Synchronizerパラメーターリファレンス
同期を有効にするには、/opt/sync/conf/sync.ymlファイルのSynchronizerパラメーターに次の値を定義する必要があります。
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enablesyncx.shコマンドを実行した場合、これらのフィールドには標準設定値が入力されます。その後、必要に応じてそれらを変更できます。
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複雑な環境では、以下の説明に従ってフィールドに入力します。
注: パスワードやinitString (encryptionSeedを除く) などの機密データは、プレーンテキストで書き込まれます。インストールスクリプトが実行されると ("service start")、プレーンテキストの値は暗号化された値に置き換えられます。暗号化シード (sync/firstTimeInit/encryptionSeed) は、.ymlファイルから削除されます。
serviceLocations: | サービスおよびALM OctaneのURLのセクション |
---|---|
octane |
ALM Octane (複数ノードデプロイメントの場合は対応するロードバランサー) のベースURL 例: |
opb |
非推奨 |
sync |
Synchronizer (複数ノードデプロイメントの場合は対応するロードバランサー) のベースURL 例: |
firstTimeInit |
Synchronizerを初めて実行したときに、このセクションの値は削除されます。 |
encryptionSeed |
ALM Octaneマシンのインストール環境のinitstringファイルの内容を入力します。
例: |
general |
一般的なプロパティのセクション |
logFolder |
Synchronizerのログを配置するフォルダー。 例: |
port |
SynchronizerでリッスンするHTTPポート。 例: |
httpsPort |
SynchronizerでリッスンするHTTPSポート。 コメントアウトされている場合、HTTPSは設定されていません。 |
keystorePath |
Javaキーストアへのパス。 キーストアをALM OctaneサーバーのHTTPS設定からここにコピーできます。 コメントアウトされている場合、<installation directory>/server/conf/keystoreはパスワードstorepwdで使用されます。 |
keystorePassword |
Javaキーストアのパスワード。 コメントアウトされている場合、<installation directory>/server/conf/keystoreはパスワードstorepwdで使用されます。 |
synchronization | エンティティの同期に関するセクション |
publicOctaneUrl |
ALM Octaneのパブリック (ベース) URL。 例: |
database |
データベース関連プロパティのセクション |
action |
次のいずれかを入力します。
|
type |
サポートされているデータベースのタイプ:
|
connectionString |
データベースへの接続に必要なJava Database Connectivity (JDBC) データベース接続文字列。これには、詳細情報として、データベースタイプ、データベースサーバー名、データベースサーバーのポート番号が含まれます。 例:
Oracleマルチテナントデータベースはサポートされていないことに注意してください。 |
adminUser |
データベース管理者ユーザーの名前。 注: actionがFILL_EXISTINGの場合、Oracleに対してはsaSchemaUserを、MSSQLに対してはhpuを指定します。 |
adminPassword |
データベース管理者ユーザー (Oracleの場合はDBAdminUser、MSSQLの場合はMssqlLoginNameForSetup) のパスワード。 注: actionがFILL_EXISTINGアクションの場合、Oracleに対してはsaSchemaPasswordを、MSSQLに対してはhpuログインのパスワードを指定します。 |
saSchemaUser |
インストール時に、Oracleの場合はDBAdminUserによって、MSSQLの場合はMssqlLoginNameForSetupによって作成されるサイトスキーマ、または組織のDBAによって指定されるサイトスキーマの名前。 例: |
saSchemaPassword |
サイトスキーマのプレーンテキストのパスワード。 |
schemaUser |
actionがFILL_EXISTINGの場合に使用されます。読み込まれるスペーススキーマの名前 (組織のDBAが指定)。 |
schemaPassword |
接続されたスペースごとにSynchronizerによって作成されるユーザーのパスワード。 MSSQLの場合、schemaPasswordはsaSchemaPasswordと同じである必要があることに注意してください。 |
oracle: | Oracle DBのみのセクション |
tableSpace |
サイトスキーマセグメントが作成されるOracleデータベースの表領域。大文字と小文字が区別されます。 例: |
tempTableSpace |
Oracleデータベースの一時表領域。大文字と小文字が区別されます。 例: |
repository: | ファイルリポジトリ関連プロパティのセクション |
rootFolder |
ファイルリポジトリのルートフォルダー。このフォルダーは、すべてのSynchronizerノードで共有されるディスク領域に配置する必要があります。 例: |
integration: |
統合固有のプロパティのセクション |
serviceApiKey |
APIのクライアントID |
serviceApiSecret |
APIのクライアントシークレット |
distributedCache: |
オプション: クラスター設定セクション |
password |
キャッシュのパスワード。Synchronizerのすべての分散キャッシュノードで同じである必要があります。 |
clusterNodes |
|
port |
標準設定のキャッシュポート 例: これが有効な整数値でない場合、検証に失敗することに注意してください。 |
sso: |
SSO関連のプロパティのセクション |
initString |
マシンのインストール環境のauthenticationKeyファイルの内容を入力します。 /opt/octane/repo/storage/site/authenticationKey.txt |
redirectToAuthPageUrl |
認証プロバイダーのサインインページ ほとんどの場合、これはALM OctaneのログインURLです。 |
master: |
SSOプロバイダーのプロパティ |
domain |
ユーザーに表示されるドメイン名。これは、SynchronizerとALM Octaneで同一である必要があります。 例: ユーザーに表示されるアドレスがalmoctane.mydomain.comの場合、ドメインはmydomain.comと表記します。 |
loginUrl |
認証プロバイダーのサインインURL 例: |
logoutUrl |
認証プロバイダーのサインアウトURL 例: |