出力値のタイプ

関連:GUI テストおよびコンポーネント

作成できる出力値カテゴリは次のとおりです。

標準出力値

標準出力値を使用すれば、ほとんどのオブジェクトのプロパティ値を出力できます。たとえば、キーワード・コンポーネントで出力値としてオブジェクトのテキスト・プロパティを指定することによって、標準出力値でテキスト文字列を出力できます。Web ベース・アプリケーションで、Web ページ上のリンクの数が、前のページのフォームでユーザが行った選択に基づいて変わるとします。この場合、ページ上のリンクの数を格納する出力値をテストまたはスクリプト・コンポーネントに作成できます。

ファイル内容出力値

ファイル内容出力値を使用して、次のファイル・タイプからの内容を出力できます。

  • HTML ファイル

  • Word(.doc)ファイル

  • テキスト・ファイル

  • PDF ファイル

  • RTF ファイル

ファイルの内容全体の出力値、またはファイルの一部の出力値を作成できます。実行セッション中に UFT One によってファイルから現在のデータが取得され、指定した設定に従ってその値が出力されます。

テーブル出力値

テーブル出力値は、標準出力値のサブセットです。テーブル出力値を使用すれば、テーブル・セルの内容を出力できます。テーブルのタイプによっては、テーブル・セルを選択する行の範囲を指定できます。実行セッション中に、指定したテーブル・セルから指定した設定に従って現在のデータが取得され、その値が[データ]表示枠に出力されます。

テキスト出力値およびテキスト領域出力値

テキスト出力値を使用すると、アプリケーションに表示されているテキスト文字列を出力できます。テキスト出力値を作成する場合、オブジェクトのテキストの一部を出力できます。出力テキストの前後のテキストを指定することもできます。

テキスト領域出力値を使用すると、Windows ベース・アプリケーションの画面で定義した範囲内に表示されるテキスト文字列を出力できます。

たとえば、テストしている Web アプリケーションの特定のステップを実行した後に表示されるエラー・メッセージのテキストを格納するとします。If ステートメント内部で、ウィンドウのタイトル・バーにエラーなどの値があるかどうか検査します。存在する場合、そのウィンドウのテキストを出力します(すべてのエラー・メッセージでウィンドウ・サイズが同じである場合)。

データベース出力値

データベース出力値を使用すれば、データベースに定義したクエリの結果(結果セット)に基づいたデータベース・セルの内容の値を出力できます。結果セットの内容全体の出力値、および結果セットの一部の出力値を作成できます。実行セッション中に UFT One によってデータベースから現在のデータが取得され、指定した設定に従ってその値が出力されます。

XML 出力値

XML 出力値を使用すれば、XML ドキュメントの XML 要素および属性の値をキャプチャして出力できます。

たとえば、Web ページの XML ドキュメントに新車の価格表が含まれているとします。出力対象となる適切な XML 要素値を選択することによって、特定の自動車の価格を出力できます。

既存の出力値

既存の出力値をテストまたはスクリプト・コンポーネントに挿入する際は、どの出力値をテストまたはコンポーネント内の複数の場所で使用するのかについて考慮してください。出力値ステップが実行されるたびに、出力値に含まれている値が新しい出力値で上書きされます。出力値オブジェクトを再度使用する際に、格納されている値が実行セッションで不要になった場合にのみ、既存の出力値を挿入してください。

詳細については、「[既存の出力値の追加]ダイアログ・ボックス」を参照してください。