WebGate Customization

WebGate Customization ツールは、WebGate クライアント・コンポーネントのカスタマイズに役立ちます。

概要

WebGate Customization は、次の場合に使用されます。

  • Web プロキシが必要である。
  • Web プロキシに認証が必要である。
  • OpenText Application Quality Management の前にある Web サーバに認証が必要である
  • 外部認証が有効になっている。

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WebGate Customization のダウンロード

ALM WebGate Customization ツールは、ツール・ページからダウンロードします。

このツールをダウンロードするには、次の手順を実行します。

  1. qcbin ページ(http://<server>:<port_number>/qcbin/)で、[ツール]リンクをクリックします。

  2. ツール・ページで、[WebGate Customization]をクリックします。

  3. [WebGate Customization]ページで、[Download Tool]をクリックします。

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WebGate Customization の実行

ダウンロードした WebGateTool.exe ファイルを実行して、WebGate Customization の設定を構成します。

この設定は、HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Mercury Interactive\TestDirector\WEB_CLNT_DEBUG および HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Mercury Interactive\TestDirector\WEB レジストリ・キーで維持されます。

Web サーバの設定

Web Server Settings]タブでは、Web サーバの資格情報、Web クライアント証明書、および一般的な HTTP 設定を構成します。

オプション 説明
Web Server Credentials

Web サーバが SSO などでユーザ資格情報を必要とする場合は、[Web Server Username]、[Web Server Password]、および[Domain]を入力します。

Web サーバのロード時に資格情報の入力を強制するには、[Always ask for credentials]を選択します。

Headers

SSO ユーザの場合、[Add basic authentication header]を有効にし、Cookie が存在する場合にヘッダを追加するかどうかを選択します。

  • SSO ユーザの場合、テスト・ツールと Microsoft アドインの接続を許可するには、このオプションを選択する必要があります。
  • SSO ユーザの場合、不正な要求に対応する HTTP 認証エラー・コードが SSO 応答に含まれていない場合に備えて、このオプションを選択する必要があります。
WebClient Certificates

HTTP サーバが認証にクライアント証明書を必要とする場合は、[Use client certificate]を選択し、目的のモードに応じてクライアント証明書を定義します。モードを選択した後、[Select]をクリックして証明書を選択します。

  • Not specify mode:特定の実行モードは設定されませんが、OTA スクリプトはユーザ・ダイアログを表示します。

  • Interactive mode:OTA スクリプトはユーザ・ダイアログを表示します。

  • Non-interactive mode.OTA スクリプトはユーザ・ダイアログを表示しません。

注:スマート・カード認証環境で UFT テストを実行するには、[Non-interactive mode]を選択し、有効なクライアント証明書を選択します。クライアント証明書を発行した証明機関が、現在のユーザの信頼されたルート証明機関リストに追加されていることを確認します。

General HTTP Settings

次の HTTP 設定を設定します。

  • Connection Timeout:ALM クライアントまたは OTA スクリプトとサーバの間の HTTP 接続のタイムアウトを秒単位で設定します。

  • Enable HTTP Compression:サーバからクライアントへの HTTP トラフィックが、標準的な HTTP 準拠の gzip 圧縮で圧縮されます。

  • Use Default User Agent:サーバに対する HTTP 要求のユーザ・エージェント値を調整します。TeamSoft WinInet コンポーネントを使用するには、このチェックボックスを選択します。それ以外の場合、ユーザ・エージェントは Internet Explorer の場合と同じです。

QCCH - SSL Type ドロップダウン・リストから QCCH(QC Connectivity Helper)接続の SSL タイプを選択します。

プロキシ設定

Proxy Settings]タブでは、プロキシ・サーバとプロキシ資格情報を設定します。

オプション 説明
Proxy

プロキシ・サーバのタイプを選択します。

  • Use a Proxy Server:クライアントまたは OTA スクリプトがプロキシを使用してサーバに接続する場合は、このオプションを選択します。[Proxy Port]にプロキシ・サーバのポートを入力し、[Proxy Server]にプロキシ・サーバの IP またはマシン名を入力します。

  • Use System Proxy Server:クライアントまたは OTA スクリプトがシステム・プロキシ設定を使用してサーバに接続する場合は、このオプションを選択します。このオプションと[Use a Proxy Server]オプションは、どちらか一方しか選択できません。

  • Bypass Proxy Server:クライアントまたは OTA スクリプトがサーバへの接続にプロキシを使用しない場合は、このオプションを選択して、プロキシ設定をバイパスします。

Proxy Credentials

プロキシ・サーバがユーザ資格情報を必要とする場合は、[Proxy Username]、[Proxy Password]、および[Domain]を入力します。

Web サーバのロード時に資格情報の入力を強制するには、[Always ask for credentials]を選択します。

注:Always ask for credentials]を選択すると、ALM Explorer は、ツールで指定されている場合でも、Web/プロキシ資格情報を要求します。ユーザが ALM Explorer を使用していない場合は、このオプションを選択しないでください。

ログ設定

Log Settings]タブでは、ログ・ファイルを設定します。

オプション 説明
Write Client Side Log File ログ・ファイルを作成するには、[Write Client Side Log File]を選択し、ログ・ファイルが作成されるパスを指定します。

認証設定

Authentication Settings]タブでは認証モードを設定します。

オプション 説明
Authentication Mode API キー認証モードの場合は[API Key]と[Secret]を入力します。

共有ログイン設定

Shared Login Settings]タブでは、SSO 認証、ALM Client Launcher 認証、Business Views Microsoft Excel Add-in 認証などの外部認証のブラウザとタイムアウトを設定します。

