Delphi Add-in Extensibility

UFT One Delphi Add-in Extensibility を使用すると、購入時には UFT One Delphi Add-in ではサポートされていないサードパーティ製コントロールおよびカスタムの Delphi コントロールのテストのサポートを開発できます。

コントロールを表すために UFT One が使用するテスト・オブジェクト・クラスに、コントロールを扱うために必要な操作とプロパティが用意されていない場合、Delphi Add-in Extensibility を使用して、新しいテスト・オブジェクト・クラスを作成できます。

Extensibility の使用例

Delphi Add-in Extensibility は、次のような用途に使用できます。

  • コントロールを既存のテスト・オブジェクト・クラスに割り当てる。

  • コントロールを作成した新しいテスト・オブジェクト・クラスに割り当て、Delphi コードでテスト・オブジェクト・クラスの動作を設計する。コントロール上での操作の実行方法、プロパティの取得方法などをプログラムする。

  • UFT One に対して、下位レベルの各コントロールを別々に関連付けるのではなく、それら一連のコントロールを 1 つのコントロールとしてまとめ、1 つの機能コントロールとして扱うように指定する。

UFT One には、Delphi Add-in Extensibility を使用して開発されたサポートのサンプルも用意されています。これで、独自のサポートの作成方法をよく理解できるようになります。

前提条件

Delphi Add-in Extensibility を実装するには、次の事項について十分に理解しておく必要があります。

  • UFT One およびそのオブジェクト・モデル・リファレンス

  • カスタム・コントロールの動作(操作、プロパティ、イベント)

  • XML(基本的な知識)

  • Delphi プログラミング

Delphi Add-in Extensibility は Delphi Add-in の一部として利用可能で、追加のインストールは不要です。

Delphi Add-in Extensibility を使用して Delphi アプリケーションでテストを実行する前に、MicDelphiAgent UFT One エージェントを使用してアプリケーションをコンパイルする必要があります。

詳細については、「Delphi アプリケーションのコンパイル」を参照してください。

その他の参照項目: