Flex アプリケーションと Runtime Loader の Web ページへの埋め込み

このタスクで説明するのは、Flex アプリケーションを UFT One Flex Runtime Loader とともに Web ページに埋め込む方法です。そうすることで、Web ページが Internet Explorer で開かれたときに、UFT One がアプリケーションをテストできます。

この方法は、テストする Flex Web(.swf)アプリケーションが HTML ファイルにまだ埋め込まれていない場合に便利です。

注意: この方法がニーズに合わない場合は、UFT One と Flex アプリケーションとの通信を可能にする別の方法を選択できます。詳細については、「Flex アプリケーションのオブジェクトを認識するための UFT One の設定」を参照してください。

前提条件

UFT One Flex Runtime Loader ファイルは、UFT One のインストール時に <UFT One インストール・フォルダ>\dat\Flash\Flex\Runtime Loader フォルダにインストールされます。

  • 次の Flex Runtime Loader のいずれかを実行します。

    • UFTFlexAUTLoader_4_9_1.swf - Flex SDK 4.9.1 以前を使用して開発された Flex アプリケーションのテスト用
    • UFTFlexAUTLoader_4_12_1.swf - Flex SDK 4.12.x を使用して開発された Flex アプリケーションのテスト用
  • UFT One Flex Runtime Loader がテスト対象の Flex アプリケーションと同じアプリケーションおよびセキュリティのドメインにあることを確認してください。

    テスト対象のアプリケーションが Web サーバ上に存在している場合、Runtime Loader のコピーを同じ Web サーバ上に配置し、そのコピーを使用してアプリケーションを開く必要があります。

    プリコンパイルされた Flex アプリケーションで記録されたテストを使用して、Runtime Loader で開かれた Flex アプリケーションをテストする場合(またはその逆の場合)は、テストに関連付けられたオブジェクト・リポジトリの変更と、プログラム的記述を使用して Flex テスト・オブジェクトを識別するテスト・スクリプトの変更が必要になることがあります。

    あらゆる Flex テスト・オブジェクトの uid プロパティ値と FlexWindow テスト・オブジェクトの id プロパティ値は、Runtime Loader で開いたアプリケーションとプリコンパイルされた Flex アプリケーションで異なります。テストを実行する前に、これらのプロパティが記述に含まれているテスト・オブジェクトが、テスト対象のアプリケーション内のオブジェクトに対応することを確認してください。

    アプリケーションがファイル・システム上にある場合は、ファイル・システムに格納されている Runtime Loader を使用します。

  • <UFT One インストール・フォルダ>\dat\Flash\Flex\Runtime Loader フォルダに格納されている Runtime Loader のいずれかでなく、Runtime Loader のコピーを使用する場合、必ず UFT One アップグレード後のファイルを再コピーして、UFT One で提供されるファイルの最新バージョンを使用するようにしてください。

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Web ページの作成

<UFT One インストール・フォルダ>\dat\Flash\Flex\Runtime Loader\UFTFlexAUTLoader_Sample.html にある UFT One のサンプル Web ページをコピーします。このファイルは、UFT One Flex Runtime Loader およびテストする Flex アプリケーションと同じアプリケーションおよびセキュリティのドメインに保存します。

UFT One でのアプリケーションのテスト時には、このファイルを Internet Explorer で開くことでアプリケーションを実行します。

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Web ページで指定される Runtime Loader の場所の更新

  1. (オプション)作成した html ファイルとは別のフォルダに Runtime Loader がある場合は、Runtime Loader のファイル名をパスが含まれるように変更します。

    パスは、URL(Runtime Loader が Web サーバ上にある場合)、完全なファイル・システム・パス、または html ファイルの場所を基準とした相対パスで指定できます。

    次の行を探して変更します。

    <param name="movie" value="UFTFlexAUTLoader.swf" />

    例:

    <param name="movie" value="C:\MyApps\FlexRT\UFTFlexAUTLoader.swf" />
  2. ファイル内で Runtime Loader ファイル名(UFTFlexAUTLoader.swf)が現れる両方の場所で、テスト対象のアプリケーションを開発する際に使用した Flex SDK のバージョンに従って、UFTFlexAUTLoader.swfUFTFlexAUTLoader_4_9_1.swf または UFTFlexAUTLoader_4_12_1.swf に変更します。

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Web ページへの Flex アプリケーションの埋め込み

次の行で、swf_url パラメータにアプリケーション・ファイル名と、オプションでパラメータを入力します(2 箇所)。

<param name="FlashVars" value="swf_url=YourApplication.swf" />
<embed id="loader"
       width="100%" height="100%" align="middle"
       src="UFTFlexAUTLoader<バージョン番号>.swf"
       flashvars="swf_url=YourApplication.swf"/>

次の構文を使用します。

swf_url=<ApplicationName.swf>&<param_name1>=<param_value1>&<param_name2>=<param_value2>
ApplicationName

開く Flex アプリケーションのファイル名。

アプリケーションが Runtime Loader とは別のフォルダに保存されている場合は、アプリケーションの URL またはファイル・システム・パスを指定します。

例:

swf_url=http://some_server/MyApp.swf
swf_url=C:\\Flex\\AUTs\\MyApp45.swf

ファイル・システム・パスは、完全パスまたは Runtime Loader の場所を基準とした相対パスで指定できます。

param_names=param_values

(オプション)開くアプリケーションに渡すパラメータとその値のリスト。パラメータは、アンパサンド(&)文字で区切ります。

例:

swf_url=MyApplication.swf&param_name=param_value&param2_name=param2_value

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