ネットワーク監視用の Linux の監視元マシンの設定
このタスクでは,ネットワーク・モニタを実行する前に,Linux の監視元マシンを設定する方法について説明します。
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LoadRunner Professional をローカルにインストールする権限を割り当てる。
次の手順に従って,ルート権限を merc_webtrace プロセスに割り当てます。
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監視元マシンに root としてログインします。
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「cd <LoadRunner Professional ルート>/bin」と入力し,bin フォルダに変更します。
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「chown root merc_webtrace」と入力し,root ユーザを merc_webtrace ファイルの所有者にします。
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「chmod +s merc_webtrace」と入力し,s ビットをファイル権限に追加します。
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検証するには,「ls -l merc_webtrace」と入力します。権限は次のようになっています。-rwsrwsr-x
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LoadRunner Professional をネットワークにインストールする権限を割り当てる。
LoadRunner Professional のネットワーク・インストールでは,merc_webtrace プロセスを,監視元マシンのディスクではなくネットワークに配置します。次の手順では,merc_webtrace ファイルをローカル・ディスクにコピーし,プロセスを認識するように mdrv.dat を設定して,ルート権限を merc_webtrace に割り当てます。
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<LoadRunner Professional ルート>/bin にある merc_webtrace を監視元マシンのローカル・ディスクの任意の場所にコピーします。たとえば,ファイルを /local/<LoadRunner Professional>フォルダにコピーするには,
「
cp /net/tools
/LoadRunner
_installation/bin/merc_webtrace /local/<LoadRunner>
」と入力します。注: 同じネットワーク・インストールを使用するすべての監視元マシンでは,各ローカル・ディスクの同じフォルダ・パス(
/local/<LoadRunner>
など)に merc_webtrace がコピーされる必要があります。すべての監視元マシンで,同じ mdrv.dat が使用されるためです。 -
<LoadRunner Professional ルート>/dat/mdrv. ファイルの
[monitors_server]
セクションに次の行を追加します。ExtCmdLine=-merc_webtrace_path /local/xxx
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監視元マシンに root としてログインします。
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「
cd LoadRunner root/bin
」と入力し,bin フォルダに変更します。 -
「
chown root merc_webtrace
」と入力し,root ユーザを merc_webtrace ファイルの所有者にします。 -
「
chmod +s merc_webtrace
」と入力し,s ビットをファイル権限に追加します。 -
検証するには,「
ls -l merc_webtrace
」と入力します。権限は次のようになっています。-rwsrwsr-x
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rsh を使用して Linux の監視元マシンに接続する。
rsh を使用して Controller を監視元マシンに接続する(標準の接続モード)場合,次の手順に従います。この場合,エージェント・デーモンをアクティブにする必要はありません。
ネットワーク・モニタを初めて実行する前に,暗号化されたユーザ名とパスワードをネットワーク・モニタ設定ファイルに入力します。
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Windows の[スタート]メニューから[Password Encoder]を開きます。
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[Password Encoder]ウィンドウの[パスワード]ボックスに RSH ユーザ名とパスワードを縦棒記号で区切って入力します。たとえば,
myname|mypw
のように入力します。 -
[生成]をクリックします。エンコードされた文字列が[エンコード文字列]フィールドに表示されます。
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[コピー]をクリックして,エンコードされた文字列をクリップボードにコピーします。
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<LoadRunner Professional ルート>/dat/monitors/ndm.cfg ファイルの
[hosts]
セクションに次の行を追加します。Host = <クリップボードからコピーされた暗号化された文字列>
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現在のシナリオを閉じて開きます。LoadRunner Professional は,更新された設定ファイルを読み込み,監視元のマシンを認識します。
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エージェントを使用して Linux の監視元マシンに接続する
rsh を使用して Controller を監視元マシンに接続しない場合は,次の手順に従って監視元マシンのエージェント・デーモンをアクティブにします。
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<LoadRunner Professional ルート>/bin フォルダから「
m_daemon_setup -install
」と入力します。 -
ネットワーク・モニタをアクティブにするとエージェント・デーモンが実行されることを確認します。
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ネットワーク遅延監視のエージェント・デーモンを停止するには,「
m_daemon_setup -remove
」と入力します。
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