クラウド上の Load Generator のカスタム・イメージの作成

このトピックでは,さまざまなクラウド環境に対応したカスタム・イメージの作成方法について説明します。

Amazon – Windows

本項では,Windows 環境で Amazon 用のカスタム・イメージを作成する方法について説明します。

手順 1: Windows Server 2012 R2 インスタンスのプロビジョニング

クラウド・コンソールから新しいインスタンスを起動します。最新の Windows Server 2012 R2 Standard x64 イメージを使用してください。[シャットダウン動作]が[終了]に設定されていることを確認します。詳細については,AWS ドキュメントを参照してください。

注: .NET Framework 4.5 が有効になっていることを確認してください。詳細については,https://technet.microsoft.com/en-us/library/dn482071.aspx を参照してください。

手順 2: スタンドアロンの Load Generator のインストール

  1. 管理者アカウントを使用してサーバに接続します。

  2. UAC(ユーザ・アカウント制御)と LUA(制限ユーザ・アカウント)を無効にします。

    1. Load Generator スタンドアロンをインストールする前に,マシンでユーザ・アカウント制御(UAC)を無効にします。詳細については,Microsoft のドキュメントを参照してください。

    2. レジストリ・エディタで HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System\EnableLUA を開き,「EnableLUA」の値データを「0」に変更します。

  3. 標準設定の LRE モードでクラウド・マシンに LG SA(Load Generator スタンドアロン)をインストールし,Network Virtualization をインストールします。セットアップ・ファイルは,LoadRunner インストール・パッケージの Standalone Applications フォルダにあります。

    注:  

    • LG SA を C:\LoadGenerator などの標準設定以外の場所にインストールします。

    • インストール時に,[Specify certificate]オプションをクリアします。

    • フル・インストール・リリースの場合,LG SA のインストールとは,フル・ビルド(たとえば,2020.0)のインストールを意味します。

    • パッチ・インストール・リリースの場合,LG SA のインストールとは,以下の手順 3 で Load Generator を設定する前に,フル・ビルドとパッチをインストールすることを意味します。

手順 3: Load Generator マシンの設定

  1. セキュリティを強化するために,IUSR_METRO のパスワードを変更することをお勧めします。

  2. 次のコマンドを使用して,ファイアウォールをオフにします。

    netsh advfirewall set allprofiles state off

  3. [IE セキュリティ強化の構成]を無効にします。

    1. マシン上で[サーバー マネージャー]を開きます。

    2. ローカル サーバー]メニューで,[IE セキュリティ強化の構成]オプションを[オフ]に設定します。

    3. 追加の設定が必要な場合は,TruClient ヘルプセンタートラブルシューティング情報を確認してください。

  4. Internet Explorer を次のように設定します。

    1. 管理者ユーザから IUSR_METRO ユーザに切り替えます。リモート・デスクトップ・セッションからログアウトし,IUSR_METRO ユーザで再度ログオンします。

    2. Internet Explorer を開き,次のように設定します。

      アクション
      説明
      [互換表示設定]を無効にする Internet Explorer で,[ツール]>[互換表示設定]を選択し,両方のチェック・ボックスをクリアします。
      [セキュリティ]設定を変更する

      Internet Explorer で,[ツール]>[インターネット オプション]を選択し,[セキュリティ]タブをクリックします。

      インターネット]セキュリティ・ゾーンで,次の手順を実行します。

      • セキュリティのレベルを[]に下げます。

      • 保護モードを有効にする]の設定をクリアします。

      信頼済みサイト]ゾーンで,次の手順を実行します。

      • セキュリティのレベルを[中低]に下げます。

  5. 一時フォルダの設定を変更します。

    [システムのプロパティ]>[環境変数]で,以下の値を変更します。

    • IUSR_METRO の標準設定のパスを C:\Temp に変更。

    • システム・アカウントの一時フォルダを C:\Temp に変更(標準設定では C:\Windows\Temp)。

  6. IUSR_METRO ユーザから管理者ユーザに切り替えます。リモート・デスクトップ・セッションからログアウトし,管理者ユーザで再度ログオンします。

  7. 次のコマンドを使用して,LGCloudAgent サービスを登録します。

    sc create LGCloudAgent binPath= "c:\Program Files (x86)\Micro Focus\Load Generator\bin\LGCloudAgent.exe" start= auto

