Java Vuser(手動)プロトコル
Java コードを使って仮想ユーザ・スクリプトを作成するには,Java タイプの仮想ユーザを使用します。この仮想ユーザ・タイプでは,プロトコル・レベルで Java がサポートされています。仮想ユーザ・スクリプトは Java コンパイラによってコンパイルされ,Java の標準規約をすべてサポートします。たとえば,テキストの前に 2 つのスラッシュ「//」を付けることによって,コメントを挿入できます。
Java 互換の仮想ユーザ・スクリプトを作成する第一歩は,Java Vuser プロトコルを使用して新しい仮想ユーザ・スクリプトを作成することです。次に,任意の Java コードをスクリプトにプログラミングするか,貼り付けます。Java Vuser 関数を追加して,スクリプトを拡張したり,反復時にさまざまな値を使用できるように引数をパラメータ化したりできます。詳細については,「手動で Java のスクリプトを作成する」 を参照してください。
Java Vuser スクリプトは,スケーラブルなマルチ・スレッド・アプリケーションとして稼動します。スクリプトにユーザ定義のクラスを含める場合は,コードをスレッドセーフにする必要があります。詳細については,「Java プロトコルのプログラミングに関するヒント」 を参照してください。
スクリプトを作成したら,VuGen でスタンドアロン・テストとして実行します。Java コンパイラ(javac)は,スクリプトに誤りがないかどうか調べてからコンパイルします。
次に,スクリプトを LoadRunner シナリオ,LoadRunner Enterprise パフォーマンステスト,または Business Process Monitor 設定に統合します。
注: Java Vuser プロトコルでは,Web パッケージの使用時に 64 ビット再生がサポートされません。
関連項目:
- 「手動で Java のスクリプトを作成する」
- 「Java プロトコル」
- Java スクリプトを記録し,再生するための 「Java Record Replay プロトコル」
- HTTP 経由の Java リモート呼び出しを記録し,再生するための 「Java over HTTP プロトコル」