実行結果の保存

シナリオを実行する前に,実行結果の保存場所を指定します。LoadRunner Professional は,実行中に収集したすべてのデータを,指定されたフォルダに保存します。

結果フォルダの内容について,次の表で説明します。

フォルダ/ファイル
説明
ログ・フォルダ
各仮想ユーザの再生中に生成された出力情報
sum_data フォルダ
グラフのサマリ・データ(.dat)ファイル。
*_bd ディレクトリ
ブレークダウン診断情報。
*.cfg ファイル
VuGen で定義されたスクリプトの実行環境設定(思考遅延時間,反復,ログなど)の一覧。結果フォルダには,各スクリプトの .cfg ファイルが含まれます。
*.def ファイル
オンライン・モニタとその他のカスタム・モニタを記述するグラフの定義ファイルです。
*.usp ファイル
スクリプトの実行ロジック(Actions セクションの実行方法など)が含まれます。結果フォルダには,各スクリプトの .usp ファイルが含まれます。
_t_rep.eve
仮想ユーザとランデブー情報が含まれます。
<Controller>.eve
Controller ホストからの情報が含まれます。
<Load Generator>.eve.gzl ファイル
シナリオ内の Load Generator からの情報。このファイルは,zip 形式に圧縮されて結果フォルダに .gzl 形式で保存されます。
<Load Generator>.map
Load Generator 上のトランザクションとデータ・ポイントに ID を割り当てます。
<結果名>フォルダ
シナリオ実行結果です。
<結果名>.lrr
名前,期間,含まれるスクリプトなど,シナリオの実行に関する情報。
collate.txt
結果ファイルのファイル・パスと,照合のステータス情報。
collateLog.txt
各 Load Generator からの結果,診断,およびログ・ファイル照合のステータス(成功,失敗)。
HostEmulatedLocation.txt
(グループごと,または Load Generator ごとの)場所やモードなどのネットワーク仮想化に関する情報。
offline.dat
サンプル・モニタ情報。
output.mdb
Controller によって作成されたデータベースです。シナリオの実行中に報告されたすべての出力メッセージが格納されています。
remote_results.txt
ホスト・イベント・ファイルのファイル・パス。
SLAConfiguration.xml
シナリオの SLA 定義情報。

Analysis グラフとレポートを生成するとき,Analysis エンジンはすべてのシナリオ結果ファイル(.eve.lrr)をデータベースにコピーします。データベースが作成されると,Analysis はデータベースを直接処理し,結果ファイルは使用しません。

注: 未加工結果エクスポータ・ツールを使用して,結果を JSON に変換することもできます。これは,たとえば Analysis 以外のアプリケーションで未処理データを使用する場合に役立ちます。詳細については,「InfluxDB または JSON への実行結果のエクスポート」 を参照してください。

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