Java 環境変数

本項では、UFT One Java Add-in サポートとともに Java アプリケーションをロードするとき設定する必要のある環境変数について説明します。たとえば、一部の環境変数は、Java Add-in サポート・クラス・フォルダのパス名に設定する必要があります。

注意: これらの変数値のほとんどは UFT One によって自動的に設定されるため、値が正しいことが簡単に実証されます。それでも、何らかの理由でこれらの変数を変更する必要がある場合は、以下の手順を使用して、UFT One で必要な値に変数を戻します。

Java IBM バージョン 1.7 または 1.8 を使用する、または使用を停止するには、以下の説明のように JAVA_TOOL_OPTIONS 環境変数を手動で変更します。

  1. 次のように、_JAVA_OPTIONS 環境変数(Oracle、Zulu)または IBM_JAVA_OPTIONS 環境変数(IBM)を設定します。

    Xbootclasspath/a:"<UFT One インストール・フォルダ>\bin\java_shared\classes\jasmine.jar

    上記の設定は 1 行(改行なし)で指定する必要があります。

  2. 使用している Java 環境に応じて、JAVA_TOOL_OPTIONS 環境変数を設定します。 

    Java バージョン

    変数値

    Oracle Java、Zulu OpenJDK

    -agentlib:jvmhook

    IBM Java バージョン 1.7 以降

    -agentlib:jvmhook -Dmic.enforce=ibm

    ヒント: 必要に応じて、_JAVA_OPTIONS / IBM_JAVA_OPTIONS および JAVA_TOOL_OPTIONS 環境変数の名前を変更することで一時的に Java サポートを削除します。たとえば、SWT または Eclipse ベースのアプリケーションに埋め込まれている ActiveX コントロールをテストする場合は、Java のサポートを削除する必要があります。

  3. 「[Java] タブ([記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックス)」 の[実行ファイル]、[コマンド ライン]、[作業ディレクトリ]ボックスの値は、Java アプリケーションの詳細を次の変数で定義してオーバーライドします。

    オプション

    変数名

    説明

    実行可能ファイル

    EXEPATH_ENV

    開くべき実行可能ファイルまたはバッチ・ファイル。

    コマンド・ライン

    CMDLINE_ENV

    ファイルを開くために使うコマンド・ライン。

    作業ディレクトリ

    WORKDIR_ENV

    指定されたコマンド・ラインまたは実行可能ファイルが参照するフォルダ。

必要に応じて、これらのコマンドで短いパスを使用します。例:

-Xbootclasspath/a:C:\PROGRA~2\
Micro Focus\UNIFIE~1\bin\JAVA_S~1\classes\jasmine.jar 

この例では、UFT One は、Windows 7 コンピュータの標準設定のインストール・フォルダ(C ドライブの Program Files)にインストールされます。PROGRA~2 は、Program Files (x86) フォルダ(64 ビット・オペレーティング・システムの Program Files フォルダ)を示します。