リポジトリ・パラメータ

関連:GUI テストおよびコンポーネント

リポジトリ・パラメータを使用すると、特定のプロパティ値をパラメータ化するように指定できますが、実際のパラメータ化は、パラメータ化された値が含まれている共有オブジェクト・リポジトリと関連付けられた各テストまたはコンポーネントで定義されます。

リポジトリ・パラメータは、動的に変化するオブジェクトを対象にテストまたはコンポーネントを作成し、実行する場合に便利です。オブジェクトがアプリケーション内で頻繁に更新される場合、またはデータベースなどの動的コンテンツによってプロパティ値が設定される場合、オブジェクトは動的に変化することがあります。

テスト・オブジェクトの定義で使用されているリポジトリ・パラメータを削除すると、パラメータがなくなったにもかかわらず、値はパラメータに割り当てられたままです。したがって、リポジトリ・パラメータを削除する前に、パラメータがどのテスト・オブジェクト記述でも使用されていないことを確認する必要があります。使用されていると、これらのテスト・オブジェクトを使用するステップがあるテストまたはコンポーネントを実行すると失敗します。

例: ローカライズされたアプリケーションにおいて、テキストのプロパティ値がユーザ・インタフェースの言語に応じて変化するボタンがあるとします。

リポジトリ・パラメータを使用して名前のプロパティ値をパラメータ化した後、共有オブジェクト・リポジトリを使用する各テストまたはコンポーネントにおいて、プロパティ値をどこから取得するかを指定できます。

たとえば、この共有オブジェクト・リポジトリを使用するあるテストまたはコンポーネントでは、プロパティ値をそれぞれ環境変数またはコンポーネント・パラメータから取得するように指定できます。

別のテストまたはコンポーネントでは、それぞれデータ表示枠またはローカル・パラメータから取得するように指定できます。さらに別のテストまたはコンポーネントでは、定数値として指定できます。

その他の参照項目: