LoadRunner Professional のライセンスについて

Controller で仮想ユーザを実行するには,Controller マシンに LoadRunner の有効なライセンスがインストールされている必要があります。LoadRunner では,LoadRunner Professional のセットアップ時にコミュニティ・ライセンスが自動的にインストールされます。

ライセンス・バンドル

LoadRunner では複数の種類のライセンス・バンドルが利用できます。

コミュニティ・ライセンスは無料版のライセンスで,LoadRunner のインストール時にインストールされます。次のプロトコルが使用できるようになります。

  • コミュニティ: すべてのプロトコル(COM/DCOM,テンプレート,GUI(UFT)バンドルを除く)で 50 仮想ユーザ
  • JMeter: 1 仮想ユーザ(有料版の LoadRunner ライセンスをインストールすると,仮想ユーザ数は無制限になります)
  • モバイル UI: 無制限の仮想ユーザ

その他のバンドルでは,選択したプロトコルで追加の仮想ユーザを実行できます。利用可能なバンドルの詳細については,2020 ライセンス・バンドルのドキュメントを参照してください。

注: 「ノイズ・シナリオ」 を使用する場合は,有効なライセンスごとに,10 個のノイズ・ジェネレータ・タイプの仮想ユーザを実行できます。

追加のライセンスを入手してインストールするには,「LoadRunner ライセンスのインストール」を参照してください。

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ライセンス・タイプ

次のライセンス・タイプが利用できます。

タイプ
説明
永久

このライセンスには有効期限がありません(ライセンスの有効性に関する時間制限がありません)。

評価 このライセンスでは,潜在的なお客様が LoadRunner の機能を評価できます。
時間制限

このライセンスは,限定された期間のみ有効です。

VUD

このライセンスは,容量を制限して発行されます。容量は,「仮想ユーザ日数」または「VUD」で定義されます。

たとえば,VUD ライセンスの容量が 1000 VUD であるとします。Controller を使用して仮想ユーザを実行する各日において,その日に同時に実行した仮想ユーザの最大数を残りのライセンス容量から減算します。第 1 日目に最大 200 個の仮想ユーザを実行した場合,そのライセンスの残りの容量は 800 VUD です。詳細については,「VUD ライセンス」を参照してください。

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VUD ライセンス

VUD ライセンスは,仮想ユーザ日あたりの容量が制限された仮想ユーザ日ライセンスです。

  • VUD ライセンスは期間ライセンスと見なされ,最初に実行してから 24 時間有効です。VUD ライセンスは,使用しない場合でも,購入日から 1 年で期限切れとなります。VUD ライセンスのサポートは提供されません。つまり,バージョンの更新やライセンスの再ホストはありません。

  • VUD ライセンス内で消費される VUD 数を計算するための,1 日の開始時刻を指定できます。LoadRunner は,開始時刻以降 24 時間の期間に実行した仮想ユーザの最大数を確定します。
  • 1 日の開始時刻を変更するには,LoadRunner ライセンス・ユーティリティにある[VUD の開始時刻]リンクをクリックします。

  • VUD ライセンスは,有効期限が設定されていて使用期間が制限されている場合があります。

  • 特定の仮想ユーザ・プロトコル用に VUD 以外のライセンス(時間制限ライセンスなど)と VUD ライセンスの両方を所有している場合,LoadRunner は必ず VUD 以外のライセンスを使用してから VUD ライセンスを消費します。つまり,特定の日に 500 の仮想ユーザを実行した場合,VUD 以外の仮想ユーザ用ライセンスを 400 所有していれば,VUD ライセンスからは 100 VUD が差し引かれます。

  • 仮想ユーザは,シナリオ内の初期化ステータスに到達すると,直ちに VUD 数に計上されます。消費された VUD は,翌日の開始時に使用可能な VUD 容量から差し引かれます。

    たとえば,Web 2.0 バンドル用に 100 VUD を購入したとします。

    • ある時点(日付 D,時刻 T)で,X 個の Web -HTTP/HTML 仮想ユーザでシナリオを開始します。ここで,X は 100 以下です。

    • それからの 24 時間は,各シナリオでの仮想ユーザ数が 100 以下であれば,任意の数のシナリオを開始して停止できます。

    • 日付 D + 1,時刻 T(最初のシナリオ開始からちょうど 24 時間後)になると,Controller はそれまでの 24 時間を調べて,同時に実行された仮想ユーザの最大数を特定し,その数を 100 から引きます。たとえば,過去 24 時間に,仮想ユーザの数が 20,40,30 の 3 つのシナリオを実行した場合,Controller は 40 VUD が使用されたことを検出し,残りは 60 になります。

    • あるシナリオが計算時(時刻 T の時点)に進行中の場合,そのシナリオは,それが実行された両方の日について計算の対象になります。たとえば,40 個の仮想ユーザでシナリオを開始し,それが 30 時間実行されたとすると,40 VUD を 2 日間使用することになるので,日付 D + 2 の時刻 T に残っているのは,100 - 40 – 40 = 20 VUD になります。

    • 2 日以上に渡ってシナリオを実行する場合,最大 VUD 使用量は,シナリオを開始した日を基準に計算されて差し引かれます。

追加の VUD を購入するには,LoadRunner Professional の価格を参照してください。

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ライセンス消費

  • マルチ・プロトコル仮想ユーザは,仮想ユーザ・スクリプト内のすべてのプロトコルに対してライセンスが適用される場合にのみ実行されます。
  • マルチ・プロトコル・スクリプトに複数のバンドルのプロトコルが含まれている場合,仮想ユーザ・スクリプトを実行するには両方のバンドルに対するライセンスが必要です。各仮想ユーザ用のライセンスは,関連するすべてのバンドルから差し引かれます。ある時点で,いずれかのバンドルのライセンスを使い果たしている場合,他のプロトコルに対して有効なライセンスが残っていても,仮想ユーザは起動できません。
  • 複数の異なるバンドル(Web 2.0 と Oracle E-business など)のライセンス,または複数のライセンス・タイプ(「時間制限」と「VUD」など)のライセンスを購入していて,そのプロトコルが共通する場合,その両方のバンドル/タイプに属する仮想ユーザを実行すると,次の順序でライセンスが消費されます。

    1. ライセンス・タイプ:
      1. 評価ライセンス
      2. 時間制限ライセンス
      3. VUD ライセンス
    2. プロトコルの数: プロトコルの数が少ないバンドルが,プロトコルの数が多いバンドルより先に消費されます。
    3. 容量: 容量の大きいライセンスが,容量の少ないライセンスより先に消費されます。

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LoadRunner Professional(旧称 LoadRunner)ヘルプセンターへようこそ。LoadRunner Professional は,パフォーマンス・テスト製品の新しい Micro Focus LoadRunner ファミリの一部です。