Web ページ診断

LoadRunner Professional を設定して,Web ページ診断データを収集できます。このデータは,スクリプト内の Web ページのパフォーマンスを評価し,ダウンロードが遅い画像や壊れたリンクなど問題のある要素を分析するのに役立ちます。

Web ページ診断

シナリオの実行中に,LoadRunner Professional は,スクリプト内の監視対象の各 Web ページのパフォーマンス関連データを収集できます。このデータには,各ページとそのコンポーネントのダウンロード時間とサイズが含まれます。

診断の分布]ダイアログ・ボックスで,データ収集を有効にしたり,サンプリング・データのパーセンテージを設定したりできます。詳細については,「[診断の分布]ダイアログ・ボックス」を参照してください。

シナリオの実行後,収集されたデータを Analysis のオフラインの Web ページ診断グラフで表示できます。詳細については,「Web ページ診断グラフ」を参照してください。

注: Web ページ診断を実行する Web HTTP/HTML 仮想ユーザ・スクリプトを準備する場合,[記録オプション]の[記録]タブを使用して HTML ベースのスクリプトを作成することをお勧めします。詳細については,Virtual User Generator ヘルプセンター(該当するバージョンを選択)を参照してください。

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[診断の分布]ダイアログ・ボックス

[診断の分布]ダイアログ・ボックスでは,Web ページの診断設定が行えます。設定はシナリオごとになるため,シナリオ内のスクリプトはすべて同じ診断設定で実行されます。

このダイアログ・ボックスにアクセスするには,Controller で,[診断]>[設定]を選択します。

注:  

  • シナリオの実行中は,[診断の分布]ダイアログ・ボックスは無効になります。すべての変更は,シナリオを実行する前に行う必要があります。

  • データ収集を行うと大量のデータが生成され,メモリの問題が発生する可能性があります。

UI 要素
説明
次の診断を有効化 診断データの収集を有効にします(標準設定で無効)。
使用中のシナリオ内にある関連する全仮想ユーザの X% を対象

診断データを収集する対象となる仮想ユーザの割合を指定します。この値により,Controller に報告される,アプリケーション・サーバ上のトランザクションの数が決定されます。この割合を減らすと,アプリケーション・サーバのオーバーヘッドが軽減されます。

この割合は 1 ~ 10%の間の整数値で設定可能であり,シナリオ・グループごとに使用される仮想ユーザの最低サンプル数は 1 となります。

例:  

シナリオでのサンプル・パーセンテージは 10% です。

  • Group1 では仮想ユーザ数 50 で実行するため,5 仮想ユーザ分の診断データが収集されます。
  • Group2 では仮想ユーザ数 5 で実行するため,1 仮想ユーザ分の診断データが収集されます。

シナリオ実行中,Web ページの診断データを収集している仮想ユーザは,[仮想ユーザ]ダイアログ・ボックスに アイコンでマークされています。

Web ページ診断の収集が無効になっていることを示します。有効にするには,[有効]ボタンをクリックします。
Web ページ診断の収集が有効になっていることを示します。無効にするには,[無効]ボタンをクリックします。

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関連項目: