UI オートメーションのネイティブ・メソッド

関連:GUI テストおよびコンポーネント

UFT One の UI オートメーション・サポートでは、.Object メソッドでアクセスできるいくつかのネイティブ・メソッドが提供されます。これらのメソッドは、すべての UI オートメーション・オブジェクトで使用できます。

各オブジェクトは、通常のオブジェクトである場合でも、コレクションとみなされます。これにより、UFT One および .Object メソッドで単一オブジェクトとコレクションの両方を使用することができます。

注意: .Object メソッドを使用する場合、UFT One は「現状のまま」の値を返します。この値は複雑で、複数の異なるフラグを含んでいる可能性があります。

これらの数値プロパティの値については、MSDN のリファレンスを参照してください。たとえば、State プロパティについては、こちらを参照してください。

メソッド 説明
Compare

選択したオブジェクトと等しい要素を返します。

構文

.Object.CompareElement

パラメータ

Element:選択したオブジェクトを比較する要素。

GetElementFromPoint

選択した座標のオブジェクトを返します。

構文

.Object.GetElementFromPoint x,y

パラメータ

  • X:オブジェクトを検出する位置の x 座標。

  • Y:オブジェクトを検出する位置の y 座標。

Filter

要求された式を満たすコレクションのオブジェクトを返します。

構文

.Object.Filter("PropertyName1:=PropertyValue1", "...", "PropertyNameX:=PropertyValueX")

静的なプログラム的記述を使用してオブジェクトを指定します。

静的なプログラム的記述の詳細については、「静的なプログラム的記述」を参照してください。

Find

要求された式に対応したオブジェクトのコレクションを返します。

このメソッドは、メソッドが呼び出されたオブジェクトからオブジェクトの階層構造の末尾までオブジェクトを検索します。

構文

.Object.Find("PropertyName1:=PropertyValue1", "...", "PropertyNameX:=PropertyValueX")

静的なプログラム的記述を使用してオブジェクトを指定します。

静的なプログラム的記述の詳細については、「静的なプログラム的記述」を参照してください。

:このメソッドを Desktop オブジェクトから使用した場合、最上位レベルのウィンドウだけが検索されます。

GetChildren

選択したオブジェクトのすべての子のリストを返します。

構文

.Object.GetChildren

GetFirstChild

選択したオブジェクトの最初の子オブジェクトを返します。子オブジェクトが存在しない場合、UFT One は NULL 値を返します。

構文

.Object.GetFirstChild

GetFocusedElement

現在フォーカスのあるオブジェクトを返します。

構文

.Object.GetFocusedElement

GetLastChild

選択したオブジェクトの最後の子オブジェクトを返します。子オブジェクトが存在しない場合、UFT One は NULL 値を返します。

構文

.Object.GetChildren

GetNextSibling

選択したオブジェクトの階層構造全体における次の要素を返します。

構文

.Object.GetNextSibling

GetParent

選択したオブジェクトの親要素を返します。

構文

.Object.GetParent

GetPreviousSibling

選択したオブジェクトの階層構造全体における前の要素を返します。

構文

.Object.GetPreviousSibling

GetRootElement

Desktop オブジェクト(階層構造内のすべてのオブジェクトのルート要素)を返します。

構文

.Object.GetRootElement

Has

要求された式に対応した子を持つオブジェクトを返します。

このメソッドは、階層構造の末尾まで子を検索します。

構文

.Object.Has("PropertyName1:=PropertyValue1", "...", "PropertyNameX:=PropertyValueX")

静的なプログラム的記述を使用してオブジェクトを指定します。

静的なプログラム的記述の詳細については、「静的なプログラム的記述」を参照してください。

その他の参照項目: