PDF Add-in(テクノロジ・プレビュー)

UFT One PDF Add-in を使用すると、Adobe Acrobat Pro で開いたインタラクティブ PDF ドキュメントをテストできます。

注意: テストするドキュメントは、単一ページ表示で表示する必要があります(Acrobat:[表示]>[ページ表示]>[単一ページ表示])。

一般情報

アドインの種類

これは Windows ベースのアドインです。この機能のほとんどは他の Windows ベースのアドインと同じです。

サポート環境

サポートされる Adobe Acrobat Pro のバージョンについては、UFT One 『使用可能製品マトリクス』 の「PDF Add-in」セクションを参照してください。

前提条件

次のいずれかの方法で、Adobe Acrobat Pro の読み上げオプションを設定します。

  • UFT One を使用して PDF ドキュメントを記録またはスパイするときに最初に開く[Adobe Acrobat Pro]ダイアログ・ボックスで、次の手順を実行します。

    読み上げ順序]で、[文書から読み上げ順序を推測]を選択します。

    読み上げモードオプション]で、[現在表示されているページのみを読み上げる]を選択します。

    UFT One を使用して PDF ドキュメントをテストするたびにこのダイアログ・ボックスが表示されないようにするには、[今後、このダイアログを表示しない]を選択します。

    ヒント: ダイアログ・ボックスが開かない場合は、[編集]>[環境設定]を使用して、Adobe Acrobat Pro で読み上げオプションを設定します。

  • Adobe Acrobat Pro で、[編集]>[環境設定]を選択し、[読み上げ]カテゴリを選択します。

    読み上げ順序]で、[文書から読み上げ順序を推測]を選択します。

    ページあるいは文書]で、[現在表示されているページのみを読み上げる]を選択します。

    UFT One を使用して PDF ドキュメントをテストするたびに Adobe Acrobat Pro ダイアログ・ボックスが開かないようにするには、[文書をタグ付けする前に確認]オプションをクリアします。

重要な情報

UFT One は、異なる名前の PDF ドキュメントを異なるテスト・オブジェクトとして認識します。

テストで別の名前でファイルを保存する場合、後続のテスト・ステップではファイルに別のテスト・オブジェクトを使用する必要があります。次のいずれかの方法で行うことができます。

  • オブジェクト・リポジトリに別のテスト・オブジェクトを追加する

  • テスト・オブジェクトが新しいファイル名を使用するようにプログラムで記述する

    例:

    PDFApplication("name:=NewFileName.pdf - Adobe Acrobat").GoToPage 5

テスト・オブジェクト、メソッド、プロパティ

PDF Add-in では、インタラクティブ PDF ドキュメントでオブジェクトをテストするときに使用できるテスト・オブジェクト、メソッド、およびプロパティが提供されます。詳細については、『UFT One Object Model Reference for GUI Testing』の「PDF」セクションを参照してください。

既知の問題 「既知の問題 - PDF Add-in」

前提条件

アプリケーションを開く

PDF ドキュメントを開くタイミングは、UFT One を起動する前でも後でも構いません。

テストの実行中は、SystemUtil.Run メソッドを使用してドキュメントを開くことができます。

  • Adobe Acrobat Pro が PDF ファイルの標準設定アプリケーションとして設定されている場合は、PDF ファイル名を指定して SystemUtil.Run を呼び出します。
  • それ以外の場合は、実行するアプリケーションとして Adobe Acrobat Pro を指定し、開くファイルを指定してメソッドを呼び出します。

設定

設定オプション

Windows アプリケーション]表示枠を使用。
([ツール]>[オプション]>[GUI テスト]タブ>[Windows アプリケーション]ノード)

記録と実行環境設定

Windows アプリケーション]タブを使用。
[記録]>[記録と実行環境設定]

[記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスで[指定したアプリケーションだけで記録して実行する]ラジオ・ボタンを選択している場合、この設定はオブジェクト・スパイなどの指差し操作によって認識されるアプリケーションにも適用(制限)されます。

ActiveScreen キャプチャのカスタム設定

Windows アプリケーション]セクションを使用。
[ツール]>[オプション]>[GUI テスト]タブ>[ActiveScreen]ノード>[カスタム レベル

アプリケーション領域の[追加設定]

アプリケーション]表示枠を使用。
アプリケーション領域ウィンドウ内で、[追加設定]をクリックし、サイドバーで[アプリケーション]を選択します。