Index プロパティの使用

Index プロパティは,オブジェクトを一意に識別するために役立つ場合があります。Index 記述プロパティを使うと,オブジェクトはソース・コード内に出現する順序(最初の出現は 0)に基づいて識別されます。

Index プロパティの値は,各オブジェクトに固有の値です。つまり,インデックス値 3 を使って WebEdit テスト・オブジェクトを記述すると,UFT One によってページ内の 4 番目の WebEdit オブジェクトが検索されます。

これに対し,インデックス値 3 を使って WebElement オブジェクトを記述すると,UFT One は,タイプには関係なく,そのページの 4 番目の Web オブジェクトが検索されます。これは,WebElement オブジェクトがすべての Web オブジェクトに適用されるためです。

たとえば,次のオブジェクトが含まれるページがあるとします。

  • Apple という名前の画像

  • UserName という名前の画像

  • UserName という名前の WebEdit オブジェクト

  • Password という名前の画像

  • Password という名前の WebEdit オブジェクト

次の記述は,前述のリストの 3 番目の項目を表します。ページ内で UserName という名前を持つ最初の WebEdit オブジェクトだからです。

WebEdit("Name:=UserName", "Index:=0")

一方,次の記述は,前述のリストの 2 番目の項目を表します。ページ内で UserName という名前を持つ最初の任意のタイプ(WebElement)のオブジェクトだからです。

WebElement("Name:=UserName", "Index:=0")

注: オブジェクトが 1 つのみの場合,index=0 を指定しても取得されません。この場合,Index プロパティをオブジェクト記述に含めるべきではありません。