UFT One でのターミナル・エミュレータの使用

UFT One では、HLLAPI(High Level Language Application Programming Interface)対応のターミナル・エミュレータ・アプリケーションをテストできるほか、VT100 プロトコルを使用するように設定したエミュレータ・セッション([Text-only]オプションを使用します)など、HLLAPI 対応でないターミナル・エミュレータ・アプリケーションもテストできます。HLLAPI は、PC アプリケーションと、拡張機能を持つメインフレーム・アプリケーションとの通信を可能にするものです。

テスト時には、UFT One は、ターミナル・エミュレータのウィンドウとホスト・アプリケーション内の画面を区別します。ターミナル・エミュレータのウィンドウは、ターミナル・エミュレータ自身のフレーム、メニュー、ツールバー、およびステータス・バーで構成されます。このウィンドウは、ターミナル・エミュレータの個々のセッション全体を通じて変化しません。

ターミナル・エミュレータの画面では、アプリケーションが表示されているウィンドウの領域が参照されます。ホストがアプリケーションへのユーザ入力に応答するたびに、画面が変化します。

使用しているエミュレータが HLLAPI に対応している場合、UFT One はエミュレータ画面内の画面オブジェクトとフィールド・オブジェクトを認識します。使用しているエミュレータが HLLAPI に対応していない場合や、UFT One を「Text-only」モードに設定してある場合、UFT One は、エミュレータ画面の行およびカラムに表示されるテキストに関する操作を記録します。

UFT One Terminal Emulator Add-in には、いくつかのターミナル・エミュレータについて事前設定済みの設定が含まれています。また、Terminal Emulator Add-in では、それ以外のほとんどのターミナル・エミュレータについても、「ターミナル・エミュレータ設定ウィザードの概要」を使用して設定を行えます。