既知の問題 - Siebel Add-in

一般的な制限事項

  • 特定のオブジェクト、メソッド、またはプロパティは、本書に記載されていなくても、UFT One 内から利用できる場合があります。これは、UFT One が Siebel Add-in をロードし、Siebel アプリケーションを開くときに、最新の SiebelObject.xml ファイルを取得するためであり、ドキュメントの更新が UFT One の製品リリース時に利用可能な .xml ファイルのバージョンに従って行われるためです。

  • UFT One のリリース後に Siebel によって追加されたオブジェクトやメソッドについては、コンテキスト・センシティブ・ヘルプ(F1 ヘルプ)が使用できない場合があります。さらに、これらのオブジェクトやメソッドについては、自動文書(キーワード・ビューの[注釈]カラム内)とステップ・ドキュメント(ステップ・ジェネレータ内)も使用できない場合があります。

オブジェクトの認識

  • 一部のオブジェクトは(SmartScript モジュール内など)リポジトリ名プロパティの値を持たないため記録されず、オブジェクト・スパイによっても認識されません。

    回避策:低レベル記録を使用します。

  • SiebList オブジェクトのセル内にある内部オブジェクトには、それらが記録されていても、標準の方法ではアクセスできません。これにより、次のような制限が発生します。

    • テストまたはビジネス・コンポーネントのスクリプト行に SiebList 内部オブジェクトに対する操作が含まれている場合は、その SiebList オブジェクト全体が強調表示されます。

    • SiebList オブジェクトの ChildObjects メソッドは 0 を返します。

    • [オブジェクト リポジトリ]ウィンドウの[オブジェクトの追加]オプションを使用して SiebList 内部オブジェクトをオブジェクト・リポジトリに追加することはできません。

  • オブジェクト・スパイとチェックポイントは、展開された電卓およびカレンダ・ポップアップ・オブジェクトを Window("Siebel control popup") として認識します。

記録

  • テストまたはビジネス・コンポーネントの記録中に警告メッセージが開いた場合(たとえば無効なデータを挿入した場合など)、UFT One がそれらの操作を間違った順序で記録することがあります。

    回避策:記録した後で、テスト内のステップの順序を手動で変更します。

  • Gantt グラフ操作と RichText エディタ・ツールバー操作は記録されません。

    回避策:低レベル記録を使用します。

  • アポイントメント・カレンダ・オブジェクトが記録されるのは、ActiveX Add-in が有効になっているときだけです。

  • アポイントメント・カレンダ内での新しいアポイントメントの作成を記録すると、そのテストまたはビジネス・コンポーネントは実行時に失敗します。

    回避策:onkeypress FireEvent を、WebElementSet ステップの前に手動で追加します。

  • ポップアップ・テーブル上で記録されたステップについては、ActiveScreen は空です。

テスト・オブジェクトとテスト・オブジェクト・メソッド

  • Siebel バージョン 8.1.1.11 で電卓アプリケーションのテストを実行する場合、SiebCalculator.ClickKeys メソッドが機能しない場合があります。

    回避策:電卓の値を ClickKey または ClickKeys メソッドで入力する代わりに、編集フィールドに直接値を入力します。

  • 特定のテスト・オブジェクト(Sieb というプレフィックスが付いている)には表の特性があります。UFT OneSieb 表テスト・オブジェクトをテーブル・タイプのオブジェクトとして扱うため、その内容または記述プロパティ、あるいはその両方を検査できます。さらに、テストまたはビジネス・コンポーネントで使用するために、内容または値、あるいはその両方を出力できます。次の Sieb テスト・オブジェクトには表の特性があります。SiebCommunicationsToolbar、SiebList、SiebMenu、SiebPageTabs、SiebPDQ、SiebPicklist、SiebScreenViews、SiebThreadbar、SiebToolbar、SiebViewApplets

チェックポイント

  • テストまたはコンポーネントを編集しているときに、適切なオブジェクト・タイプ(SiebList、SiebPicklist、SiebPageTabs など)についてテーブル内容チェックポイントまたは出力値を作成するには、アプリケーションでそのオブジェクトが表示される正確な画面を開く必要があります。そうでない場合、[テーブル チェックポイント]ダイアログ・ボックスまたは[テーブル出力値]ダイアログ・ボックスに[プロパティ]タブだけが表示されることになります。

  • 合計]行を含む SiebList オブジェクトについて作成されたチェックポイントは、[合計]行の更新を引き起こしたアクションが記録されていないと、実行セッション中に失敗することがあります。