Azure DevOps Server または Azure DevOps Services を使用した ALM ラボ管理からのテストのトリガ

このトピックでは、Azure DevOps Server のビルド・ステップを追加して ALM ラボ管理環境を準備し、ALM ラボ管理モジュールから UFT One 機能テストをトリガする方法について説明します。

ALM ラボ管理環境の準備

ALM のテスト・ラボ・モジュールのテスト・セットまたはビルド検証スイートの一部として ALM に保存された UFT One テストを実行する前に、ALM ラボ管理環境を準備します。

Azure DevOps Server で、次の手順を実行します。

  1. パイプラインを作成します(注:TFS を使用している場合は、この手順をスキップしてください)。

    • 標準設定のエージェント・プールを使用します。
    • Variables]で、UFT_LAUNCHER 変数を追加し、[Settable at queue time]にチェックを入れます。変数の値には、UFTWorking フォルダへの完全パスを指定します。

    詳細については、Microsoft Azure のドキュメントを参照してください。

  2. UFT One タスクまたはビルド・ステップを、ビルド順序の適切な位置に追加します。

  3. [Task catalog]領域で、[Test]タブを選択します。利用可能なすべてのテスト・タスクのリストが表示されます。

  4. [Test]タブから、[UFT OneALM Lab Management Environment Preparation]タスクを選択し、[Add]をクリックします。ビルド・プランの一部として、新しい空のタスクが追加されます。

  5. Close]をクリックして、ビルド・ステップを編集します。

  6. タスクについて、次の情報を入力します。

    Description(オプション)

    Azure DevOps Server CI システムの標準設定では、設定済みの記述子がタスクに使用されます。

    Rename]をクリックして、ステップにわかりやすい名前を付けます。

    ALM server

    テストの実行元となる ALM サーバ。

    ALM サーバ・アドレスは、次のいずれかの形式で指定します。

    • http://<ALM サーバ名>
    • IP:port/qcbin

    場合によっては、共通登録モードで ALM に接続する必要があります。この場合は、次のいずれかの形式を使用して URL を入力します。

    • http://<ALM サーバ名>
    • IP:port/qcbin/start_a.jsp?common=true
    ALM Credentials

    ALM サーバに必要な認証タイプに応じて、資格情報はユーザ名とパスワード、または SSO 認証用の API キーになります。

    • ユーザ名とパスワード:

      User name:サーバへのアクセスに使用する ALM ユーザ名。

      Password:上で指定した ALM ユーザのパスワード。

    • SSO 認証(UFT One 15.0.1 以降、ALM 12.60 以降):

      SSO enabled]を選択します。

      ALM サイト管理者から入手したクライアント IDAPI キー・シークレットを入力します。

    このタスクで指定した ALM ユーザまたはクライアントが、UFT One テストを開いて実行するための適切な権限を持っていることを確認します。

    権限の詳細については、ALM ヘルプセンターを参照してください。

    Domain テストを含むプロジェクトが格納されている ALM サーバのドメイン。
    Project テストが格納されたプロジェクト。
  7. Advanced]設定を展開し、次のいずれかを指定します。

    Create a new configuration named

    設定の名前を入力します。

    このオプションを選択する場合は、指定されたフィールドに値を入力します。

    Use an existing configuration ID AUT 環境設定の ID を ALM に入力します。

    利用可能なオプションの詳細については、オプションの横にある質問アイコンをクリックします。

  8. Parameters]セクションを展開し、設定を更新する AUT 環境パラメータを入力します。

    このタスクのパラメータは 10 個に制限されています。テスト・セットに含まれるパラメータが 10 を超える場合は、別のステップを追加します。

    注意: 各パラメータを個別に(1 つずつ)選択し、パラメータの詳細を指定する必要があります。

    パラメータの値を選択または指定しない場合、指定したパラメータは使用されません。

  9. このステップについて、次のような CI システムの制御オプションを設定します。

    Enabled ステップをこのビルドの一部として実行するかどうかを指定します。
    Continue on error このステップでエラーが発生した場合に、ビルドを停止するか、続行するかを CI システムに指示します。
    Always run このステップを常に実行するように CI システムに指示します。

この設定は、適切な場所でビルド・ステップとして使用されます。

「ALM ラボ管理からの UFT One テストのトリガ」に進んでください。

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ALM ラボ管理からの UFT One テストのトリガ

ALM ラボ管理環境を準備した後、UFT One テストをトリガするために、別の Azure DevOps Server ビルド・ステップを追加します。

次の手順を実行します。

  1. ビルドで、ビルド・ステップを追加し、ビルド順序の適切な位置にステップを配置します。

  2. [Task catalog]領域で、[Test]タブを選択します。利用可能なすべてのテスト・タスクのリストが表示されます。

  3. Test]タブから、[UFT One ALM Lab Management]タスクを選択し、[Add]をクリックします。

    ビルド・プランの一部として、新しい空のタスクが赤で追加されます。

  4. タスクについて、次の情報を入力します。

    ALM credentials

    ALM サーバ情報、およびテスト・ラボ識別情報を含むテストの一般情報。

    場合によっては、共通登録モードで ALM に接続する必要があります。この場合は、次のいずれかの形式で URL を入力してください。

    • http://<ALM サーバ名>
    • IP:port/qcbin/start_a.jsp?common=true
    Test set / Build verification suite ID

    実行するテスト・セットまたはビルド検証スイートの ID。

    テスト・セットは、機能タイプである必要があります。

    Timeslot

    (分単位、最小 = 30)

    テスト・セットまたはビルド検証スイートを実行するために、ホストまたはスレーブで必要な時間の量。

    CDA provisioning information

    ALM サーバでの CDA プロビジョニングの詳細。

    個々のオプションの詳細については、オプションの横にある情報アイコンをクリックします。

    詳細については、ALM ヘルプセンターを参照してください。

  5. (オプション)[Test]タブから、Publish Test Results タスクまたはビルド・ステップを追加して、テスト結果を Azure パイプラインに公開します。

    UFT One の XML 実行結果レポートに基づいて JUnit レポートを作成するには、ステップに次の情報を入力します。

    Display name ステップの名前を指定します。
    Test result format JUnit
    Test results files **/*.xml
    Search folder テスト結果の XML ファイルが格納される UFTWorking\res フォルダへのパスを指定します。
    Test run title レポートのタイトルを指定します。
  6. このステップについて、次のような CI システムの制御オプションを設定します。

    Enabled ステップをこのビルドの一部として実行するかどうかを指定します。
    Continue on error このステップでエラーが発生した場合に、ビルドを停止するか、続行するかを CI システムに指示します。
    Always run このステップを常に実行するように CI システムに指示します。
  7. ビルドを実行します。ビルドが実行されると、テストは指定された設定でビルド・タスクとして実行されます。

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テスト結果の表示

テストの実行後、次の方法で実行結果を表示できます。 

ALM に保存されている実行結果へのリンク

UFT One は、実行結果へのリンクをビルドのアーティファクトとして ALM に自動的に保存します。

実行結果の[サマリ]タブでこのリンクを表示します。

例:

JUnit テスト結果レポート

Azure DevOps パイプラインにタスクを追加してテスト結果を発行した場合、実行結果の[Tests]タブで JUnit の結果を表示できます。

UFT レポート

UFT One バージョン 15.0.2 以降でサポート

テスト実行後、実行結果の[拡張機能]タブで、テスト実行結果の詳細を含む UFT レポートを確認できます。

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その他の参照項目: