ランデブー・ポイントの概要

シナリオの実行中,ランデブー・ポイントを使って複数の仮想ユーザにタスクを同時に実行させることができます。ランデブー・ポイントでサーバに大きなユーザ負荷を生成し,LoadRunner Professional で負荷がかかった状態のサーバのパフォーマンスを測定できます。

10 人の仮想ユーザが同時に口座情報を照会するときの,Web ベースのバンキング・システムのパフォーマンスを測定するものとします。サーバ上で必要なユーザ負荷をエミュレートするには,すべての仮想ユーザにまったく同じタイミングで口座情報を照会させます。

ランデブー・ポイントを作成して,複数の仮想ユーザが確実に同時に実行するようにします。仮想ユーザがランデブー・ポイントに到着すると,Controller はその仮想ユーザをランデブー・ポイントで待機させます。次に,必要な数の仮想ユーザが到着するか指定の時間が経過した場合に Controller がランデブー・ポイントからどの仮想ユーザを解放するかに従って,ランデブー・ポリシーを設定します。

ランデブー・ポイントは仮想ユーザ・スクリプトで定義します。ランデブー・ポイントを仮想ユーザ・スクリプトに挿入する場合の詳細については,Virtual User Generator ヘルプセンター(該当するバージョンを選択)を参照してください。

Controller を使い,次の選択を行って,サーバ負荷のレベルを変更できます。

  • シナリオ実行中にアクティブにするランデブー・ポイント

  • 各ランデブー・ポイントに参加する仮想ユーザの数

たとえば,銀行のサーバをテストするために,2 つのランデブー・ポイントを含むシナリオを作成します。最初のランデブー・ポイントでは,1,000 の仮想ユーザが同時に現金を預金するようにします。2 番目のランデブー・ポイントでは,別の 1,000 の仮想ユーザが同時に現金を引き出すようにします。500 の仮想ユーザのみが現金を預金するときのサーバのパフォーマンスを測定する場合,引き出しランデブーを非アクティブにして,500 の仮想ユーザが預金ランデブーのみに参加するように指示できます。

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