IBM WebSphere MQ モニタの設定
IBM WebSphere MQ サーバでチャネルおよびキューのパフォーマンス・カウンタを監視するには,IBM WebSphere MQ モニタを使用します。
このタスクでは,Controller と IBM WebSphere MQ マシンを設定する方法について説明します。
IBM WebSphere MQ モニタの設定方法
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前提条件
IBM WebSphere MQ Client Connection が Controller マシンにインストールされていることを確認します。
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イベントを監視するためのサーバ環境を設定する
LoadRunner MQ モニタは,2 つの標準の MQSeries キューのみからイベント・メッセージを取得します。
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SYSTEM.ADMIN.PERFM.EVENT –「キューの長さが長い」などのパフォーマンス・イベント
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SYSTEM.ADMIN.CHANNEL.EVENT –「チャネル停止」などのチャネル・イベント
キュー・マネージャのイベントを有効にする必要があります(また多くの場合,イベントは適用可能なオブジェクトに対しても有効にする必要があります)。パフォーマンス・イベントを有効にするには,MQ サーバでキューの属性を設定します。チャネル・イベントは標準で有効になっており,これを無効にすることはできません。
注: IBM WebSphere MQ モニタは,キュー・マネージャが再起動されると,キュー・マネージャからデータを取得しません。
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次の MQSC コマンドを入力します。
ALTER QMGR PERFMEV(ENABLED)
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キュー属性を設定します。キュー属性のリストについては,「IBM WebSphere MQ キュー属性」を参照してください。
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Controller に監視対象サーバを追加する
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Controller の実行ビューのグラフ・ツリーで IBM WebSphere MQ グラフをクリックし,それを右のペインにドラッグします。
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グラフを右クリックして[測定値の追加]を選択するか,グラフの任意の場所を右クリックして[モニタ]>[測定値の追加]を選択します。[IBM WebSphere MQ]ダイアログ・ボックスが開きます。
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測定値を初めて追加するときに,監視するマシンのサーバ名または IP アドレスを入力します。サーバ名の形式は,
<マシン名>:<ポート番号>
です。マシンを実行するプラットフォームを選択し,[OK]をクリックします。 -
[IBM WebSphere MQ]ダイアログ・ボックスの[リソース測定場所]セクションで,[追加]をクリックします。
[監視対象サーバ マシン]セクションで,[追加]をクリックします。[マシンの追加]ダイアログ・ボックスが開きます。
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IBM WebSphere MQ モニタを設定する
IBM WebSphere MQ モニタは IBM WebSphere MQ サーバに接続します(Controller マシンにインストールされた MQ Client Connection を使用する)。MQ クライアント環境では,クライアント・マシンは,MQ サーバ・インスタンスに接続し,サーバのリソースをクライアント・マシンのローカル・リソースであるかのように使用します。
MQ モニタの[測定値の追加]ダイアログで,接続情報と測定値を指定します。