変更検出モードを使用して変更を検出し解決する
関連:ビジネス・プロセス・テストとビジネス・プロセス・フロー
このタスクでは、SAP アプリケーションのビジネス・プロセス・テストまたはフローを変更検出モードで実行する方法について説明します。これは、SAP アプリケーションが変更されたかどうかをチェックし、UFT One で、テストまたはフローのコンポーネントを新しいステップで自動的に更新できるようにする際に便利です。
前提条件
変更検出モードでテストを実行する前に、次の手順を実行します。
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ALM バージョン 12.50、ALM 12.21、ALM 12.01 パッチ 2 以降、または ALM 11.52 パッチ 7 以降を実行している ALM サーバにテストを保存します。
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UFT One で、SAP Solutions Add-in をインストールしてロードします。
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変更検出レポートを直接 ALM から表示するには、同じコンピュータに UFT One がインストールされている必要があります。
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ユーザは、実行タスク権限と、テストおよびビジネス・コンポーネントの変更権限を持つユーザ・グループに属している必要があります。
変更検出モードでテスト実行を開始
ビジネス・プロセス・テストを開き、選択した状態で、ツールバーから[実行]ボタンの下矢印をクリックし、[変更検出実行モード]を選択します。
テストが、通常のテスト実行と同じように実行されます。UFT One は最小化され、テストまたはフローのステップがアプリケーション上で実行されます。テスト実行が終了すると、変更検出レポートが別のウィンドウに開きます。
変更されたコンポーネントとステップを更新
このレポートを使用して、コンポーネントとステップを自動的に更新できます。
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コンポーネント・ツリーで、変更を解決するコンポーネントを選択します。
変更の解決が必要なコンポーネントは、コンポーネント・ツリーの[変更]カラムにアイコン付きで表示されます。
ヒント: 変更が必要なコンポーネントのみを表示するには、[変更]カラムで下矢印をクリックし、[変更を開く]ラジオ・ボタンを選択します。
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右の表示枠で、必要な変更の詳細を確認します。
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提示された変更を受け入れる場合は、表示枠の右下隅にある[変更の適用]ボタンをクリックします。
それに加えて、選択したコンポーネントのレポート行が更新され、変更を解決したことが示されます。
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右の表示枠で、更新が必要なステップのチェックボックスを選択します。
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表示枠の右下隅にある[ステップの更新]をクリックします。コンポーネント内のステップが、バックグラウンドで自動的に更新されます。
注意: コンポーネントの変更を現在のテストのみに適用する場合は、[更新の変更は現在のテストのみに影響します]チェックボックスをクリアする必要があります。このオプションをクリアしない場合、コンポーネントへの変更は、そのコンポーネントが含まれるすべてのテストに適用されます。
コンポーネントがグループ化されている場合、[更新の変更は現在のテストのみに影響します]ボタンをクリックすると、警告が表示されます。この警告が表示された場合は、コンポーネントを手動でグループ化しないことをお勧めします。
変更されたコンポーネントを ALM プロジェクトに保存
必要なコンポーネントをすべて更新したら、変更検出レポートの右下隅にある[保存]をクリックします。更新されたコンポーネントが ALM プロジェクトに保存されます。
注意: この処理は、更新の数によって、ある程度時間がかかることがあります。UFT One が変更を保存しているときに、UFT One や変更検出レポートを閉じないでください。
任意 - テスト実行の実行結果の表示
変更検出レポートでは、テストの実行中にアプリケーションの変更が報告されるだけでなく、テストの成功/失敗に関する基本的な報告も提供されます。次の情報を確認できます。
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全体的な実行ステータス
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個々のコンポーネントの実行ステータス
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コンポーネント内の個々のステップの実行ステータス
ビジネス・コンポーネントで失敗ステータスが報告されている場合は、このコンポーネント名をダブルクリックし、Run Results Viewer を開いてこのコンポーネントの不具合を開くことができます。
変更検出レポートでは、コンポーネントの成功または失敗の理由に関するデータは提供されません。この情報を表示するには、通常の実行オプションを使ってテストを実行し、テストの終了後に実行結果を表示する必要があります。