新機能

このトピックでは,OpenText™ Professional Performance Engineering(LoadRunner Professional)のバージョン 25.1 の新機能と拡張機能について説明します。

このトピックの内容:

データと分析

このリリースには,データと分析に関する次の機能強化が含まれています。

領域機能強化
オブザーバビリティのサポート

このリリースでは,OpenTelemetry との統合が導入され,オブザーバビリティのサポートが提供されます。この統合により,シナリオの実行時にテレメトリ・データを OpenTelemetry コレクタにプッシュできるようになります。

詳細については,「オブザーバビリティ・メトリック」を参照してください。

Splunk 統合

このリリースでは,Cisco Splunk APM との双方向統合が導入されています。この統合により,Controller はシナリオ実行からのデータを Splunk にプッシュし,Splunk によって収集された監視メトリックを受信して表示できるようになります。

詳細については,「Splunk との統合」および「Splunk モニタ」を参照してください。

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負荷テストとモデリング

このリリースには,負荷テストとモデリングに関する次の機能強化が含まれています。

領域機能強化
スマート仮想ユーザ配分

スマート仮想ユーザ配分では,次の機能強化が利用できます。

  • 数値別モード(仮想ユーザ・グループ・モード)のシナリオで,スマート仮想ユーザ配分が利用できるようになりました。
  • スマート仮想ユーザ配分が有効な場合,スクリプトまたは仮想ユーザ・グループに割り当てる Load Generator を複数選択できるようになりました。

詳細については,「[実行]タブ」を参照してください。

SLA 動的トランザクション選択

SLA を定義するときに,実行時にスクリプトによって動的に生成されるトランザクションを追加できるようになりました。

詳細については,「[トランザクションの選択]ページ」を参照してください。

Data Hub

Data Hub と Web Connector を使用して負荷テストを実行する場合,スクリプトは Web Connector を介して Controller から Load Generator に直接転送されるようになりました。これにより,MI Listener や直接 TCP 接続を必要とせずに,Data Hub コンテキスト内でスクリプトをより効率的に転送できるようになります。

詳細については,「Data Hub と Web Connector のセットアップ」を参照してください。

Ubuntu のサポート

Linux Load Generator のインストールが,Ubuntu Server Linux 24.04 LTS でサポートされるようになりました。

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統合とエコシステム

このリリースには,統合とエコシステムに関する次の機能強化が含まれています。

領域機能強化
モニタ資格情報マネージャ

新しいモニタ資格情報マネージャを使用すると,外部監視ツールへの接続に使用される資格情報を保存,共有,管理できます。

詳細については,「モニタ資格情報マネージャ」を参照してください。

AWS シークレット・マネージャ

AWS シークレット・マネージャとの新しい統合により,AWS サービスを使用してスクリプトの認証資格情報などのシークレットを取得できるようになります。

詳細については,VuGen ヘルプセンター「AWS Secrets Manager の使用」を参照してください。

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最新化

このリリースには,最新化のための次の機能強化が含まれています。

領域機能強化
Windows リソース・モニタ IPv6 サポート

Windows リソース・モニタは,IPv6 を使用するマシンをサポートするようになりました。

詳細については,「[マシンの追加]ダイアログ・ボックス」を参照してください。

UI なしでの CLI ツールの実行

CLI ツールには,新しいパラメータ -SilentMode が含まれています。これにより,UI を非表示にしてシナリオ実行を呼び出すことができます。

詳細については,「CLI ツールを使用したシナリオの実行」を参照してください。

VuGen およびプロトコル

Virtual User GeneratorVuGen)には,次の機能強化が含まれています。詳細については,VuGen の新機能を参照してください。

領域機能強化
FIPS 準拠の暗号化FIPS 準拠の AES-256 暗号化を使用して,仮想ユーザ・スクリプト内のテキストを暗号化できるようになりました。

 

VuGen プロトコルには,次の機能強化が含まれています。詳細については,VuGen の新機能を参照してください。

領域機能強化
TruClient 2.0 - Web

TruClient 2.0 - Web プロトコルが完全に利用可能になり,次の更新が含まれています。

  • サポート対象:

