データベース・チェックポイント

関連:GUI テストとスクリプト GUI コンポーネント

データベース・チェックポイントを使用すると、アプリケーションからアクセスするデータベースを検査し、不具合を検出できます。これを行うには、データベースにクエリを定義し、次に、そのクエリの結果を検査するデータベース・チェックポイントを作成します。

データベース・クエリは、次のいずれかの方法で定義します。

  • Microsoft Query を使用する方法。Microsoft Query は、Microsoft Office のカスタム・インストールでインストールできます。

  • 手動で SQL ステートメントを定義する方法。

データベース・チェックポイントは、データベースで定義したクエリの結果(結果セット)に基づいて作成します。データベースを対象とする検査を作成して、結果セット全体の内容またはその一部を検査できます。データベースの現在のデータが UFT One によってキャプチャされ、その情報が期待データとして保存されたうえで、データベース・チェックポイント・ステップが挿入されます。

新しいデータベース・チェックポイントを作成すると、検査対象であることを示す青いチェック・マークがすべてのセルに付きます。チェック・マークは、必要に応じて結果セット全体に付けることも、特定の行、カラム、またはセルのみに付けることもできます。UFT One は、チェック・マークを含むセルのみを検査します。

UFT One による選択したセルの識別方法も指定できます。たとえば、「[チェックポイントのプロパティ]ダイアログ・ボックス」で 1 行目と 2 行目に表示されるデータを検査するとします。ただし、テストまたはスクリプト・コンポーネントを実行するたびに、前のステップで実行した並べ替えに応じて、行の順序が変化する可能性があることがわかっています。そのような場合は、行番号とカラム番号を元にデータを探すのではなく、カラム名と、キー・カラムに既知の値が含まれる行に基づいてセルを特定します。

実行セッション中、データベース・チェックポイントによって、データベースの現在のデータと、「[チェックポイントのプロパティ]ダイアログ・ボックス」で定義した期待データが比較されます。期待データと現在の結果が一致しない場合、データベース・チェックポイントは失敗します。