タイムスロットの予約の概要
OpenText Application Quality Management によって、次のようにタイムスロットが自動的に予約されます。
- OpenText Enterprise Performance Engineering プロジェクトを使用する場合、OpenText Application Quality Management 自体もデータ処理タスクに必要なリソースを予約します。
- 特定のホスト操作を実行する場合、メンテナンス・タイムスロットが自動的に作成されます。
タイムスロットは、OpenText Application Quality Management の Continuous Delivery ソリューションの主要コンポーネントです。これらの環境設定は、アプリケーション開発の効率化、信頼性、および短縮化を実現する自動化されたエンドツーエンドのデプロイメントとテスト・フレームワークを容易にします。このプロセスの一部としてタイムスロットを使用する方法の詳細については、アプリケーションのデプロイおよびテストを参照してください。
タイムスロットの予約のタイプ
タイムスロットは、直ちに使用するために予約することも、後で使用できるように前もって予約しておくこともできます。この項では、さまざまな観点からタイムスロット予約の種類について説明します。
タイムスロットの即時予約をスケジュールすると、目前のタスクのリソースが予約されます。
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管理:特定のホストでパッチのインストールなどの管理タスクを実行する場合、タスクを開始するときにホストが利用可能であれば、要求されたホストがメンテナンス・タイムスロットで自動的に予約され、そのホストはタスクの継続中に他の目的に使用できなくなります。
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テスト:サーバ側の実行を使用して(機能テスト・セット内からなど)テストを実行する場合、テストの実行を開始する前にテストに必要な時間とリソースを指定します。OpenText Application Quality Management は、必要なリソースがテストの実行に必要な時間に対して現在利用可能であるかどうかを確認します。必要なリソースが利用できない場合、その時間にテストを実行できません。後で再試行する必要があります。
例: 実行する機能テスト・セットに VAPI-XP テスト・インスタンスが含まれる場合、OpenText Application Quality Management は、VAPI-XP 目的が割り当てられたテスティング・ホストが現在あるかどうかを確認します。VAPI-XP テスティング・ホストがない場合、テストを実行できません。
テストの実行に必要なテスト・リソースがわかっている場合や、メンテナンスの実行が必要なホストがわかっている場合は、指定する時間の間、テスト用のリソースを事前に予約できます。
テスト・タイムスロットにリソースを予約する場合、次の 3 種類のタイムスロットの予約があります。
- 機能テスト・セット:自動テスト・インスタンスをいくつか持つ 1 つの機能テスト・セットを実行するのに必要なリソースを予約できます。これらのテストは連続して実行されます。
- パフォーマンス・テスト:パフォーマンス・テストの 1 つのインスタンスを実行するのに必要なリソースを予約できます。
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ビルド検証スイート:ビルドの全体的なステータスを確認する目的でパフォーマンス・テストの 1 つのインスタンスとともにいくつかの機能テスト・セットを実行するのに必要なリソースを予約できます。テスト・セット内のテストが連続して実行され、その後に 1 つのパフォーマンス・テストが実行されます。このタイプのタイムスロット予約を使用すると、プロビジョニング、デプロイメントなどのためにシステムを Continuous Delivery Automation(CDA)と統合することができます。詳細については、ビルド検証スイートを参照してください。
テスト・タイムスロットの予約時に、特定のホストまたは自動適合ホストのいずれかを予約できます。つまり、テストまたはテスト・セットを実行するホストを明確に指定し、そのホストが利用可能な場合は予約できます。また、自動適合ホストを要求して、選択した条件に一致するプロパティを持つ、利用可能なホストが割り当てられるようにすることもできます。
テスト・ラボ・モジュールでテスト・セットにテスト・インスタンスを追加すると、テスト・タイプに基づいて、適合ホストがテスト・インスタンスに自動的に割り当てられます。テスト・ラボ・モジュールの[要求されたホスト]タブを使用すると、タイムスロットを予約する前にテスティング・ホストの割り当てを変更できます。また、この割り当てはタイムスロットの予約の中で変更できます。
パフォーマンス・テストのタイムスロットでは、少なくとも 1 つの Controller と 1 つの Load Generator を選択する必要があります。詳細については、OpenText Enterprise Performance Engineering ヘルプを参照してください。
機能テスト・セットとメンテナンス・タイムスロットには、少なくとも 1 つのホストを選択する必要があります。
タイムスロットの予約は、要求されたすべてのリソースが利用可能である場合のみ成功します。
ヒント: 予約したタイムスロットは、プロジェクトのすべてのユーザが使用できます。