Siebel テスト・オブジェクト・モデル

Siebel テスト・オブジェクト・モデルは、「Sbl」または「Sieb」というプレフィックスの付いた 2 つの異なるテスト・オブジェクトのグループで構成されます。オブジェクトを学習する場合、UFT One は Siebel アプリケーションの実装方法に応じて、Sieb テスト・オブジェクトのみを学習するか、または SblSieb のテスト・オブジェクトの組み合わせを学習できます。

たとえば、Siebel アプリケーションのページで特定のアカウントのチェック・ボックスを選択するとします。このチェック・ボックスのラベルは「Competitor」です。

UFT One はこのチェックボックスを SiebCheckbox オブジェクトとして識別します。Competitor という名前で SiebCheckbox テスト・オブジェクトが作成され、Competitor SiebCheckbox の記述として次のプロパティと値が記録されます。

また、SetOn メソッドを実行して SiebCheckbox オブジェクトを選択したことも記録されます。

UFT One により、[キーワード ビュー]に次のようなステップが表示されます。

テストまたはビジネス・コンポーネントを実行すると、UFT One は、テスト・オブジェクト・クラスと、オブジェクトを一意に認識するための記述プロパティと値のセットである「記述」に基づいて、アプリケーションに含まれている各オブジェクトを認識します。前の例では、実行セッション中、UFT One によりオブジェクト・リポジトリ内で Competitor という名前を持つ SiebCheckbox オブジェクトが検索され、その記述が調べられます。次に、見つかった記述に基づいて(repositorynameCompetitorclassnameSiebCheckbox)、UFT One によって、Competitor という名前を持つ SiebCheckbox オブジェクトがアプリケーションの中で検索されます。該当するオブジェクトが見つかると、UFT One はそのオブジェクトに対して SetOn メソッドを実行し、チェック・ボックスが選択されます。