異なるプラットフォームでのテスト
UFT One テストでは、同じスクリプトを使用して、複数のデバイスとプラットフォームで複数のアプリケーションをテストできます。
複数のデバイスのテスト
記録と実行環境設定、オブジェクトのプロパティ、および記述的プログラミングを使用して、複数のアプリケーションとデバイスで記録と実行を行います。
たとえば、次のスクリプトは 1 つのテストを示しています。
このテストでは、Web メソッドと Mobile メソッドを使用してモバイル・デバイスでステップを実行し、次に 2 番目のモバイル・デバイスでリスト・アイテムを選択します。
Browser("Google ").Page("Google").WebEdit("Search").Set "hp"Browser("Google ").Page("Google").Link("HP Support and Drivers").Click
Device("Device").App("Mobile Browser").MobileEdit("url").SetFocus
Device("Device").App("Mobile Browser").MobileEdit("url").Set "http://www.bing.com"
Device("Device_2").App("UICatalog").MobileList("list").Select 5
Device("Device_2").App("UICatalog").MobileList("listview_1").Select 0
詳細については、次を参照してください。
複数のプラットフォームのテスト
1 つのモバイル・オペレーティング・システムを使用してテストを記録してから、別のオペレーティング・システムでテストを実行します。
Android と iOS を切り替えるには、App テスト・オブジェクトのプロパティを調整します。
ヒント: 次の例は、UFTM Browser アプリの App テスト・オブジェクトのプロパティを示しています。ネイティブ・ブラウザを使用する場合は、必要に応じて値を置き換えてください。
iOS | "identifier:=com.hp.HPMobileWebBrowserINJ" "name:=HPE Mobile Web"
|
Android | "identifier:=com.hp.mobileweb" "name:=HPE Mobile Web"
|
これらのプロパティは、次の方法で調整します。
-
オブジェクト・リポジトリ内の値を手動で変更
-
オブジェクト・リポジトリ内のプロパティをパラメータ化
-
App.SetTOProperty メソッドを使用
詳細については、『UFT One Object Model Reference』の App テスト・オブジェクトを参照してください。
モバイルでの Web のテスト
デスクトップ・ブラウザで Web テストを記録し、Mobile Web アプリを使用してモバイル・ブラウザで実行します。
これを行うには、Mobile Add-ins と Web Add-ins の両方をロードする必要があります。
または、Chrome エミュレータを使用して Web アプリでテストを記録および実行することを検討してください。Chrome エミュレータを使用すると、同じテストをデスクトップ・ブラウザとモバイル・ブラウザの両方で実行するほか、UFT One でまだサポートされていないデバイスをテストすることもできます。
詳細については、「Chrome エミュレータを使用して Web アプリをテストするための設定の定義」を参照してください。
注意: Mobile Web アプリは、Web テストの再生のみをサポートします。
複数のデバイスでの BPT テストの準備
アプリケーション領域の設定は、単一のデバイスとアプリケーションに制限されています。複数のデバイスまたはアプリケーションを同時にテストするには、次の手順を実行します。
-
Device および App テスト・オブジェクトの id または identifier 記述プロパティのオブジェクト・リポジトリ・パラメータを作成します。
詳細については、次を参照してください。
-
パラメータをコンポーネント、ビジネス・プロセス・テスト、またはフロー・テスト・パラメータに関連付けます。
-
必要に応じて、テストの反復ごとに異なるデバイスまたはアプリ ID を表すようにパラメータの値を変更します。
ヒント: または、モバイル・アプリケーションを起動するためのコンポーネント・ステップとして App.Launch ステートメントを挿入します。
詳細については、『UFT One Object Model Reference for GUI Testing』の「Mobile」の項を参照してください。
サーバのスクリプトまたは設定で使用される device id プロパティを作成して、開くデバイスを適切に識別します。
次の手順を実行します。
- UFT One でテストを開きます。
-
id 記述プロパティを Device テスト・オブジェクトに追加します。
-
device_id テスト入力パラメータを追加します。