  8. プロセス(lr_bridge,mdrv など)の起動時に IUSR_METRO ユーザ・アカウントを使用するようにサービスを設定します。

    1. コマンド・プロンプトで,ディレクトリを <Load Generator インストール・フォルダ>\launch_service \bin に変更し,次のコマンドを実行します。

      magentservice.exe -remove

      magentservice.exe -install iusr_metro <user password>

    2. 次の手順を実行して,alagent サービスのユーザ情報を更新します。

      コマンド・プロンプトで,ディレクトリを <Load Generator インストール・フォルダ>\al_agent\bin に変更し,次のコマンドを実行します。

      alagentservice.exe -remove

      alagentservice.exe -install iusr_metro <user password>

  9. 次のコマンドを実行して,LoadRunnerAgent サービスと RemoteManagementAgent サービスのスタートアップの種類を変更します。

    sc config LoadRunnerAgent start= demand

    sc config remotemanagementagent start= demand

  10. TruClient スクリプトが IE ローカル・ストレージにアクセスする際のログオン・タイプを更新します。

    1. <Load Generator のインストール・フォルダ>\launch_service \dat フォルダで logon_user_config_file.cfg ファイルを開きます。

    2. LogonType の値を「LOGON32_LOGON_INTERACTIVE」に変更し,ファイルを保存します。

    3. サービス・コンソールを開き,LoadRunner Agent サービスを再起動します。

  11. IUSR_METRO からのリモート・ログインを拒否します。

    1. コマンド・プロンプトから lusrmgr.msc を実行して,[ローカル ユーザーとグループ]コンソールを開きます。

    2. Administrators]グループをクリックし,IUSR_METRO がリストに含まれるようにします。

    3. Remote Desktop Users]グループをクリックし,管理者ユーザのみがリスト含まれるようにします(Administrators グループではない)。

    4. コマンド・プロンプトから secpol.msc を実行して,[ローカル セキュリティ ポリシー]コンソールを開きます。

    5. ローカル ポリシー]を展開し,[ユーザー権利の割り当て]を選択します。

    6. リモート デスクトップ サービスを使ったログオンを許可]ポリシーを開き,Remote Desktop Users のみが含まれるようにします。

手順 4: イメージの準備

  1. Load Generator インストーラのダウンロード,展開,インストールによって作成されたすべての一時データを削除します。

  2. EC2Config ユーティリティを実行します。管理者パスワードを[Random]に設定し,[Shutdown with SysPrep]を選択します。

    注: 実行中のインスタンスから Amazon マシン・イメージ(AMI)を作成しないでください。次のような結果になります。

    • キー・ペアを使用して管理者パスワードを取得できない。

    • プロビジョニング時にサービスが開始されていないため,Load Generator をテストの実行に使用できない。

手順 5: インスタンスからのイメージの作成

  1. インスタンスから AMI を作成します。

    • LR-PC_Load_Generator_<バージョン>_<OS> テンプレートに従って,名前(たとえば,LR-PC_Load_Generator_20.00_Win2012R2)を設定します。

    • 説明を ״LR LG, PC Compatible״ および ״version{<バージョン>}״ テンプレートに設定します(たとえば,״LR LG, PC Compatible, version{20.00}")。

    • Delete on Termination]チェック・ボックスを選択します。

  2. 必要なすべてのリージョンにイメージをコピーします。新しいイメージがアクティブな状態になった後,その各イメージに正しいタグと権限が設定されていることを確認します。

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Amazon - Ubuntu

本項では,Ubuntu 上で Amazon 用のカスタム・イメージを作成する方法について説明します。

手順 1: Ubuntu 16.04 x64 インスタンスのプロビジョニング

クラウド・コンソールから新しいインスタンスを起動します。最新の Ubuntu Server 16.04 x64 イメージを使用してください。[シャットダウン動作]が[終了]に設定されていることを確認します。詳細については,AWS ドキュメントを参照してください。

手順 2: Load Generator スタンドアロンのインストール

  1. 作成したインスタンスに接続しubuntu としてサインインします。

  2. 次のコマンドを実行して,イメージを更新します。

    sudo

    dpkg --add-architecture i386 && sudo apt-get update && sudo apt-get -y upgrade && sudo apt-get -y install libc6-i386 lib32stdc++6 lib32ncurses5 libkrb5support0:i386 libkeyutils1:i386 gsoap:i386 mc libglib2.0-0:i386 libidn11:i386

  3. クラウド・マシンに LG SA(Load Generator スタンドアロン)をインストールし,Network Virtualization をインストールします。セットアップ・ファイルは,LoadRunner インストール・パッケージの Standalone Applications フォルダにあります。

    インストール中に,すべての標準設定を受け入れます。証明書のインストール・ステップと Load Generator の起動はスキップします。

    注: LG SA のインストールとは,フル・ビルドをインストールすることです(Linux インストーラは常にフル・インストーラです)。

  4. 次の行を /etc/rc.local に挿入します。

    export LD_LIBRARY_PATH=/opt/MF/MF_LoadGenerator/bin

    export PRODUCT_DIR=/opt/MF/MF_LoadGenerator

    export M_LROOT=/opt/MF/MF_LoadGenerator

    /opt/MF/MF_LoadGenerator/bin/LgCloudAgent

手順 3: インスタンスからのイメージの作成

  1. インスタンスから AMI を作成します。

    • LR-PC_Load_Generator_<バージョン>_<OS> テンプレートに従って,名前を設定します(たとえば,LR-PC_Load_Generator_20.00_Ubuntux64)。

    • 説明を ״LR LG, PC Compatible״ および ״version{<バージョン>}״ テンプレートに設定します(たとえば,״LR LG, PC Compatible, version{20.00}״)。

    • Delete on Termination]チェック・ボックスを選択します。

  2. 必要なすべてのリージョンに AMI をコピーします。すべてのタグと権限が新しいイメージのそれぞれにコピーされていることを確認します。

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Azure - Windows

本項では,Windows 環境で Azure 用のカスタム・イメージを作成する方法について説明します。

手順 1: Windows Server 2012 R2 仮想マシンのプロビジョニング

Azure ポータルで,[仮想マシン (クラシック)]に移動し,新しい仮想マシンを作成します。最新の Windows Server 2012 R2 Standard x64 イメージを使用し,デプロイ・モデルを「クラシック」に設定します。詳細については,Azure ドキュメントを参照してください。

注: .NET Framework 4.5 が有効になっていることを確認してください。詳細については,https://technet.microsoft.com/en-us/library/dn482071.aspx を参照してください。

手順 2: Load Generator スタンドアロンのインストール

  1. 管理者アカウントを使用してサーバに接続します。

  2. UAC(ユーザ・アカウント制御)と LUA(制限ユーザ・アカウント)を無効にします。

    1. Load Generator スタンドアロンをインストールする前に,マシンでユーザ・アカウント制御(UAC)を無効にします。詳細については,Microsoft のドキュメントを参照してください。

    2. レジストリ・エディタで HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System\EnableLUA を開き,「EnableLUA」の値データを「0」に変更します。

  3. 標準設定の LRE モードでクラウド・マシンに LG SA(Load Generator スタンドアロン)をインストールし,Network Virtualization をインストールします。セットアップ・ファイルは,LoadRunner インストール・パッケージの Standalone Applications フォルダにあります。

    注:  

    • LG SA を C:\LoadGenerator などの標準設定以外の場所にインストールします。

    • インストール時に,[Specify certificate]オプションをクリアします。

    • Windows の Load Generator の場合:

    • フル・インストール・リリースの場合,LG SA のインストールとは,フル・ビルド(12.60 または 2020.00 など)のインストールを意味します。

    • パッチ・インストール・リリースの場合,LG SA のインストールとは,以下の手順 3 で Load Generator を設定する前に,フル・ビルドとパッチをインストールすることを意味します。

