Siebel Test Automation モジュールの設定

UFT One は Siebel Test Automation API(SiebelAx_Test_Automation_18306.exe)に基づく、Siebel のアプリケーションをサポートしています。Siebel のアプリケーションを対象とするテストまたはビジネス・コンポーネントを作成または実行する前に、Siebel Test Automation モジュールの設定を変更し、Siebel アプリケーションに Test Automation 情報を生成するよう指示する必要があります。

Siebel Add-in を使用して Siebel のアプリケーションをテストするには、Siebel サーバに Siebel Test Automation モジュールがインストールされていて Test Automation を実行するために正しく設定されていることを確認します。詳細については、Siebel のインストールに付属する Siebel のドキュメントで機能テスト環境の設定方法を説明している項を参照してください。

テストを作成するための UFT One の設定

Siebel アプリケーションのテスト自動化情報を生成するには、SWE コマンドを使用して、Siebel Web Engine(SWE)に指示する必要があります。

これを行うには、Siebel サーバの URL に SWECmd=AutoOn トークンを追加します(例:http://hostname/callcenter/start.swe?SWECmd=AutoOn)。このトークンを追加しない場合、SWE は Test Automation 情報を生成しません。

「[Siebel] タブ([記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックス)」で[記録または実行セッションの開始時に次のアプリケーションを開く]オプションを選択した場合、UFT One は自動的に URL に Siebel Test Automation 情報を追加します(手動で URL に指定する必要はありません)。

注意: Siebel のアプリケーションでセッションのタイムアウトが発生した場合、Siebel Test Automation URL のパラメータ値は保存されません。ログアウトして再度ログインしたら、必要な Siebel Test Automation のパラメータ値を含む正しい URL に移動する必要があります(次のとおり、必要な場合はパスワードのパラメータ値を含む)。

Siebel のアプリケーション上でテストやビジネス・コンポーネントを記録すると、UFT One によってユーザが実行した操作が記録されます。UFT One は Siebel Test Automation API(SiebelAx_Test_Automation_18306.exe)を直接処理してユーザの操作を記録します。したがって、UFT One ではユーザが実行した個々の操作のステップを記録しますが、記録したステップがテストやビジネス・コンポーネントに追加されるのは UFT One に API イベントが送信されたとき(Siebel サーバに情報が送信されたとき)だけです。

Siebel のサーバで Test Automation が有効になっていて、URL で要求された場合、Siebel Web Engine(SWE)は Web ページを構築する際に Siebel アプリケーションの各オブジェクトに関する追加情報を生成します。各オブジェクトには、Siebel アプリケーションの機能を提供する固有のプロパティ、イベント、メソッドのセットがあります。Siebel Test Automation API はこれらのオブジェクトを対応付けて、Siebel アプリケーションを対象とするテストまたはビジネス・コンポーネントの記録や実行を行う際に、UFT One から Siebel アプリケーションを操作できるようにします。

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Siebel アプリケーションのパスワード

Test Automation 情報を生成するためのパスワードが Siebel サーバで定義されている場合、そのパスワードも(前述の SWECommand=AutoOn トークンに加え)URL に指定する必要があります。URL トークンは AutoToken=password という形式です。例:http://hostname/callcenter/start.swe?SWECmd=AutoOn&AutoToken=mYPassこれで、UFT One は保護モードでも Siebel Test Automation API(SiebelAx_Test_Automation_18306.exe)を実行できるようになります。

Siebel サーバにパスワードが定義されている場合、URL にこのトークンを追加しないと SWE は Test Automation 情報を生成しません。

Siebel サーバが Test Automation に対してセキュリティ保護されているかどうかにいての詳細については、Siebel のシステム管理者に問い合わせてください。

「[Siebel] タブ([記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックス)」で[記録または実行セッションの開始時に次のアプリケーションを開く]オプションを選択して[詳細設定]ボタンをクリックし、[Siebel の記録と実行環境の詳細設定]ダイアログ・ボックスの[Siebel オートメーション アクセス コード]ボックスにパスワードを指定した場合、UFT One は自動的に URL にパスワード情報を追加します(手動で URL に指定する必要はありません)。[記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスのオプションの詳細については、「Siebel アプリケーションの環境変数」を参照してください。

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