既知の問題 - .NET Web Forms

このセクションでは、.NET Web Forms Add-in のトラブルシューティングと制限事項について説明します。

テスト・オブジェクトとテスト・オブジェクト・メソッド

  • .NET Web Forms オブジェクトは、Microsoft Internet Explorer 上でのみサポートされます。

  • WbfTreeView、WbfToolbar、および WbfTabStrip の各オブジェクトは、ActiveScreen では正しく認識されません。そのため、次の点に注意してください。

    • ActiveScreen でこれらのオブジェクトを対象としたチェックポイントまたは出力値ステップを挿入できません。

    • 編集モード時にキーワード・ビューまたはエディタでこれらのオブジェクトを対象とするチェックポイントを挿入する選択をした場合、これらのオブジェクトの期待値は正しくないことがあります。

    回避策:記録セッション中にこれらのオブジェクトを対象とするチェックポイントまたは出力値ステップを挿入するか、または、該当するステップから ActiveScreen を取り除いてからキーワード・ビューまたはエディタでアプリケーションの適切な場所を開いてチェックポイントを挿入し、アプリケーションから値が取得されるようにします。

  • 特殊文字を含む WbfTreeView テスト・オブジェクトに対するテストは、予測どおりに動作しない場合があります。

    回避策:特殊文字を含む WbfTreeView 項目に対してテストを実行するには、#index 形式を使用します。

  • WbfTreeViewWbfToolbar、および WbfTabStrip テスト・オブジェクトは、ブラウザ・コントロール・アプリケーションについてはサポートされていません。

  • WbfTreeView、WbfToolbar、および WbfTabStrip オブジェクトに対しては、ActiveScreen 操作はサポートされません。

  • WbfTreeView オブジェクトに対してページ移動を発生させる Select または Expand 操作を実行すると、同期の問題のために実行が失敗する可能性があります。

    回避策:WbfTreeView オブジェクトに対するテストを 1 ステップずつ実行してみます。たとえば、

    WbfTreeView.Select "item1;item2;item3;"

    を次の内容に置き換えます。

    WbfTreeView.Expand "item1
    WbfTreeView.Expand "item1;item2"
    WbfTreeView.Select "item1;item2;item3;"
  • 複数の統一されたスタイルがあるカレンダを持つ .NET Web Forms アプリケーションの使用は、完全にはサポートされていません。

  • WbfUltraGrid オブジェクト(InfragisticsUltraWebGrid)内のグループ化された領域に対する操作はすべて記録されません。

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サポートされていないプロパティ

  • .NET Web Forms テスト・オブジェクトまたは .NET Web Forms 親テスト・オブジェクトを持つ Web ベースのテスト・オブジェクトについては、xpath および css プロパティはサポートされていません。

  • WbfCalendar オブジェクトの場合、記述プロパティ Selected DateSelected Range は、選択モード none では常に none です。

  • WbfUltraGrid オブジェクトに対して素早く実行された一連の操作は、記録されない場合があります。

    回避策:記録する操作の数を 1 秒あたり 1~2 個に制限してみてください。

    WbfUltraGrid のカラム名は、カラム・ヘッダの内部 HTML で構成されるため、無関係な情報を含んでいることがあります。

  • WbfUltraGrid は、カラムがすでにソート済みでない場合に、カラムの降順のソートに失敗することがあります。

    回避策:Sort 呼び出しを 2 つに分割し、最初に昇順で並べ替えてから、次に降順で並べ替えます。たとえば、

    WbfUltraGrid("UltraWebGrid1").Sort "Model","Descending" 

    を次の内容に置き換えます。

    WbfUltraGrid("UltraWebGrid1").Sort "Model","Ascending"
    WbfUltraGrid("UltraWebGrid1").Sort "Model","Descending" 

オブジェクト認識の問題

  • UFT One は、一部の Web Forms グリッドを WbfGrid でなく WebTables テスト・オブジェクトとして認識することがあります。

    回避策:次のいずれかを実行します。

    • 次のいずれかの条件に適合するように Web Forms コントロールに変更を加えます。

      • class 属性に DataGrid という文字列を含める。

      • id 属性に DataGrid または GridView の少なくともいずれか 1 つの文字列を含める。

    • UFT One が Web Forms テーブル・コントロールを DataGrid または GridView として識別する(そして WbfGrid テスト・オブジェクトとして学習する)ようルールを変更します。

      これらのルールは、<UFT One インストール・フォルダ>\dat\WebFormsConfiguration.xml で定義されています。

      このファイルには、その形式と使用法について説明するコメントが含まれています。

  • WbfTreeViewWbfToolbar、および WbfTabStrip の各オブジェクトは、ActiveScreen では正しく認識されません。そのため、次の点に注意してください。

    • ActiveScreen でこれらのオブジェクトを対象としたチェックポイントまたは出力値ステップを挿入できません。

    • 編集モード時にキーワード・ビューまたはエディタでこれらのオブジェクトを対象とするチェックポイントを挿入する選択をした場合、これらのオブジェクトの期待値は正しくないことがあります。

    回避策:記録セッション中にこれらのオブジェクトを対象とするチェックポイントまたは出力値ステップを挿入するか、または、該当するステップから ActiveScreen を取り除いてからキーワード・ビューまたはエディタでアプリケーションの適切な場所を開いてチェックポイントを挿入し、アプリケーションから値が取得されるようにします。

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チェックポイントおよび出力値

  • WbfTreeView、WbfToolbar、および WbfTabStrip オブジェクトに対しては、テキスト・チェックポイントはサポートされません。

  • WbfCalendar オブジェクトの ActiveScreen 画像は、常にナビゲーションの前に保存されます。たとえば、NextMonth リンクをクリックすると、ActiveScreen は現在の月を表示します。したがって、ActiveScreen からチェックポイントを作成して、それを Calendar.ShowNextMonth 行の後に挿入すると、そのチェックポイントは失敗します。

    回避策:次のいずれかを実行します。

    • カレンダ・オブジェクトに対するチェックポイントを記録時に挿入します。

    • テストの編集時に、チェックポイントの期待値を編集するか、現在のステップの前にチェックポイントを挿入します。

  • WbfUltraGrid オブジェクトでテーブル・チェックポイントがサポートされるのは、記録時のみです。

  • WbfUltraGrid.RowCount メソッドと WbfUltraGrid.ColumnCount メソッドを使用した場合や、内部に追加のグリッド・コントロールを持つグリッドに対してテーブル・チェックポイントを実行した場合、UFT One は最も外側のテーブルについてのみ行またはカラムを取得します。rows プロパティと RowCount メソッドがカウントするのはグループ化されていない行だけなので注意が必要です。

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