロセス・テストは、全体を通してアプリケーションの次の機能をテストします。

    • アクセス権限が正しいこと(ユーザの識別情報に基づく)。

    • 負荷が正しく処理されること(Microsoft Excel で作成した外部データ・リストを使用して銀行のマネージャが数多くの融資を承認する場合など)。

    • 銀行のマネージャが緊急の優先度の高い融資を承認できること(Microsoft Excel で作成した別の外部リストを利用)。この外部リストは、マネージャの承認を得た融資のみを含むように絞り込まれます。

  • アクセス権限をテストするため、UserAccessData という名前の設定では静的データにアクセスします。この静的データは、3 回のテストの反復でテスト・パラメータ Username および Password に異なる値を提供します。1 回目の反復で通常の融資担当者のログイン情報を提供し、2 回目の反復で銀行のマネージャのログイン情報を提供し、3 回目の反復でアプリケーションのシステム管理者のログイン情報を提供します。これらのユーザはそれぞれアプリケーションに対して異なる権限とアクセス権を持っています。パラメータ値は ALM 内で指定されます。

  • LoanData という名前の設定では、ApproveLoan コンポーネントで使用する LoanID 入力パラメータ用の 100 件の異なる値に対応した動的データにアクセスします。これらの値は、Microsoft Excel によるデータ・テーブル形式のテスト・リソースで提供されます。テストの反復は Microsoft Excel ファイル内の値ごとに実行されます。そのため、この設定を使用するテスト・インスタンスは、100 回実行されます。

    これらの設定ではテストの反復およびコンポーネントの反復用のデータ値を提供できます。

  • 緊急の融資をテストするため、設定レベルのデータ・リソースを定義してビジネス・プロセス・テストのテスト・レベルのデータ・リソースをオーバーライドすることができます。このデータ・リソース(UrgentLoanData)には、承認対象の優先度の高い融資のみが含まれています。代わりの設定レベルの Microsoft Excel ファイル(この場合、承認済みの緊急融資)内のフィルタ条件と値が一致するたびに、テストが 1 回反復されます。

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テスト設定の生成

テストの組み合わせジェネレータは、テスト内に複数のパラメータがあり、取りうる値がそれぞれに複数ある場合に使用します。テストの組み合わせジェネレータでは、使用する組み合わせアルゴリズムを選択してから、可能な組み合わせを自動的に生成できます(手動で生成する必要はありません)。

ビジネス・プロセス・テストのテスト設定を生成するには、次の手順を実行します。

  1. 前提条件:

    テストの組み合わせジェネレータを使用する前に: 

    • Unified Functional Testing Add-in for Business Process Testing がインストールされている必要があります。

    • ビジネス・プロセス・テストは読み取り専用にはできず、パラメータが必要です。

  2. テストの組み合わせジェネレータを開きます。

    テスト計画モジュールで、テスト・パラメータがあるビジネス・プロセス・テストを選択します。[テスト設定]タブで、[テストの組み合わせジェネレータをクリックします。

  3. パラメータの値を設定します。

    パラメータの取りうる値を、次のように入力します。

    • 手動:セルをクリックしパラメータの値を入力するか、切り取ってグリッドに貼り付けます。

    • インポート:パラメータの値を自動的にインポートするには、[インポート]をクリックします。ファイル・システムまたは ALM プロジェクトから Excel ファイルをインポートします。

  4. パラメータの値を自動的に生成します。

    パラメータごとに、次の手順を実行します。

    1. テストの組み合わせジェネレータの右側にある[パラメータの生成]をクリックします。

    2. [パラメータの生成]表示枠の[パラメータ]ドロップダウン・リストからパラメータを選択します。

    3. [生成タイプ]で、パラメータのタイプを選択します。

      • 数値

      • 日付

      • 氏名

      • パスワード

      • 市町村

      • 電子メール

      • URL 

      • MAC アドレス

      • IP アドレス

      • 正規表現

      ヒント: パラメータと必要な値について、明らかに一致するものが 1 種類しかない場合は、使用するパラメータのタイプの推奨値が自動的に示されます。

    4. 値のタイプごとに、必要であれば他のオプションを選択します。

      たとえば、[]や[氏名]値タイプであれば、[英語]または[非英語]タイプを選択できます。数値であれば、最小値と最大値を指定できます。

    5. 生成するエントリ(値)の数を指定します。

      ヒント: テストの組み合わせジェネレータで生成されるのは、ユニークなアイテムであり、値が重複することはありません。たとえば、ALM に 20 個の数値を生成するよう指示しても、その数値の利用可能な値を 95 ~ 100 に制限すると、6 個のエントリのみが生成されます。

    6. 表示枠の右下隅にある[生成]をクリックします。

      値がグリッドに追加されます。

    7. 各パラメータについて繰り返します。

  5. カスタム・データ・ジェネレータを追加します。

    UFT Developer に組み込まれた辞書を使用するだけでなく、テスト内のパラメータ・タイプ用にカスタム・データ・ジェネレータ(xml ファイル)を作成することができます。

    テストの組み合わせの生成時に、UFT Developer は、その処理を[<UFT のインストール・ディレクトリ]\dat\DataGenerators\ ディレクトリ内のすべての xml ファイルに基づいて行います。

    1. データ・ジェネレータ用の .xml ファイルを [<UFT のインストール・ディレクトリ]\dat\DataGenerators\ ディレクトリ内に作成します。

    2. XML ファイルに次の XML を追加します。

      Copy code
      <Generators>
          <DataGenerator name="[CustomGeneratorName]" type="[GeneratorType]" title="[GeneratorTitle]" returnType="[GeneratorResultType]">
              ...
          </DataGenerator>
      </Generators>
      要素 説明
      name ジェネレータ・タイプの一意の名前。
      type

      ジェネレータ・タイプ。

      • 正規表現を使用して、値フォーマットを指定する場合:

        MICRO_FOCUS.UFT.TCG.

