レッスン 1:GUI テストとアクションの作成
アプリケーションの GUI をテストするステップを作成する前に、最初にテストおよびテストを構成するアクションを作成する必要があります。
各 UFT One GUI テストはアクションの呼び出しで構成されます。アクションは、テストを論理的なセクションに分割する(テスト内の)構成単位です。テストを複数のアクションに分割することにより、モジュール性が高く理解しやすい効率的なテストを設計できます。
テストには複数の異なるタイプのアクションを含めることができます。
内部アクションと外部アクション |
たとえば、複数のテストで使用するアクションがある場合、このアクションをあるテストに内部アクションとして格納し、ほかのテストにはそのアクションへの呼び出しを挿入します。このアクションを呼び出す他のテストでは、このアクションを外部アクションとして利用できます。 |
再利用可能アクション |
新しいアクションへの呼び出しを挿入する場合、そのアクションは標準で再利用可能となるため、任意のテストからこのアクションを呼び出すことができます。 再利用可能アクションを使用する場合、元のテストに格納されている既存のアクションを更新するだけで済みます。元のアクションを変更すると、そのアクションを呼び出すすべてのテストが更新されます。再利用可能アクションを呼び出すテストでは、これらの再利用可能アクションは読み取り専用です。 再利用可能アクションは、次の場合に役立ちます。
アクションが他のテストで利用されないようにする場合は、アクションを再利用不可能にできます。 |
アクションのコピー | アクション・ステップを変更する場合に、テストにアクションのコピーを挿入することもできます。アクションをコピーすると、そのアクションはコピー先のテストの内部アクションになります。これらのコピーはソース・テストにリンクしていないため、元のアクションを変更してもコピーされたアクションは更新されません。 |
ヒント: 多くのテストで同じアクションまたは類似したアクションを使用する場合は、再利用可能なアクションを格納するためにテスト・リポジトリの作成を検討してください。その後、他のテストにこれらの既存のアクションへの呼び出しを挿入できます。
アクションをテストに追加するには、次の方法を使用します。
- 新規アクションの呼び出し:新しい空のアクションがテストに挿入されます。このアクションはテストの内部アクションになります。
- アクションのコピーの呼び出し:既存のアクションのコピーがテストに挿入されます。
- 既存アクションの呼び出し:既存のアクションの呼び出しが挿入されます(現在のテストに対する外部アクション)。
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新規テストを作成し、ソリューションに追加します。
- ツールバーで、[追加]ドロップダウン矢印をクリックし、[新規テストの追加]を選択します。
- [新しいテストをソリューションに追加]ダイアログ・ボックスで、[GUI テスト]を選択します。
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次の詳細情報を入力します。
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名前:Book Flights
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場所:標準設定では、ドキュメントは C:\%HOMEPATH%\My Documents\Unified Functional Testing に保存されます。このレッスンでは、このパスを変更する必要はありません。
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[追加]をクリックします。
キャンバスに空のテストが開き、(Book Flights という名前の)テスト・フローのタブと、(Action 1 という名前の)アクション・タブが表示されます。
このテストは、[ソリューション エクスプローラ]表示枠に[Flight Reservation Application]ソリューション・ノードのサブノードとしても表示されます。
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Action 1 の名前をわかりやすい論理名に変更します。
- キャンバスで Action1 ボックスを右クリックし、[アクションのプロパティ]を選択します。
- [アクションのプロパティ]ダイアログ・ボックスの[一般]タブで、Action1 を Login に変更し、[OK]をクリックします。
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警告が表示されたら、[はい]をクリックします。
キャンバスに表示されるアクションのブロックの名前が Login になっているはずです。
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Flight Finder という名前の新しいアクションを作成します。
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キャンバスの任意の場所を右クリックし、[新規アクションの呼び出し]を選択します。
[新規アクションの呼び出しの挿入]ダイアログ・ボックスが開きます。
- [名前]ボックスに「Flight Finder」と入力します。
- [再利用可能アクション]オプションと[テストの末尾]オプションが選択されていることを確認します。
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[OK]をクリックします。
追加のブロックが Flight Finder という名前でキャンバスに追加されます。
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追加アクションをテストに追加します。
- ツールバーで、[新規アクションの呼び出しの挿入]ボタンをクリックします。
- [新規アクションの呼び出しの挿入]ダイアログ・ボックスで、[名前]ボックスに「Select Flight」と入力します。
- [再利用可能アクション]オプションと[テストの末尾]オプションが選択されていることを確認します。
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[OK]をクリックしてアクションをテストに追加します。
別のブロックが Select Flight という名前でキャンバスに追加されます。
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最後のアクションを作成します。
上記で使用したいずれかの方法を使用して、Flight Confirmation という名前の別のアクションをテストに追加します。
これで、アプリケーションのテストに必要なすべてのアクションが揃いました。
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テストを保存します。
ツールバーで[保存]ボタンをクリックします。
[保存]をクリックする前に、ドキュメント表示枠の[Book Flights]タブとソリューション・エクスプローラの Book Flights ノードにアスタリスク(*)が表示されていたことに気付いたかもしれません。これらのアスタリスクは、ドキュメントに未保存の内容があることを示します。テストを保存すると、アクション・タブのすべての変更も保存されます。
テスト構造ができたら、テストのオブジェクト・リポジトリの作成を開始できます。
次のステップ: