仮想ユーザをプロセスまたはスレッドとして実行

Controller は,ドライバ・プログラム(たとえば mdrv.exer3vuser.exe など)を使って仮想ユーザを実行します。

各仮想ユーザを個別のプロセスとして実行した場合,同じドライバ・プログラムが仮想ユーザのインスタンスごとにメモリ上でいくつも実行(およびロード)されます。同じドライバ・プログラムをメモリにロードすると,多くの RAM とその他のシステム・リソースが消費されます。そのため,Load Generator で実行できる仮想ユーザの数が制限されることもあります。

別の方法として,各仮想ユーザをスレッドとして実行すると,Controller は 50 の仮想ユーザごとにドライバ・プログラム(mdrv.exe など)のインスタンスを 1 つだけ起動します(標準設定)。このドライバ・プロセス/プログラムは,いくつかの仮想ユーザを起動し,各仮想ユーザはスレッドとして実行されます。これらのスレッド化された仮想ユーザは,親ドライバ・プロセスのメモリのセグメントを共有します。ドライバ・プロセス/プログラムを何度も再ロードする必要がなくなり,メモリ空間を節約できるので,1 台の Load Generator で実行できる仮想ユーザの数を増やせます。

実行環境設定(F4)でこれらのオプションを切り替えるには,[一般]>[その他]>[マルチスレッド]を選択します。

注: このオプションは選択したプロトコルで使用できます。[マルチスレッド]セクションは,現在のプロトコルに適用できる場合にのみ表示されます。

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