        MICRO_FOCUS.UFT.TCG.DataGeneration.
        Generators.RegExpGenerator

      • 標準的な文字列、数値などで値を指定する場合: 

        DataGeneration.Generators.BaseRepositoryGenerator

      title テスト設定ジェネレータに表示される生成タイプのタイトル。
      return type

      返す値のフォーマット。

      • 文字列

      • パスワード

      • 数値

      • 日付

      注: この XML ファイルに、複数のジェネレータ・タイプを追加できます。

    3. Data Generator 属性で、Parameter 要素を使用してパラメータの詳細を指定します。

      Copy code
      <Generators>
          <DataGenerator name="[CustomGeneratorName]" type="[GeneratorType]" title="[GeneratorTitle]" returnType="[GeneratorResultType]">
              <Parameters>
                  <Parameter ....  />
              </Parameters>
           </DataGenerator>
      </Generators>

      Parameter 要素の属性値は、使用するのが正規表現タイプ(MICRO_FOCUS.UFT.TCG.DataGeneration.Generators.RegExpGenerator)か標準スタイル(MICRO_FOCUS.UFT.TCG.DataGeneration.Generators.BaseRepositoryGenerator)かで異なります。

      正規表現

      name:文字列 pattern であることが必要です。

      defaultValue:標準設定の正規表現パターン。

      type:文字列 System.String であることが必要です。

      非正規表現
      • name:パラメータの一意の名前。

      • defaultValue:標準設定のパラメータ値。

      • type:文字列 System.Boolean であることが必要です。

      • title:パラメータのタイトル。

    4. 非正規表現ベースのパラメータ・タイプの場合は、Repositories 要素を追加します。

      Copy code
      <Generators>
          <DataGenerator name="[CustomGeneratorName]" type="[GeneratorType]" title="[GeneratorTitle]" returnType="[GeneratorResultType]">
               <Parameters>
                     <Parameter .... /></Parameter>
               </Parameters>
               <Repositories>
                     <Repository....  />
                    </Repository>
               </Repositories>
          </DataGenerator>
      </Generators>

      Repository 要素には、次の属性が含まれている必要があります。

      要素 説明
      name リポジトリの一意の名前。
      path

      取りうる値が含まれる Excel ファイルへのパス。

      useWhenCheck Parameter 要素に入力されるパラメータの名前。これは、いずれかのパラメータ値のチェックボックスがオンになっているときに、リポジトリを使用するよう UFT One に指示します。
      rule

      データ生成のフォーマット。

  6. 値を理想的パスまたはエラー・パスとして設定します。

    値を選択し、次のいずれかをクリックします。

    • 理想的パス:この値は、例外やエラーを発生させないことが期待されます。

    • エラー・パス:この値は、例外またはエラーを発生させることが期待されます。これは、アプリケーションのネガティブ・テストに役立ちます。

    Business Process Testing は、選択されたパラメータを緑色(理想的パス値の場合)または赤色(エラー・パス値の場合)に変更します。

  7. 選択したパラメータの組み合わせを表示します。

    取りうる値をすべてのパラメータに対して入力したら、[組み合わせの表示]をクリックします。

    • 正規パスの値:値のすべての可能な組み合わせが、[順列]タブにリストされます。

    • エラー・パスの値:エラー・パスの値を使用して、エラー・パスのすべての可能な組み合わせが[エラー パス]タブにリストされます。

  8. テストの組み合わせアルゴリズムを変更します。

    選択した組み合わせアルゴリズム(LinearPairwise、または Triplewise)に応じて、異なる設定を生成できます。

    ヒント: Pairwise]には、パラメータが 2 つ必要です。[Triplewise]には、パラメータが 3 つ必要です。

    [順列]タブの[アルゴリズム]ドロップダウン・リストから、テスト・ニーズに合う適切なアルゴリズムを選択します。それに合わせて、順列のリストが Business Process Testing によって更新されます。

    注: パラメータの数、取りうる値、組み合わせアルゴリズムによっては、生成される可能な設定の数が多くなる場合があります。Business Process Testing で表示(および生成)することができるのは、1000 までの可能な設定です。

  9. 生成する設定を選択します。

    値を[理想的パス]または[エラー パス]として定義する場合は、設定のすべてのパートを生成することもできます。

    • [順列]タブで[フィルタ]ボタンをクリックします。

    • フィルタで、生成する組み合わせタイプを選択します。

    • 必要であれば、生成される設定の名前を入力します。

  10. テスト設定を生成します。

    テストの組み合わせジェネレータの下部にある[生成]をクリックします。

    Business Process Testing が、数秒間(組み合わせの数による)以上一時停止し、テスト設定を作成します。Business Process Testing は、[<UFT のインストール・ディレクトリ]\dat\DataGenerators\ ディレクトリのすべての xml ファイル(提供された xml とカスタム xml の両方)を組み合わせのベースにします。

    設定が[プロパティ]表示枠の[テスト設定]タブに追加されます。

    • 値を[理想的パス]または[エラー パス]に定義しなかった場合は、1 つの設定が追加されます。

    • 値を[理想的パス]として定義した場合は、サフィックス _happy が付加された設定が追加されます。

    • 値を[エラー パス]として定義した場合は、サフィックス _error が付加された設定が追加されます。

    • 残りの値については、サフィックス _default が付加された設定が追加されます。

    設定はテストとともに保存され、テスト実行で使用できます。

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