    • Docker 上の Linux Ubuntu Load Generator

    • IP スプーフィングと TC.getUserIP() 関数(Windows 環境)

    • 非標準ファイルのアップロード

    • Windows と Linux Ubuntu の両方に対応したグローバル関数ライブラリ

  • TruClient スクリプト・コンバータを使用して,他の OpenText パフォーマンス・エンジニアリング・ソリューションTruClient - Web スクリプトを TruClient 2.0 - Web 形式に変換できるようになりました。

TruClient - Web

TruClient - Web スクリプトに対する次の更新が含まれています。

  • TruClient ブラウザは Firefox バージョン 130 と同等です。

  • TruClient スクリプトは Chromium ブラウザ・バージョン 129 をサポートします。

DevWeb

DevWeb プロトコルに対する次の更新が含まれています。

  • オフライン・スクリプト・ジェネレータのオプション[同時要求をグループ化する]を使用する場合,標準設定の時間枠の期間を延長して,同時実行グループに要求を含めたり除外したりできるようになりました。

  • WebSocket バッファを,const 文字列ではなく関数として生成されるように構成できます。
  • 実行環境設定で,スクリプト内の HTTP 要求ヘッダに正規形式を使用するかどうかを構成できます。

  • スクリプト生成の相関検出が改善されました。
  • IPv6 アドレスのサポート。DevWeb SDK getIPList 関数を使用して,バージョン 4,6,またはその両方の IP を返すことができます。

Oracle

Oracle プロトコルに対する次の更新が含まれています。

  • サーバから受信した再試行間隔を使用して iferror 処理が改善されました。
  • タイマの期限切れは,終了コマンドを送信するか,スクリプトの実行継続を許可することで処理できます。

これらのオプションは,実行環境設定のクライアント・エミュレーション・ページで構成されます。

Web - HTTP/HTML

Web - HTTP/HTML プロトコルに対する次の更新が含まれています。

  • web_custom_request 関数に,C および JavaScript でサポートされる ResponseTime 属性が含まれるようになりました。このメトリックは,大規模言語モデル(LLM)エンジンの負荷テストを含むパフォーマンス・テスト機能を拡張します。

  • 記録および再生中のストリーミング・メディアでは,MPEG-4 ファイル形式バージョン 2 がサポートされています。

  • リッスンする IP オプションを使用してスクリプトを記録する場合,IPv6 がサポートされます。

  • UI で次のオプションを構成できるようになりました。

    • VTS ポート転送設定。

    • ターゲット・サーバ情報のキャッシュをオフにする。

    • 従来の SSL 実装の安全でない再ネゴシエーションを許可する。

    • スクリプトを再生するときに,標準設定の CAPI エンジンではなく CNG エンジンを使用する。

Citrix

Citrix プロトコルは,Citrix Virtual Apps and Desktops 7 2402(ビルド・バージョン CU1_1100)および対応する Workspace バージョン(フル・インストーラ,ビルド・バージョン 24.2.1000.1016)をサポートするようになりました。

SAP GUI

SAP UI Landscape XML ファイルを使用した自動ログオンがサポートされるようになりました。

64 ビット再生

次のプロトコルは,64 ビット・アーキテクチャでの再生をサポートするようになりました。

  • Oracle - Web

  • Oracle NCA

  • SAP Web

  • RDP

  • Windows Sockets(WinSock)

 

OpenText™ Performance Engineering for Developers(LoadRunner Developer)には,次の機能強化が含まれています。詳細については,「新機能」を参照してください。

領域機能強化
ScalUP

ScalUp(旧 ScaLRD)を OpenText™ Enterprise Performance Engineering(LoadRunner Enterprise)で使用する場合,自動ホスト選択用のホスト属性を定義できるようになりました。

代替の scenario.yml を使用するスクリプトの再生に使用する代替の scenario.yml ファイルを定義できるようになりました。スクリプトに使用する代替ファイルの場所をコマンド・ラインから渡します。

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関連項目: