Java プロトコル用の Java 環境のセットアップ

このトピックでは，Java プロトコルを使用する場合にコンパイル用に Java 環境をセットアップする方法について説明します。

Java 環境について

Java プロトコルを正常に機能させるには，サポートされている JDK を VuGen マシンにインストールする必要があります。スクリプトの実行にはコンパイルと再生が必要になるため，完全な JDK が必要です（JRE だけでは不十分）。

VuGen のインストールには現在，次の JDK バージョンが含まれています。

Windows（VuGen，Load Generator）: OpenJDK 11，32 ビット
Linux: OpenJDK 8，32 ビット（Linux）

しかし，テスト環境に適した独自の（カスタム）JDK インストールを使用することをお勧めします。サポートされるバージョンについては，「JDK サポート・マトリックス」を参照してください。

標準設定では，VuGen に含まれる JRE インストールがコード生成に使用されます。コード生成にカスタム JRE インストールを使用するように VuGen を設定できます。

環境を設定するには，以下の「Java 環境のセットアップ」の指示に従ってください。

環境がセットアップされたら，JDK ライブラリやカスタム・クラスを使用した標準 Java コードで，Java スクリプトの拡張や変更ができます。VuGen は，標準的な Java コンパイラ，javac.exe を使用してスクリプトをコンパイルします。

スクリプトのコンパイルが正常に終了した後，そのスクリプトを LoadRunner シナリオまたは Business Process Monitor 設定に取り入れることができます。

Java 環境のセットアップ

次の手順の説明に従って，JDK をインストールし，Java プロトコルの実行環境を設定します。

Java 環境をセットアップするには，次の手順を実行します。

JDK をインストールします。サポート対象バージョンの詳細については，「JDK サポート・マトリックス」を参照してください。
コード生成にカスタム JRE を使用する場合は，［ツール］>［オプション］>［スクリプティング］>［Java］>［JRE］>［カスタム JRE パス］を選択し，カスタム JRE フォルダへのパスを定義します。

注: これにより，Java プロトコルだけでなく，すべての VuGen プロトコルのコード生成とその他の操作に使用されるカスタム JRE が設定されます。
Java プロトコル・スクリプトで，再生中に使用する JDK を指定します。［実行環境設定］>［Java 環境］>［Java VM］で，次のように設定します。
- VuGen で自動的に JDK を検索するには，［JDK の検索に内部ロジックを使う］（標準設定）を選択したままにします。複数の JDK がマシンにインストールされている場合，VuGen は最初に見つかった JDK を選択します。次の順序で検索が実行されます。
  1. Windows レジストリ
  2. JAVA_HOME 環境変数
  3. Path 環境変数
- または，［指定した JDK を使用］を選択し，JDK インストールのパスを入力します。
［実行環境設定］>［Java 環境］>［Java VM］>［追加 VM パラメータ］で，スクリプト再生用に追加の Java パラメータを定義できます。
［実行環境設定］>［Java 環境］>［クラスパス］で Java クラスにクラスパスを設定します。これらのファイルは参照として使用されますが，スクリプトのフォルダには含まれません。
Java Record Replay および Java Vuser スクリプトの場合: 再生に 64 ビット JDK を使用している場合，実行環境設定で，［一般］>［その他］>［64 ビットでスクリプトを再生］を選択します。