メッセージ・ステートメント
関連:GUI テストとスクリプト GUI コンポーネント
メッセージ・ステートメントは、メモを実行結果に追加したり、テストの実行中に[出力]表示枠に表示されるようにしたりします。
たとえば、テストしたアプリケーションまたは使用したオペレーティング・システムについてのメモを実行結果に追加できます。または、特定のステップ中に特定のオブジェクトが見つからなかったことを示すメッセージを実行結果に送信できます。
HTML レポートでの実行セッション・メッセージ
HTML レポートを使用する場合、Reporter.AddTestInformation ステップをテストまたはコンポーネントに挿入することで、メモを追加します。
Reporter.AddTestInformation "Test status","Passed"
実行結果で、この情報は実行結果サマリに表示されます。
Run Results Viewer での実行セッション・メッセージ
Run Results Viewer を使用する場合、 Reporter.ReportNote ステップをテストまたはコンポーネントに挿入することで、メモを追加します。
Reporter.ReportNote "このテストは 12.34.56.89 から無線接続で実行されました。"
メモは、Run Results Viewer の[エグゼクティブ サマリ]ページに表示されます。
Run Results Viewer でのステップ・メッセージ
Reporter.ReportEvent ステップを挿入することで、特定のステップに関するメッセージを実行結果に送信します。
例: Reporter.ReportEvent micFail, "パスワード・エディット・ボックス", "パスワード・エディット・ボックスがありません"
この例で、micFail はレポートのステータス(失敗)を示します。また、「パスワード・エディット・ボックス」はレポート名で、「パスワード・エディット・ボックスがありません」はレポート・メッセージです。
次のステータスを使用します。
micPassed | このステップを成功にして、メッセージをレポートに送信します。 |
micFailed | このステップ(およびテスト)を失敗にして、メッセージをレポートに送信します。 |
micDone | ステップの成否に影響を与えずに、メッセージを送信します。 |
micWarning | ステップに対する警告ステータスを送信しますが、ステップを停止したり、成功または失敗させることはありません。 |
実行セッション中のメッセージの表示
次のメソッドを使用して、システムの実行中にメッセージを表示します。
MessageBox VBScript 関数 | メッセージ・ボックスを閉じるまで実行セッションを一時停止するメッセージを表示します。 |
Print ユーティリティ・ステートメント |
実行セッション中に[出力]表示枠にメッセージを表示します。 |
例:
次のコードでは、(サンプルのフライト・アプリケーションの)[フライト テーブル]ダイアログ・ボックスのすべての項目を反復処理し、Print ユーティリティ・ステートメントを使って各項目の内容を[出力]表示枠に出力します。
Set FlightsList = Window("Flight Reservation").Dialog("Flights Table"). WinList("From") For i = 1 to FlightsList.GetItemsCount Print FlightsList.GetItem(i - 1) Next