オプション 説明
Use Custom User Agent

カスタム・ユーザ・エージェントを使用する場合は、このオプションを選択し、ユーザ・エージェント文字列を指定します。

以前のバージョンで ALM SharedLoginModule ユーザ・エージェントを使用している場合、アップグレード後、ユーザ・エージェントは次のように置き換えられます。

Mozilla / 5.0(Windows NT 10.0; WOW64; Trident / 7.0; rv: 11.0) like Gecko

別のユーザ・エージェントを使用するには、上記の文字列を、ご自身のカスタム・ユーザ・エージェント文字列と置き換えます。

Use embedded web browser
  • このオプションを選択すると、DISABLE_SLM_WITH_DEFAULT_WEBBROWSER サイト・パラメータの設定に関係なく、組み込みブラウザで認証されます。

    IE Mode:このオプションは、IE モードの組み込みブラウザを使用して認証を強制します。これは通常、特定の認証メカニズムまたは設定が必要なシナリオで使用されます。たとえば、Edge モードで埋め込みブラウザを読み込む際に互換性の問題がある場合、システムが IE コア機能に依存するレガシー・システムとやり取りする場合、またはアプリケーションが IE コア向けに最適化されたカスタム認証メカニズムを使用する場合は、このオプションを選択できます。

  • このオプションを選択しない場合は、DISABLE_SLM_WITH_DEFAULT_WEBBROWSER サイト・パラメータの設定に関係なく、標準設定の Web ブラウザで認証されます。

Authentication timeout

標準設定の Web ブラウザでの認証にのみ利用できます。

認証が期限切れになるまでの時間を秒単位で設定します。

タイムアウトは最大 120 秒に設定できます。標準設定では 60 です。

ランチャーの設定

Launcher Settings]タブでは、ALM Client Launcher のログと高解像度表示を有効にできます。

オプション 説明
Enable Launcher Log File ALM Client Launcher のログのオンとオフを切り替えます。
Log Path ALM Client Launcher ログが有効な場合、ログ・ファイルの保存場所を指定します。
Log Level

ALM Client Launcher ログが有効な場合、ALM Client Launcher で作成するログ・ファイルのタイプを選択します。

  • All:すべてのイベントを記録します。

  • Information:情報メッセージを記録します。

  • Warning:有害である可能性がある状況を記録します。

  • Error:エラー・イベントを記録します。

  • Debug:デバッグに最も役立つイベントを記録します。

Support High-DPI Mode 高解像度表示で ALM Client Launcher を使用する場合は、このオプションを選択します。
Enable Large UI ALM Client Launcher を大きなフォントで表示するかどうかを選択します。

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コマンド・ラインからの WebGate Customization の実行

WebGate Customization はコマンド・ラインから実行できます。

  • コマンド・ラインから[WebGate Customization]ダイアログ・ボックスを開くには、「WebGateTool.exe」と入力します。
  • WebGate Customization をサイレント・モードで実行するには、「WebGateTool.exe /silent」の後に適切なパラメータを入力します。以下はパラメータのリストです。

    パラメータ名ショートネーム
    SilentS
    UseProxyP
    UseIEProxyIE
    BypassProxyBP
    ProxyPortPrP
    ProxyUrlPrU
    ProxyUserDomainPrUD
    ProxyUserNamePrUN
    ProxyPasswordPrUP
    ProxyAlwaysAskCredsPrAC
    ShouldFilterCertificatesCeF
    CertSNForNotspecifyModeCeNS
    CertSNForInteractiveModeCeI
    CertSNForNoninteractiveModeCeNI
    IISUserDomainSUD
    IISUserNameSUN
    IISPasswordSUP
    IISAlwaysAskCredsSAC
    ConnectionTimeoutCTO
    AcceptCompressedResponseACR
    UserAgentUA
    SslTypeSSLT
    AddBasicAuthHeaderABAH
    ForceAddBasicAuthHeaderFABAH
    MakeLogML
    LogPathLP

    注:  

    • ブール値パラメータを y または n に設定します。たとえば、/MakeLog=y または/ML=Y のように設定します。

    • パラメータ値にスペースが含まれる場合は、引用符を使用します。たとえば、/LogPath="d:\my docs" のように設定します。

    Example: サイレント・モードでログ・パスを設定し、ログの作成を有効にするには、WebGateTool.exe /Silent /LogPath="C:\logs" /MakeLog=y または WebGateTool.exe /s /lp="C:\logs" /ml=y を実行します。

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注意事項と制限事項

Webgate Customization には次の制限があります。

  • WebGate Customization は、Internet Explorer から直接実行できません。WebGate Customization を実行するには、リンクを右クリックしてファイルをハード・ドライブに保存します。次に、ダウンロードしたファイルをダブルクリックします。
  • Proxy Username]には、ドメインとユーザ名をドメイン\ユーザ名として指定する必要があります。[Domain]は空白にする必要があります。
  • WebClient Certificate]は、一度有効にすると無効にできません。
  • 選択する[WebClient Certificate]のリストには、信頼された証明機関(CA)からの証明書だけでなく、すべての証明書が表示されます。
  • Add basic authentication header]を有効にして、[Add when a cookie is present]を選択し、Internet Explorer から実行すると、不要な認証ウィンドウが表示されます。このウィンドウは無視してください。

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