手順 3: Load Generator マシンの設定

  1. セキュリティを強化するために,IUSR_METRO のパスワードを変更することをお勧めします。

  2. 次のコマンドを使用して,ファイアウォールをオフにします。

    netsh advfirewall set allprofiles state off

  3. [IE セキュリティ強化の構成]を無効にします。

    1. マシン上で[サーバー マネージャー]を開きます。

    2. ローカル サーバー]メニューで,[サーバー マネージャー]>[IE ESC の構成]を選択し,[IE セキュリティ強化の構成]を[オフ]に設定します。

  4. Internet Explorer を次のように設定します。

    1. 管理者ユーザから IUSR_METRO ユーザに切り替えます。リモート・デスクトップ・セッションからログアウトし,IUSR_METRO ユーザで再度ログオンします。

    2. Internet Explorer を開き,次のように設定します。

      アクション
      説明
      [互換表示設定]を無効にする Internet Explorer で,[ツール]>[互換表示設定]を選択し,両方のチェック・ボックスをクリアします。
      [セキュリティ]設定を変更する

      Internet Explorer で,[ツール]>[インターネット オプション]を選択し,[セキュリティ]タブをクリックします。

      インターネット]セキュリティ・ゾーンで,次の手順を実行します。

      • セキュリティのレベルを[]に下げます。

      • 保護モードを有効にする]の設定をクリアします。

      信頼済みサイト]ゾーンで,次の手順を実行します。

      • セキュリティのレベルを[中低]に下げます。

  5. 一時フォルダの設定を変更します。

    [システムのプロパティ]>[環境変数]で,以下の値を変更します。

    • IUSR_METRO の標準設定のパスを C:\Temp に変更。

    • システム・アカウントの一時フォルダを C:\Temp に変更(標準設定では C:\Windows\Temp)。

  6. IUSR_METRO ユーザから管理者ユーザに切り替えます。リモート・デスクトップ・セッションからログアウトし,管理者ユーザで再度ログオンします。

  7. 次のコマンドを使用して,LGCloudAgent サービスを登録します。

    sc create LGCloudAgent binPath= "c:\Program Files (x86)\Micro Focus\Load Generator\bin\LGCloudAgent.exe" start= auto

  8. プロセス(lr_bridge,mdrv など)の起動時に IUSR_METRO ユーザ・アカウントを使用するようにサービスを設定します。

    1. コマンド・プロンプトで,ディレクトリを <Load Generator インストール・フォルダ>\launch_service \bin に変更し,次のコマンドを実行します。

      magentservice.exe -remove

      magentservice.exe -install iusr_metro <user password>

    2. 次の手順を実行して,alagent サービスのユーザ情報を更新します。

      コマンド・プロンプトで,ディレクトリを <Load Generator インストール・フォルダ>\al_agent\bin に変更し,次のコマンドを実行します。

      alagentservice.exe -remove

      alagentservice.exe -install iusr_metro <user password>

  9. 次のコマンドを実行して,LoadRunnerAgent サービスと RemoteManagementAgent サービスのスタートアップの種類を変更します。

    sc config LoadRunnerAgent start= demand

    sc config remotemanagementagent start= demand

  10. VuGen スクリプトが IE ローカル・ストレージにアクセスする際のログオン・タイプを更新します。

    1. <Load Generator のインストール・フォルダ>\launch_service \dat フォルダで logon_user_config_file.cfg ファイルを開きます。

    2. LogonType の値を「LOGON32_LOGON_INTERACTIVE」に変更し,ファイルを保存します。

    3. サービス・コンソールを開き,LoadRunner Agent サービスを再起動します。

  11. IUSR_METRO からのリモート・ログインを拒否します。

    1. コマンド・プロンプトから lusrmgr.msc を実行して,[ローカル ユーザーとグループ]コンソールを開きます。

    2. Administrators]グループをクリックし,IUSR_METRO がリストに含まれるようにします。

    3. Remote Desktop Users]グループをクリックし,管理者ユーザのみがリスト含まれるようにします(Administrators グループではない)。

    4. コマンド・プロンプトから secpol.msc を実行して,[ローカル セキュリティ ポリシー]コンソールを開きます。

    5. ローカル ポリシー]を展開し,[ユーザー権利の割り当て]を選択します。

    6. リモート デスクトップ サービスを使ったログオンを許可]ポリシーを開き,Remote Desktop Users のみが含まれるようにします。

  12. 仮想マシンを再起動します。

手順 4: イメージの準備

  1. 管理者アカウントを使用してサーバに接続し,Load Generator インストーラのダウンロード,展開,インストールによって作成されたすべての一時データを削除します。

  2. 次のように,[一般化する]オプションと[シャットダウン]オプションを使用して,システム準備ツールを実行します。

    1. 管理者として[コマンド プロンプト]ウィンドウを開きます。ディレクトリを %windir%\system32 \sysprep に変更し,sysprep.exe を実行します。

    2. [システム準備ツール]ダイアログ・ボックスで,[システムの OOBE (Out-of-Box Experience) に入る]を選択し,[一般化する]チェック・ボックスを選択します。

    3. シャットダウン オプション]で,[シャットダウン]を選択し,[OK]をクリックします。

    4. Sysprep が完了すると,仮想マシンがシャットダウンされます。VM を再起動しないでください。

  3. SSL 証明書を作成して,Azure にアップロードする必要があります。

    1. 必須ソフトウェアをインストールします。

    2. OpenSSL 環境を設定します。

      1. 次のコマンドを実行します。

        set OPENSSL_CONF=C:\OpenSSL-Win32\bin\openssl.cfg

        cd C:\OpenSSL-Win32\bin

        openssl req -newkey rsa:2048 -new -nodes -x509 -days 3650 -keyout myazurekey.pem -out myazurekey.pem

      2. 必要な情報を入力します。求められた場合,Enter キーを押して,各操作を確認します。

    3. 証明書を作成します。

      次のコマンドを実行します。

      openssl x509 -inform PEM -in myazurekey.pem -outform DER -out myazurekey.cer

      myazurekey.cer ファイルが,C:\OpenSSL-Win32\bin フォルダに作成されます。

    4. 証明書を Azure マシンにアップロードします。

      Azure コンソールから[設定]>[管理証明書]ビューを使用して,myazurekey.cer ファイルを Azure にアップロードします。

手順 5: 仮想マシンからのイメージの作成

注: この手順を始める前に,仮想マシンの状態を[停止済み]にする必要があります。

  1. 仮想マシンからイメージを作成し,次のように設定します。

    • LR-PC_Load_Generator_<バージョン>_<OS>という形式で[イメージの名前]を設定します。例:

      LR-PC_Load_Generator_12.60_Win2012R2

    • イメージの説明 (ラベル)]を LR LG, PC Compatible,version{<バージョン>} という形式で設定します。次に例を示します。

      LR LG, PC Compatible, version{12.60}

    • 仮想マシン上で Sysprep を実行しました]チェック・ボックスを選択します。この設定により,キャプチャの完了後に仮想マシンが削除されます。

  2. 新しいイメージは,[VM イメージ (クラシック)]メニューで利用できます。

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Azure - Ubuntu

本項では,Ubuntu 上で Azure 用のカスタム・イメージを作成する方法について説明します。

手順 1: Ubuntu 16.04 x64 仮想マシンのプロビジョニング

Azure ポータルで,[仮想マシン (クラシック)]に移動し,新しい仮想マシンを作成します。最新の Ubuntu Server 16.04 x64 イメージを使用してください。詳細については,Azure ドキュメントを参照してください。

手順 2: Load Generator スタンドアロンのインストール

  1. 作成した仮想マシンに接続します。

  2. 次のコマンドを実行して,イメージを更新します。

    sudo apt-get update

    sudo apt-get upgrade

  3. クラウド・マシンに LG SA(Load Generator スタンドアロン)をインストールし,Network Virtualization をインストールします。セットアップ・ファイルは,LoadRunner インストール・パッケージの Standalone Applications フォルダにあります。

    インストール中に,すべての標準設定を受け入れます。証明書のインストール・ステップと Load Generator の起動はスキップします。

    注: LG SA のインストールとは,フル・ビルドをインストールすることです(Linux インストーラは常にフル・インストーラです)。

  4. 次の行を /etc/rc.local に挿入します。

    export LD_LIBRARY_PATH=/opt/MF/MF_LoadGenerator/bin

    export PRODUCT_DIR=/opt/MF/MF_LoadGenerator

    export M_LROOT=/opt/MF/MF_LoadGenerator

    /opt/MF/MF_LoadGenerator/bin/LgCloudAgent

  5. 次のコマンドを実行します。

    sudo waagent -deprovision

  6. インスタンスをシャットダウンし,停止したことを確認します。

手順 3: イメージの準備

SSL 証明書を作成して,Azure にアップロードする必要があります。

  1. 必須ソフトウェアをインストールします。

  2. OpenSSL 環境を設定します。

    1. 次のコマンドを実行します。

      set OPENSSL_CONF=C:\OpenSSL-Win32\bin\openssl.cfg

      cd C:\OpenSSL-Win32\bin

      openssl req -newkey rsa:2048 -new -nodes -x509 -days 3650 -keyout myazurekey.pem -out myazurekey.pem

    2. 必要な情報を入力します。求められた場合,Enter キーを押して,各操作を確認します。

  3. 証明書を作成します。

    次のコマンドを実行します。

    openssl x509 -inform PEM -in myazurekey.pem -outform DER -out myazurekey.cer

    myazurekey.cer ファイルが,C:\OpenSSL-Win32\bin フォルダに作成されます。

  4. 証明書を Azure マシンにアップロードします。

    Azure コンソールから[設定]>[管理証明書]ビューを使用して,myazurekey.cer ファイルを Azure にアップロードします。

手順 4: 仮想マシンからのイメージの作成

ヒント: Azure のヘルプも参照してください。

  1. 次の構文を使用して,仮想マシンからイメージを作成します

    %LR_PATH%\bin\AzureCaptureRole.exe -s $subscription_id -c $path_to_certificate_file -n $vmname -i $image_name -v $lr_version --proxy proxy_url

    次のガイドラインに従ってください。

    • LR-PC_Load_Generator_<version>_<OS> という形式で[イメージの名前]を設定します。次に例を示します。

      LR-PC_Load_Generator_12.62_Win2012R2

    • イメージの説明 (ラベル)]を LR LG, PC Compatible,version{<バージョン>} という形式で設定します。次に例を示します。

      LR LG, PC Compatible, version{12.62}

    • 仮想マシン上で Sysprep を実行しました]チェック・ボックスを選択します。この設定により,キャプチャの完了後に仮想マシンが削除されます。

  2. 新しいイメージは,[VM イメージ (クラシック)]メニューで利用できます。

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Google クラウド - Windows

Google クラウド – Windows 用のカスタム・イメージを作成するには,次の手順を実行します。

  1. Google Compute SDK をインストールします。https://cloud.google.com/sdk/ からダウンロードできます。

  2. ブラウザから SDK の Web インタフェースを使用して,次の手順を実行します。

    1. 任意の名前を持つネットワーク(この例では,network1)を定義して,次のルールを追加します。

      名前
      ソース・タグ/IP 範囲
      許可するプロトコル/ポート
      ターゲット・タグ
      default-allow-lg 0.0.0.0/0 tcp:54345(LR エージェント・ポート) hp-lr-lg
      default-allow-rdp 0.0.0.0/0 tcp:3389 rdp
    2. 次の手順でインスタンスを作成します。

      1. インスタンスの名前(たとえば,instance1)を入力します。
      2. インスタンスのリージョン(たとえば,us-central1-a)を指定します。
      3. マシン・サイズに g1-small(1 vCPU,1.7 GB RAM)以上を指定します。
      4. オペレーティング・システムとして Windows Server 2012 R2 Standard x64 を指定します。
      5. [新しいイメージの作成]>[管理、ディスク、ネットワーキング、アクセスとセキュリティの各設定]>[管理]を選択し,タグとして「rdp」を指定します。
      6. [新しいイメージの作成]>[管理、ディスク、ネットワーキング、アクセスとセキュリティの各設定]>[ネットワーキング]を選択し,ネットワークとして「network1」を指定します。
      7. インスタンスを作成することを確認します。

    3. 作成したインスタンスに RDP で接続します。

    4. Load Generator Standalone インストール・ファイルをそのインスタンスにダウンロードし,LoadRunner Enterprise(LRE)モードでインストールします。

    5. Load Generator がインストールされたら,次の手順を実行します。

      1. マシン上で[サーバー マネージャー]を開きます。
      2. ツール]メニューから[コンピューターの管理]を選択します。
      3. [システム ツール]>[ローカル ユーザーとグループ]で,[グループ]を選択します。
      4. 右側で,[Administrators]グループのプロパティを開きます。
      5. 全般]タブで,[メンバー]の下にある[IUSR_METRO]を削除します。
      6. OK]をクリックします。
    6. 次のコマンドを使用して,ファイアウォールをオフにします。

      netsh advfirewall set allprofiles state off

    7. 次のコマンドを使用して,LGCloudAgent サービスを登録します。

      sc create LGCloudAgent binPath= "c:\Program Files (x86)\Micro Focus\Load Generator\bin\LGCloudAgent.exe" start= auto

    8. LoadRunnerAgent サービスの自動開始を無効にします。

      sc config LoadRunnerAgent start= demand

      sc config remotemanagementagent start= demand

    9. 次のように,[一般化する]オプションと[シャットダウン]オプションを使用して,システム準備ツールを実行します。

      cd %windir%\system32\sysprep

      sysprep (generalize, shutdown)

  3. Google Compute SDK コンソールを使用して,次の手順を実行します。

    1. 自分自身を認証します。

      gcloud auth login

    2. 現在のプロジェクトを設定します。

      gcloud config set project <プロジェクト ID>

  4. SDK の Web インタフェースを使用して,プロジェクト ID を特定します。

    1. SDK コンソールを使用して,次のようにインスタンスを終了します。

      gcloud compute instances delete instance1 --keep-disks boot

    2. インスタンス・ディスクからイメージを作成します。

      gcloud compute images create <新しいイメージの名前> --description "LR LG, PC Compatible, version{2020}, windows" --source-disk instance1 --source-disk-zone us-central1-a

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Google クラウド - Ubuntu

Google クラウド - Ubuntu 用のカスタム・イメージを作成するには,次の手順を実行します。

  1. Google Compute SDK をインストールします。https://cloud.google.com/sdk/ からダウンロードできます。

  2. ブラウザから SDK の Web インタフェースを使用して,次の手順を実行します。

    1. 任意の名前を持つネットワーク(この例では,network1)を定義して,次のルールを追加します。

      名前
      ソース・タグ/IP 範囲
      許可するプロトコル/ポート
      ターゲット・タグ
      default-allow-lg 0.0.0.0/0 tcp:54345(LR エージェント・ポート) hp-lr-lg
      default-allow-ssh 0.0.0.0/0 tcp:22 ssh
    2. 次の手順でインスタンスを作成します。

      1. インスタンスの名前(たとえば,instance1)を入力します。
      2. インスタンスのリージョン(たとえば,us-central1-a)を指定します。
      3. マシン・サイズに g1-small(1 vCPU,1.7 GB RAM)以上を指定します。
      4. オペレーティング・システムとして Ubuntu 14.04 x64 を指定します。
      5. [新しいイメージの作成]>[管理、ディスク、ネットワーキング、アクセスとセキュリティの各設定]>[管理]を選択し,タグとして「ssh」を指定します。
      6. [新しいイメージの作成]>[管理、ディスク、ネットワーキング、アクセスとセキュリティの各設定]>[ネットワーキング]を選択し,ネットワークとして「network1」を指定します。
      7. インスタンスを作成することを確認します。

    3. 作成したインスタンスに SSH で接続します。

    4. 次の LoadRunner インストール・パッケージから Load Generator スタンドアロンのインストール・ファイルを instance1 にダウンロードします。

