値の取得と設定

関連：GUI テストおよびコンポーネント

記述プロパティとは、各オブジェクトについて UFT One によって定義されている一連のプロパティのことです。テスト・オブジェクトの値の設定と取得ができます。また、記述プロパティの値を実行環境オブジェクトから取得することもできます。

テストまたはコンポーネントを実行すると、UFT One は、テスト・オブジェクト・リポジトリに格納されているテスト・オブジェクトの一時的なインスタンスを生成します。アクション、コンポーネント、または関数ライブラリ内の GetTOProperty、GetTOProperties、SetTOProperty メソッドを使って、テスト・オブジェクトの記述プロパティ値の設定と取得ができます。

• GetTOProperty および GetTOProperties メソッドを使って、UFT One がオブジェクトの識別に使う、特定のプロパティ値またはすべてのプロパティと値を取得できます。

• SetTOProperty メソッドを使って、UFT One がオブジェクトを識別するために使うプロパティ値を変更できます。

  注意: UFT One は実行セッション中にテスト・オブジェクトの一時的なインスタンスを参照するため、SetTOProperty メソッドを使用して行ったすべての変更は実行セッション中にのみ有効で、テスト・オブジェクト・リポジトリに格納されている値には影響を与えません。

  たとえば、次に示すステートメントは、［Submit］ボタンの名前の値を「my button」に設定し、次に値「my button」を取得して ButtonName 変数に代入しています。

  Browser("QA Home Page").Page("QA Home Page").WebButton("Submit").SetTOProperty "Name", "my button"
  ButtonName=Browser("QA Home Page").Page("QA Home Page").WebButton("Submit").GetTOProperty("Name")

• 記述プロパティの現在の値をアプリケーション内の実行環境オブジェクトから取得するには、GetROProperty メソッドを使います。

  たとえば、次のようにして、実行セッション時にリンクのターゲット値を取得できます。

  link_href = Browser("Technologies").Page("Technologies").Link("Jobs").GetROProperty("href")  

各オブジェクトでサポートされている記述プロパティのリストと説明、および GetROProperty、GetROProperty、GetTOProperty、SetTOPropertyの各メソッドの詳細については、『UFT One Object Model Reference for GUI Testing』の「Common Methods and Properties」の項を参照してください。