実行結果でのスマート認識(UFT One GUI テストのみ)

学習した記述ではステップで指定されたオブジェクトを認識できない場合、スマート認識定義がオブジェクトに対して定義されている(そして有効である)と、UFT One はスマート認識メカニズムを使ってオブジェクトの認識を試みます。次の例で 2 つのシナリオを説明します。

学習した記述に一致するオブジェクトがない場合

UFT One において、学習した記述に一致するオブジェクトが見つからないが、スマート認識によってオブジェクトが見つかった場合、実行結果に警告ステータスおよび次の情報が表示されます。

結果ツリー

[結果の詳細]表示枠

見つからなかったオブジェクトに対する記述不一致アイコン。例:

オブジェクト(たとえば ShoppingCart Link オブジェクト)が見つからなかったことを示します。

見つからなかったオブジェクトに対するスマート認識アイコン。例:

スマート認識メカニズムがオブジェクトを見つけるのに成功したことと、オブジェクトを見つけるために使われたプロパティについての情報を示します。この情報に基づいて、学習したテスト・オブジェクト記述を変更することにより、UFT One は、以降の実行セッションでその記述を使ってオブジェクトを見つけられるようになります。

実際に実行されたステップ。例:

実行されたステップの詳細を示す通常の結果。

次の図は、学習した記述プロパティ値の 1 つを変更した後、スマート認識を使って ShoppingCartLink オブジェクトを認識したテストまたはコンポーネントの結果です。

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学習した記述に複数のオブジェクトが一致する場合

学習した記述に一致するオブジェクトが複数見つかった後で、UFT One がスマート認識を使って 1 つのオブジェクトを見つけた場合、UFT OneRun Results Viewer にスマート認識情報を示します。その場合でもステップは成功となります。ほとんどの場合、スマート認識を使用しなくても、テスト・オブジェクトの記述と順序識別子の組み合わせでオブジェクトを認識できたはずだからです。

このような場合、実行結果には次の情報が示されます。

結果ツリー

[結果の詳細]表示枠

見つからなかったオブジェクトに対するスマート認識アイコン。例:

スマート認識メカニズムがオブジェクトを見つけるのに成功したことと、オブジェクトを見つけるために使われたプロパティについての情報を示します。この情報に基づいて、そのオブジェクトのための一意のオブジェクト記述を作成することによって、UFT One は、以降の実行セッションでその記述を使ってオブジェクトを見つけられるようになります。

実際に実行されたステップ。例:

実行されたステップの詳細を示す通常の結果。

次の画像は、学習した記述で一致するものが複数あった後に、スマート認識を使って Flight Confirmation:Mercury オブジェクトを一意に認識したテストまたはコンポーネントの結果を示します。

スマート認識メカニズムでオブジェクトを認識できない場合、テストまたはコンポーネントは失敗し、[実行結果]に通常の失敗ステップが表示されます。

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