      \Linux\Web_Installers_64\InstData\Linux\VM

      または

      \Linux\Web_Installers_32\InstData\Linux\VM

    5. 次のコマンドを実行して,イメージを更新します。

      sudo apt-get update

      sudo apt-get upgrade

    6. Load Generator スタンドアロン・インストールをマシンにアップロードします。アップロードしたファイルに対して次のコマンドを実行します。

      chmod a+x inst64.bin installer.csh installer.sh unzip

    7. 次のコマンドを実行して,Load Generator マシンの前提条件をインストールします。

      sudo apt-get install libc6-i386 lib32stdc++6 lib32ncurses5 libkrb5support0:i386 libkeyutils1:i386 gsoap:i386 mc libglib2.0-0:i386

    8. すべての標準設定を受け入れて,Load Generator をインストールします。証明書のインストールをスキップし,Load Generator の起動を設定します。

    9. 次の行を /etc/rc.local に挿入します。

      • export LD_LIBRARY_PATH=/opt/MF/MF_LoadGenerator/bin
      • export PRODUCT_DIR=/opt/MF/MF_LoadGenerator
      • export M_LROOT=/opt/MF/MF_LoadGenerator
      • /opt/MF/MF_LoadGenerator/bin/LgCloudAgent
    10. インスタンスをシャットダウンし,停止したことを確認します。

  1. SDK のコンソールを使用して,次の手順を実行します。

    1. 次のコマンドを使用して,自分自身を認証します。

      gcloud auth login

    2. 現在のプロジェクトを設定します。

      gcloud config set project <プロジェクト ID>

    3. インスタンスを終了します。

      gcloud compute instances delete instance1 --keep-disks boot

    4. インスタンス・ディスクからイメージを作成します。

      gcloud compute images create <新しいイメージの名前> --description "LR LG, PC Compatible, version{2020}, linux" --source-disk instance1 --source-disk-zone us-central1-a

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DigitalOcean - Ubuntu

DigitalOcean – Ubuntu 用のカスタム・イメージを作成するには,次の手順を実行します。

  1. Ubuntu 14.04 x64 イメージを使用して,クラウド・コンソールから新しいインスタンスを作成します。
  2. メールボックスからの資格情報を使用して,インスタンスに接続します。
  3. 次のように必要なパッケージをインストールします。

    dpkg --add-architecture i386 && apt-get update && apt-get -y upgrade && apt-get -y install libc6-i386 lib32stdc++6 lib32ncurses5 libkrb5support0:i386 libkeyutils1:i386 gsoap:i386 mc libglib2.0-0:i386

  4. スタンドアロンの Load Generator ファイルをアップロードします。これらのファイルはインストール・パッケージ内の次の場所にあります。

    \Linux\Web_Installers_64\InstData\Linux\VM

    または

    \Linux\Web_Installers_32\InstData\Linux\VM

  5. アップロードしたファイルに対して次のコマンドを実行します。

    chmod a+x inst64.bin installer.csh installer.sh unzip

  6. 次のコマンドを実行します。

    bash installer.sh

  7. すべての標準設定を受け入れて,Load Generator をインストールします。証明書のインストール・ステップと Load Generator の起動はスキップします。

  8. 次の行を /etc/rc.local に挿入します。

    1. export LD_LIBRARY_PATH=/opt/MF/MF_LoadGenerator/bin
    2. export PRODUCT_DIR=/opt/MF/MF_LoadGenerator
    3. export M_LROOT=/opt/MF/MF_LoadGenerator
    4. export CLOUD=DigitalOcean
    5. /opt/MF/MF_LoadGenerator/bin/LgCloudAgent
  9. 電源をオフにします。Web UI でインスタンスがオフ状態になるまで待機します。

  10. スナップショットを作成します(ドロップレットを選択し,[スナップショット]メニュー項目を選択して,名前を入力し,ボタンをクリックします)。名前には,「LR LG」およびバージョン{2020}またはその他の関連するバージョン番号が含まれている必要があります。スナップショットの処理を待機します。

  11. 他のリージョンにイメージをコピーします。https://cloud.digitalocean.com/images に移動し,新しいイメージを選択します。[Edit region availability]をクリックして,他のリージョンに転送します。

  12. すべてのメタデータとタグが各イメージにコピーされていることを確認します。

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LoadRunner Professional(旧称 LoadRunner)ヘルプセンターへようこそ。LoadRunner Professional は,パフォーマンス・テスト製品の新しい Micro Focus LoadRunner ファミリの一部です。