シナリオの実行の概要
シナリオを計画,設計およびスケジュール設定したら,そのシナリオを実行してアプリケーションに負荷を与え,パフォーマンスをテストします。
実行の開始
シナリオの実行を開始するよう Controller に指示すると,Controller はシナリオの設定情報をチェックし,シナリオで実行するように選択したアプリケーションを起動して,各仮想ユーザ・スクリプトを指定の Load Generator に分配します。準備が完了すると,仮想ユーザはスクリプトの実行を開始します。
シナリオが開始すると,[シナリオ グループ]ペインで仮想ユーザが徐々に実行されていくことが確認できます。
実行中
シナリオの実行中,[シナリオ ステータス]ペインで実行中のシナリオの概要を確認できます。どの仮想ユーザ・アクションがアプリケーションの問題の原因になっているかをドリルダウンして調べることもできます。
Controller のオンライン・グラフには,モニタによって収集されたサマリ(集計)パフォーマンス・データが表示されます。この情報を使用して,システムにおいて潜在的な問題のある領域を特定します。詳細については,「オンライン・モニタ・グラフ」を参照してください。
グラフに表示されるサマリ・データは,InfluxDB に自動的に送信されます。Grafana などの可視化ツールを使用して,InfluxDB にアクセスし,以前のテスト実行のサマリ・データを表示できます。
実行の終了
シナリオは,すべての仮想ユーザがスクリプトを完了するか,実行時間が終わるか,ユーザが停止することによって終了します。
テストの実行が完了すると,[シナリオ ステータス]ペインに「ダウン」ステータスが表示されます。これは,仮想ユーザの実行が停止したことを示します。