リモート・コンピュータでのオートメーション・スクリプトの実行

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標準設定では、オートメーション・スクリプトで Application オブジェクトを作成すると、オブジェクトはローカル・コンピュータ(UFT One のローカル・コピーを使用)上で作成されます。オートメーション・スクリプトは、リモートの UFT One コンピュータでも実行できます。

リモート・コンピュータでの DCOM 設定プロパティの設定

UFT One オートメーションでは、UFT One は COM オートメーション・サーバとして機能します。UFT One オートメーション・スクリプトをリモート・コンピュータ上で実行するには、ユーザに UFT One DCOM サーバの起動や設定を許可する権限が与えられるように、リモート・コンピュータの DCOM 設定プロパティを設定する必要があります。

リモート・コンピュータ上でオートメーション・スクリプトを実行するために、リモート・コンピュータ上で必要な手順を次に示します。DCOM 設定プロパティについては、オペレーティング・システムによって、ダイアログ・ボックスやオプションの外観や名前が異なる場合があります。

  1. オートメーション・スクリプトを実行するコンピュータ上で、[スタート]>[ファイル名を指定して実行]を選択します。[ファイル名を指定して実行]ダイアログ・ボックスが開きます。

  2. dcomcnfg」と入力して[OK]をクリックします。[分散 COM の構成のプロパティ]ダイアログ・ボックスまたは[コンポーネント サービス]ウィンドウが開き(オペレーティング・システムによって表示が異なります)、コンピュータ上の COM アプリケーションが一覧表示されます。

  3. DCOM の構成リストから[QuickTest Professional Automation]を選択すると、アプリケーションの[プロパティ]ダイアログ・ボックスが開きます([プロパティ]ボタンをクリックするか、右クリックして[プロパティ]を選択してください。オペレーティング・システムによって異なります)。

  4. [QuickTest Professional Automation のプロパティ]ダイアログ・ボックスで、[セキュリティ]タブをクリックします。

  5. [起動許可]セクションで、[カスタム]を選択してから[編集]をクリックします。

  6. オートメーション・スクリプトから UFT One を起動する権限を追加または削除する対象となるネットワーク・ユーザまたはユーザ・グループを、[追加]オプションと[削除]オプションを使って選択します。作業が完了したら、[OK]をクリックし、設定を保存します。

  7. 前の 2 つの手順を繰り返して、オートメーション・スクリプトで UFT One 設定オプションを変更することを許可するユーザまたはグループを選択します。

  8. [QuickTest Professional オートメーションのプロパティ]ダイアログ・ボックスで、[ID]タブをクリックして[対話ユーザ]オプションを選択します。

  9. OK]をクリックし、QuickTest Professional オートメーションのプロパティ設定を保存します。

  10. OK]をクリックすると、[分散 COM の構成のプロパティ]ダイアログ・ボックスまたは[コンポーネント サービス]ウィンドウが閉じます。

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リモート・コンピュータでの Application オブジェクトの作成

リモート・コンピュータで必要な DCOM 設定が完了したら、オートメーション・スクリプトのアプリケーション生成スクリプト・ラインでリモート・コンピュータを指定できます。たとえば、VBScript CreateObject 関数の location 引数(オプション)を使用します。

VBScript では、CreateObject 関数の location 引数(オプション)でコンピュータ名を指定します。コンピュータ名には、共有名に含まれるコンピュータ名と同じ名前を指定してください。たとえば、MyServer という名前のコンピュータでオートメーション・スクリプトを実行する場合、次のようなスクリプトを記述します。

Dim qtApp
Set qtApp = CreateObject("QuickTest.Application", "MyServer"

別の言語を使用する場合、リモート・コンピュータを指定する構文については、お使いの開発環境のドキュメント、またはプログラミング言語の一般的なドキュメントを参照してください。

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