[パラメータ シミュレーション]ダイアログ・ボックス
このダイアログ・ボックスでは,ファイル・パラメータの動作のシミュレーションを表示できます。
利用方法
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[VuGen]>[パラメータ リスト]>[パラメータを選択する]>[パラメータをシミュレートする]
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重要情報 |
この設定を使う場合,[Controller で仮想ユーザの値を割り当てる]セクションの標準設定として[ブロック サイズを自動的に割り当てる]が選択されます。この場合,シミュレーションを実行すると,範囲割り当てはシナリオ実行モードの選択に従って実施されます。
標準設定の選択内容を[各仮想ユーザに X 件の値を割り当てる]に変更すると,仮想ユーザは指定した量の値を割り当てられ,シナリオ実行モードの選択は無視されます。
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ユーザ・インタフェース要素の説明は次のとおりです。
UI 要素
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説明
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仮想ユーザ |
シミュレーションで実行する仮想ユーザの数。
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シナリオ実行モード |
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パラメータ・シミュレーションを実行します。各パラメータ置換の値が表示されます。
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例:
次の例では,[パラメータ リスト]ダイアログ・ボックスで次のように設定します。
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新規パラメータの値: 値 1 から値 7
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次行の選択方法: 一意
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使用可能な値の終了後: 最後の値で続行
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Controller で仮想ユーザの値を割り当てる: ブロック・サイズを自動的に割り当てる
シナリオ実行モード: 完了まで実行する
次の例では,ユーザは 3 つの仮想ユーザを選択し,シナリオ実行モードを[完了まで実行する]に設定して 3 回の反復を選択しました。
シナリオ実行モードを[完了まで実行する]に設定すると,各仮想ユーザが受け取る行の数は反復の数と同じになります。テーブルに十分な行がなくなると,範囲割り当ては停止します。
シミュレーションが実行されると,最初の仮想ユーザは最初の 3 つの値を取得します(これが反復数です)。2 番目の仮想ユーザは次の 3 つの値を取得します。3 番目の仮想ユーザは,最初の反復において残りの値を取得します。残りの反復については,[パラメータ リスト]ダイアログ・ボックスの[使用可能な値の終了後]オプションは[最後の値で続行]に設定されているため,3 番目の仮想ユーザは同じ値で続行します。
4 番目の仮想ユーザは失敗します。
シナリオ実行モード: 無期限に実行する
次の例では,ユーザは 3 つの仮想ユーザを選択し,シナリオ実行モードを[無期限に実行する]に設定して 3 回の反復が表示されるように選択しています。
シナリオ実行モードを[無期限に実行する]に設定すると,各仮想ユーザの割り当て範囲は,.dat ファイル内のセルの数を仮想ユーザ数で割ることによって計算されます。このシナリオでは,7/3 = 2 です(シミュレータは,最も近い最小の整数を取得します)。
シミュレーションを実行すると,最初の仮想ユーザは値 1 と値 2 を取得します。2 番目の仮想ユーザは値 3 と値 4 を取得し,3 番目の仮想ユーザは値 5 と値 6 を取得します。仮想ユーザは 3 つしかないため,値 7 は振り分けられません。
注: テーブルの最初のカラムのセル上にマウスを移動すると,ヒントに,その仮想ユーザに割り当てられ値に関する情報が表示されます。
値が割り当てられていないセル上にマウスを移動すると,ヒントに,値が割り当てられなかった理由が表示されます。
適切な値が割り当てられていない場合は,ヒントは表示されません。