詳細については、「アクション・パラメータとテスト・パラメータの使用」を参照してください。
-
device_id アクション入力パラメータを追加します。
次の手順を実行します。
- ソリューション・エクスプローラで、関連するアクション・ノードを選択します。
- [プロパティ]表示枠で、[パラメータ]タブをクリックします。
- [追加]ドロップダウン矢印をクリックし、[入力パラメータの追加]を選択します。
-
[入力パラメータの追加]ダイアログ・ボックスで、device_id と同じような名前を付けます。
パラメータはアクション・レベルで追加されます。
-
テスト入力パラメータとアクション入力パラメータの間にリンクを作成します。
次の手順を実行します。
- キャンバスで、アクション入力パラメータを含むアクションを右クリックし、[アクション呼び出しプロパティ]を選択して、[アクション呼び出しプロパティ]ダイアログ・ボックスを開きます。
- [パラメータの値]タブで、device_id パラメータの[標準設定値]セルをクリックしてから、[設定]ボタンをクリックします。
-
[値設定オプション]ダイアログ・ボックスで、[パラメータ]を選択します。
[パラメータ]オプションで、[テスト/アクション パラメータ]と device_id が選択されていることを確認します。
device_id の標準設定値は、[アクション呼び出しプロパティ]ダイアログ・ボックスで設定されます。
-
[OK]をクリックすると、キャンバスに戻り、テスト入力パラメータとアクション入力パラメータの間にリンクが追加されます。
-
device_id パラメータを使用するように Device テスト・オブジェクトの id 記述プロパティを設定します。
次の手順を実行します。
- テストのオブジェクト・リポジトリ・ツリーで、Device テスト・オブジェクトを選択します。
- [テスト オブジェクトの詳細]領域で、id 記述プロパティの[設定]ボタンをクリックします。
-
[値設定オプション]ダイアログ・ボックスで、[パラメータ]>[テスト/アクション パラメータ]を選択します。
[パラメータ]ボックスで、[device_id]を選択します。
オブジェクト・リポジトリで、id 記述プロパティの値が device_id に設定されます。
サーバのスクリプトまたは設定で使用されるアプリケーション認識プロパティを作成して、開くデバイスを適切に識別します。
- UFT One でテストを開きます。
-
app_name テスト入力パラメータを追加します。
次の手順を実行します。
- ソリューション・エクスプローラで、テスト・ノードを選択します。
- [プロパティ]表示枠で、[パラメータ]タブをクリックします。
- [追加]ドロップダウン矢印をクリックし、[入力パラメータの追加]を選択します。
-
[入力パラメータの追加]ダイアログ・ボックスで、app_name と同じような名前を付けます。
パラメータはテスト・レベルで追加されます。
-
app_name アクション入力パラメータを追加します。
次の手順を実行します。
- ソリューション・エクスプローラで、関連するアクション・ノードを選択します。
- [プロパティ]表示枠で、[パラメータ]タブをクリックします。
- [追加]ドロップダウン矢印をクリックし、[入力パラメータの追加]を選択します。
-
[入力パラメータの追加]ダイアログ・ボックスで、app_name と同じような名前を付けます。
パラメータはアクション・レベルで追加されます。
-
テスト入力パラメータとアクション入力パラメータの間にリンクを作成します。
次の手順を実行します。
- キャンバスで、アクション入力パラメータを含むアクションを右クリックし、[アクション呼び出しプロパティ]を選択して、[アクション呼び出しプロパティ]ダイアログ・ボックスを開きます。
- [パラメータの値]タブで、app_name パラメータの[標準設定値]セルをクリックしてから、[設定]ボタンをクリックします。
-
[値設定オプション]ダイアログ・ボックスで、[パラメータ]を選択します。
[パラメータ]オプションで、[テスト/アクション パラメータ]と app_name が選択されていることを確認します。
app_name の標準設定値は、[アクション呼び出しプロパティ]ダイアログ・ボックスで設定されます。
-
[OK]をクリックすると、キャンバスに戻り、テスト入力パラメータとアクション入力パラメータの間にリンクが追加されます。
-
app_name パラメータを使用するように App テスト・オブジェクトの identifier 記述プロパティを設定します。
次の手順を実行します。
- テストのオブジェクト・リポジトリ・ツリーで、App テスト・オブジェクトを選択します。
- [テスト オブジェクトの詳細]領域で、name 記述プロパティの[設定]ボタンをクリックします。
-
[値設定オプション]ダイアログ・ボックスで、[パラメータ]>[テスト/アクション パラメータ]を選択します。
[パラメータ]ボックスで、[app_name]を選択します。
オブジェクト・リポジトリで、name 記述プロパティの値が app_name に設定されます。
その他の参照項目: