前提条件

次のセクションでは、Synchronizerの前提条件を示します。

ハードウェア要件

Synchronizerが実行される各ノード (サーバー/VM) のハードウェア要件は次のとおりです。

CPU クアッドコアAMD64プロセッサーまたは同等のx86互換プロセッサー
メモリ (RAM) 16 GB以上
空きディスク容量 80 GB以上
オペレーティングシステム

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 6.5以降

CentOS 6.5以降

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データベース要件

Synchronizerデータベースの要件は次のとおりです。

  • Oracle 19C、12C - Standard EditionまたはEnterprise Edition、キャラクタセットAL32UTF8

  • MS SQL Server 2019、2017、2016

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ソフトウェア要件

Synchronizerソフトウェアの要件は次のとおりです。

  • OpenJDK 1.8 Update 65以降、またはこのバージョンのOpenJDKに準拠

    Javaをインストールするには、以下を実行してOpenJDKを使用します。

    yum install -y java-1.8.0-openjdk-devel

    OpenJREしか使用できない場合は、OpenJREでのSynchronizerサービスの実行を参照してください。

  • ALM OctaneをWindows環境で使用する場合は、お使いのWindowsマシンにcURLユーティリティをインストールし、octane\installフォルダーにcurl.exeを配置する必要があります。

    これにより、generateadminapikey.batコマンドを実行して、ALM Octaneと通信するためのAPIのクライアントIDとクライアントシークレットを生成できます。

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権限

Synchronizerの権限要件は次のとおりです。

ファイルシステム

  • インストールプロセス用に通常ユーザー、またはroot権限

  • OSサービスをインストールするためのroot権限

  • .yml設定ファイルのgeneral/logFolderプロパティで指定されたログフォルダーへの書き込み権限 (Synchronizerのインストールを参照)

  • .yml設定ファイルのプロパティrepository/rootFolderで指定されたリポジトリフォルダーへの書き込み権限 (Synchronizerのインストールを参照)

Oracle

  • CREATE USER

  • CREATE SESSION WITH ADMIN OPTION

  • CREATE TABLE WITH ADMIN OPTION

  • DROP USER

  • CREATE SEQUENCE WITH ADMIN OPTION

  • SELECT on SYS.DBA_USERS

MSSQL

  • dbcreator

  • securityadmin

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ファイアウォール要件

Synchronizerサーバーでは、インバウンドポートが開いている必要があります。標準設定で、SynchronizerではHTTPにはポート8080、HTTPS (SSL) にはポート8443が使用されます。

このサービスは以下を使用します。

目的 ポート (標準設定) sync.ymlでの設定プロパティ名
Synchronizerへのインバウンド通信

8080

SSL: 8443

sync/general/port

データベースへの送信方向の通信

Oracle: 1521

MSSQL: 1433

sync/database/connectionString

ALM Octaneへの送信方向の通信 8080 serviceLocations/octane
クラスター設定でのノード間の通信 5701

sync/distributedCache/port

Synchronizerへのアウトバウンド通信 8080

sync/general/port