Quality Insight の詳細設定

この項では、Quality Insight の詳細設定をいくつか紹介します。

インデックス作成のステータスの監視

大規模なプロジェクトのインデックスを初めて作成するときは、数時間かかる場合があります。Quality Insight のインストール後にデータの場所を変更すると、最初のインデックス作成と同じくらいの時間がかかります。これは、すべてのデータのインデックスが再作成され、インデックス作成プロセスがやり直しになるためです。インデックス作成プロセスの進行状況の監視が必要になる場合があります。

インデックス作成プロセスのステータスを監視するには、次の手順を実行します。

  1. 次の URL に HTTP GET 要求を送信します。

    http://<Quality Insight サーバ>:<ポート>/alm-fetcher-service/api/health/
  2. インデックス作成プロセスが完了すると、ステータスが "RUNNING" から "WAITING" に変わります。これは、インデックス作成が完了し、次に新しいデータがプールされるまで待機していることを示します。システムは、数時間ごとに、インデックスを作成する新しいデータがあるかどうかを照会します。

    注: _nextRuntime の値が "-1" 以外の場合、インデックス作成プロセスが完了し、プロジェクト・データを Quality Insight で検索できるようになったことを示します(_nextRuntimeが "-1"の場合、インデックス作成がまだ開始されていないか、進行中であり、初回のインデックス作成が完了していないことを示しています)。

先頭に戻る

(オプション、Windows のみ)Quality Insight の設定変更

Quality Insight のインストール後、必要に応じて、データの場所や ALM サーバの URL などの設定を変更できます。

たとえば、データを共有の場所に保存したり、Quality Insight のアップグレード時またはアンインストール時にデータが削除されないように、インストール・ディレクトリの外部のフォルダに保存したりすることができます。

注: 設定を変更すると、Quality Insight サービスが再起動するまでダウンタイムが発生する場合があります。Quality Insight のインストール後にデータの場所を変更すると、すべてのデータのインデックスが再作成されます。インデックス作成プロセスがやり直しになるため、プロジェクトのインデックスを初めて作成したときと同じくらいの時間がかかります。

Quality Insight の設定を変更および更新するには、次の手順を実行します。

  1. Windows のスタートメニューから、[すべてのプログラム]>[Micro Focus]>[Quality Insight - Update Configurations]を選択します。

    [Quality Insight - Configurations]ページが開きます。

  2. 必要な設定を編集します。

  3. Save]をクリックします。Quality Insight サービスが再起動します。

    Quality Insight が利用可能になるまで、少し時間がかかる場合があります。Quality Insight サービスの準備が整ったことを示すメッセージが表示されます。

先頭に戻る

(オプション、Windows のみ)Quality Insight サービスを実行するユーザの変更

標準設定では、Quality Insight サービスはローカル・システム・ユーザによって実行されます。Quality Insight サービスを実行するユーザを別の Windows ユーザに変更できます。Windows ユーザがサービスを実行する権限を持っていることを確認してください。

注: Quality Insight データの保存場所を共有の場所などに変更する場合は、Quality Insight マシンを実行している Windows ユーザが、指定された場所にアクセスする権限を持っていることを確認してください。

Quality Insight サービスのユーザを変更するには、次の手順を実行します。

  1. Quality Insight が実行されているマシンで Win + R を押し、[ファイル名を指定して実行]コマンド・ボックスに「services.msc」と入力して Enter を押します。[サービス]ウィンドウが開きます。

  2. MF Quality InsightMF Quality Insight ES サービスの両方を停止します。
  3. 各サービスをダブルクリックします。[<サービス> のプロパティ]ダイアログ・ボックスが開きます。
  4. ログオン]タブで、各サービスのユーザを変更します。
  5. 両方のサービスを開始します。

先頭に戻る

SSL または HTTPS での Quality Insight の実行

Quality Insight をインストールしたら、Quality Insight サーバで信頼を設定できます。この設定は、Quality Insight が HTTPS プロトコルを介して ALM サーバに接続する場合に必要です。

SSL または HTTPS で Quality Insight を実行するには、次の手順を実行します。

  1. 証明書チェーンを含むキーストア・ファイルを準備し、関連するフォルダに配置します(たとえば、<quality Insight install path>\apache-tomcat-9.0.22\conf)。詳細については、証明機関(CA)のドキュメントを参照してください。
  2. HTTPS を使用するように Apache Tomcat を設定します。
    1. <quality Insight install path>\apache-tomcat-9.0.22\conf に移動し、server.xml を開きます。
    2. 以下を追加します。

      Copy code
      <Connector port="8443" protocol="org.apache.coyote.http11.Http11NioProtocol"
      maxThreads="150" SSLEnabled="true" scheme="https" secure="true"
      clientAuth="false" sslProtocol="TLS" keystoreFile="conf/keystore.jks" keystorePass="changeit"
      sslEnabledProtocols="TLSv1,TLSv1.1,TLSv1.2"/>

      上記のプロパティについて次の表で説明します。

      プロパティ

      説明

      port

      ALM からの接続に使用される SSL ポート

      protocol

      プロトコルの詳細については、Apache Tomcat のドキュメントを参照してください

      keystoreFileキーストアのパス
      keystorePassキーストアのパスワード
      sslEnabledProtocols許可されている SSL プロトコル
  3. ALM で使用されるプライマリ、中間、および CA 証明書を Quality Insight キーストアに追加します。標準設定の場所は <JDK インストール・パス>\jre\lib\security\cacerts です。

    • Windows

      Copy code
      "%JAVA_HOME%\bin\keytool" -import -trustcacerts -alias mydomain -file certificate.crt -keystore "<JDK インストール・パス>\jre\lib\security\cacerts"
    • Linux

      Copy code
      "%JAVA_HOME%/bin/keytool" -import -trustcacerts -alias mydomain -file certificate.crt -keystore "<JDK インストール・パス>\jre\lib\security\cacerts"
  4. Quality Insight を再起動し、インストールを確認します。

    https://<Quality Insight サーバ>:<ポート>/iris-service/

    設定が正しいことを確認するメッセージが表示されます。

  5. Quality Insight で使用されるプライマリ、中間、および CA 証明書を ALM キーストアに追加します。標準設定の場所は <JDK インストール・パス>\jre\lib\security\cacerts です。

    • Windows

      Copy code
      "%JAVA_HOME%\bin\keytool" -import -trustcacerts -alias mydomain -file certificate.crt -keystore "<JDK インストール・パス>\jre\lib\security\cacerts"
    • Linux

      Copy code
      "%JAVA_HOME%/bin/keytool" -import -trustcacerts -alias mydomain -file certificate.crt -keystore "<JDK インストール・パス>\jre\lib\security\cacerts"
  6. ALM を再起動し、SSL を使用して Quality Insight を設定します。

    詳細については、https://tomcat.apache.org/tomcat-8.0-doc/ssl-howto.html を参照してください。

先頭に戻る

Quality Insight の同期開始時刻の変更

ALM サーバから Quality Insight サーバへの同期では、最終変更日が Quality Insight の同期開始時刻より後のデータのみが同期され、Quality Insight によってフェッチされます。標準設定では、同期の開始時刻は 2020-01-01 00:00:00 です。

Quality Insight の同期開始時刻を変更するには、次の手順を実行します。

  1. {installation path}\apache-tomcat-9.0.22\webapps\alm-fetcher-service\WEB-INF\classes ディレクトリにある alm-fetcher-service.properties ファイルの alm.fetch.initial.date を更新します。

    新しい日付形式は、標準設定の日付と同じく、YYYY-MM-DDHH:MM:SS にする必要があります。

  1. Windows の場合:Windows の[サービス]を開き、MF Quality Insight サービスを再起動します。

    Linux の場合:次のコマンドを使用して、Quality Insight サービスを停止および開始します。

    Copy code
    service <MF_QI> <start / stop>

先頭に戻る

Quality Insight のサーバ・ポートの変更

インストール後の Quality Insight のサーバ・ポートは 8080 です。8080 がすでに使用されている場合は、Quality Insight のサーバ・ポートを変更する必要があります。

Windows の場合:

  1. {installation path}\apache-tomcat-9.0.22\webapps\alm-fetcher-service\WEB-INF\classes ディレクトリにある alm-fetcher-service.properties ファイル内のポート番号を更新します。

    Copy code
    <Server port="8005" shutdown="SHUTDOWN">
       <Service name="Catalina">
         <Connector port="8080" protocol="HTTP/1.1" connectionTimeout="20000"
           redirectPort="8443" />

    標準設定のパスは C:\Program Files\MicroFocus\QualityInsight\apache-tomcat-9.0.22\webapps\alm-fetcher-service\WEB-INF\classes\alm-fetcher-service.properties です。

  2. {installation path}\apache-tomcat-9.0.22\conf ディレクトリにある server.xml ファイル内のポート番号を更新します。

    Copy code
    iris.server.url=http://localhost:8080

    標準設定のパスは C:\Program Files\MicroFocus\QualityInsight\apache-tomcat-9.0.22\conf\server.xml です。

Linux の場合:

  1. {installation path}/apache-tomcat-9.0.22/webapps/alm-fetcher-service/WEB-INF/classes ディレクトリにある alm-fetcher-service.properties ファイル内のポート番号を更新します。

    Copy code
    Server port="8005" shutdown="SHUTDOWN">
       <Service name="Catalina">
         <Connector port="8080" protocol="HTTP/1.1" connectionTimeout="20000"
           redirectPort="8443" />

    標準設定のパスは /var/opt/MicroFocus/QualityInsight/apache-tomcat-9.0.22/webapps/alm-fetcher-service/WEB-INF/classes/alm-fetcher-service.properties です。

  2. {installation path}/apache-tomcat-9.0.22/conf ディレクトリにある server.xml ファイル内のポート番号を更新します。

     

    Copy code
    iris.server.url=http://localhost:8080

    標準設定のパスは /var/opt/MicroFocus/QualityInsight/apache-tomcat-9.0.22/conf/server.xml です。

先頭に戻る

Quality Insight に同期されるエンティティ・フィールドの設定

ALM サーバから Quality Insight サーバに同期されるエンティティ・フィールドを定義できます。標準設定では、一部の要件フィールドと他のエンティティ・タイプのすべてのフィールドが同期されます。

同期されるエンティティ・フィールドを定義するには、次の手順を実行します。

  1. {installation path}\apache-tomcat-9.0.22\webapps\alm-fetcher-service\WEB-INF ディレクトリにある alm-fetcher-service-application-context.xml ファイルを開きます。

  2. 指定するフィールドを持つエンティティ・タイプの <util:list> 要素を見つけます。

    Example: 不具合エンティティ・タイプのフィールドを指定する場合は、次の要素を見つけます。

    <util:list id="defect-alm-fields" list-class="java.util.ArrayList" value-type="java.lang.String">    
    </util:list>
  3. 目的の <util:list> 要素で、Quality Insight に同期するフィールドの名前を追加します。

    注: エンティティ・フィールドの名前は、必ずしもフィールド・ラベルと同じではありません。フィールド名を取得するには、次の手順を実行します。

    1. 次の REST API を呼び出します。GET/qcbin/rest/domains/{domain}/projects/{project}/customization/entities/{entity name}/fields

    2. フィールドの名前は、Field 要素の Name 属性の値です。

      たとえば、<Field Label="Author"Name="owner"PhysicalName="RQ_REQ_AUTHOR"> の場合、Author フィールドのフィールド名は owner です。

    Example: 実際の修正時間、責任者、終了日、検出者などの不具合フィールドを Quality Insight に同期する場合は、不具合エンティティ・タイプの <util:list> 要素に次の値を追加する必要があります。

    <util:list id="defect-alm-fields" list-class="java.util.ArrayList" value-type="java.lang.String">
      <value>actual-fix-time</value>
      <value>owner</value>
      <value>closing-date</value>
      <value>detected-by</value>
    </util:list>
  4. MF Quality Insight サービスを再起動します。

    Windows の場合:Windows の[サービス]を開き、MF Quality Insight サービスを再起動します。

    Linux の場合:次のコマンドを使用して、Quality Insight サービスを停止および開始します。

    Copy code
    service <MF_QI> <start / stop>
  5. ダッシュボード・カードを再構築して、データのインデックスを再作成します。「ダッシュボード・カードの再構築」を参照してください。

先頭に戻る

KPI カードの最大数の設定

Quality Insight]>[Executive Dashboard]で、各ユーザが作成できる KPI カードの最大数を定義できます。標準設定では、ユーザは最大 100 個の KPI カードを作成できます。

KPI カードの最大数を設定するには、次の手順を実行します。

  1. {installation path}\apache-tomcat-9.0.22\webapps\iris-service\WEB-INF\classes ディレクトリにある iris.properties ファイルを開きます。

  2. iris-service.search.page-size.limit パラメータの値を更新します。

  3. MF Quality Insight サービスを再起動します。

    Windows の場合:Windows の[サービス]を開き、MF Quality Insight サービスを再起動します。

    Linux の場合:次のコマンドを使用して、Quality Insight サービスを停止および開始します。

    Copy code
    service <MF_QI> <start / stop>

先頭に戻る

参照情報: