オブジェクト・リポジトリ内のテスト・オブジェクト
関連:GUI テストおよびコンポーネント
UFT One がアプリケーションのオブジェクトを学習すると、対応するテスト・オブジェクトをオブジェクト・リポジトリ(オブジェクトの格納庫)に追加します。
オブジェクトをオブジェクト・リポジトリに追加すると、UFT One では次の処理が行われます。
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学習したオブジェクトを示す UFT One テスト・オブジェクト・クラスが識別され、適切なテスト・オブジェクトが作成される。
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アプリケーションに含まれているオブジェクトのプロパティの現在値が読み取られ、記述プロパティのリストと値がテスト・オブジェクトと一緒に保管される。
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テスト・オブジェクトに一意の名を付ける。一般には主要なプロパティのどれかの値に基づく。
リポジトリのタイプ
オブジェクトは、2 種類のオブジェクト・リポジトリに格納できます。1 つは共有オブジェクト・リポジトリで、もう 1 つはローカル・オブジェクト・リポジトリです。
共有オブジェクト・リポジトリでは、複数のテストまたはコンポーネントから(アプリケーション領域を介して)(読み取り専用モードで)アクセス可能なファイルにオブジェクトが格納されます。複数のアクションまたはコンポーネントで同じ共有オブジェクト・リポジトリを使用できます。また、各アクションまたはコンポーネントで複数のオブジェクト・リポジトリを使用することもできます。
ローカル・オブジェクト・リポジトリでは、特定のアクションまたはコンポーネントに関連付けられているファイルにオブジェクトが格納されるため、格納されたオブジェクトにアクセスできるのはそのアクションまたはコンポーネントのみです。ローカル・オブジェクト・リポジトリは、新しいアクションまたはコンポーネントを作成したときに自動的に作成されます。
テストまたはコンポーネントを計画および作成する場合、テスト・オブジェクトの格納方法を検討する必要があります。次の操作を実行できます。
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各アクションまたはコンポーネントのオブジェクトを、対応するローカル・オブジェクト・リポジトリに格納します。
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1 つ以上の共有オブジェクト・リポジトリにオブジェクトを格納します。オブジェクトを共有オブジェクト・リポジトリに格納し、それらのリポジトリをアクションまたはコンポーネントのアプリケーション領域に関連付ければ、複数のアクションおよびコンポーネントでそれらのオブジェクトを使用できるようになります。必要に応じて、ローカル・オブジェクト・リポジトリのオブジェクトと共有オブジェクト・リポジトリのオブジェクトを組み合わせて使用できます。
選択するリポジトリの種類
オブジェクトの保存先を選択するには、ローカル・オブジェクト・リポジトリと共有オブジェクト・リポジトリの違いを理解する必要があります。
使用するオブジェクト・リポジトリの種類 |
状況 |
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ローカル・オブジェクト・リポジトリ |
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共有オブジェクト・リポジトリ |
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注意: ALM から共有オブジェクト・リポジトリを使用する場合は、[アクションのプロパティ]ダイアログ・ボックスの[関連付けられているリポジトリ]タブまたは[リポジトリの関連付け]ダイアログ・ボックスでオブジェクト・リポジトリを指定する前に、共有オブジェクト・リポジトリを ALM プロジェクトのテスト・リソース・モジュールに保存する必要があります。
共有オブジェクト・リポジトリは、オブジェクト・リポジトリ・マネージャを使用して ALM プロジェクトに保存できます(オブジェクト・リポジトリ・マネージャが ALM プロジェクトに接続されている場合)。
複数の関連リポジトリ内に同じ名前のオブジェクトが存在する場合:
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同じアクションまたはコンポーネントに関連付けられているローカル・オブジェクト・リポジトリと共有オブジェクト・リポジトリの両方に、同じ名前を持つオブジェクトが存在する場合、ローカル・オブジェクト定義が使用されます。
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オブジェクトが同じアクションまたはコンポーネントに関連付けられた複数の共有オブジェクト・リポジトリに格納されている場合、各共有オブジェクト・リポジトリがそのアクションまたはコンポーネントに関連付けられた順序に従って、そのオブジェクトが最初に見つかった場所のオブジェクト定義が使用されます。