データの粒度を変更する

グラフは,X 軸の目盛間隔(粒度)を変更することで,より簡単に読み取りと分析が行えるようになります。最大の目盛間隔はグラフの時間範囲の半分です。グラフの読みやすさとわかりやすさを考慮して,最小の目盛間隔はグラフの範囲が 500 秒以上のときに自動的に調整されます。

次の例では,[秒ごとのヒット数]グラフが複数の粒度で表示されています。Y 軸は,設定した目盛間隔の秒ごとのヒット数を表します。目盛間隔が 1 のグラフでは,Y 軸に負荷テスト・シナリオの 1 秒ごとのヒット数が示されます。

また,目盛間隔が 5 のグラフでは,Y 軸にシナリオの 5 秒ごとのヒット数が表示されます。

前述の目盛間隔がそれぞれ 1,5,10 のグラフは,同じ負荷テスト・シナリオの実行結果を表しています。粒度が低いと,結果が詳細になります。たとえば,前述に示す目盛間隔の小さいグラフだと,ヒットがない時間帯がわかります。シナリオの全体を通じた仮想ユーザの振る舞いを調べるには,目盛間隔の設定数値が小さいグラフが役に立ちます。

同じグラフをより大きい目盛間隔で表示させることによって,全体像を知ることができます。前述の場合は,1 秒につき平均約 1 ヒットあったことが簡単にわかります。

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