パスワード・エンコーダ・ツール

関連:GUI アクションおよびコンポーネント

パスワード・エンコーダを使用して,パスワードを UFT One に入力する前にエンコードします。パスワード・エンコーダの GUI を使用するか,コマンド・ラインから CryptonCMD.exe を実行することにより,パスワードをエンコードできます。

エンコード文字列を使用する場合

エンコード文字列は,次の状況で使用できます。 

テスト内

メソッドの引数またはデータ・テーブルのパラメータ値として使用します(セキュリティが確保された値をデータベース・テーブルに配置できます)。

コンポーネント内

操作の引数として使用します。

たとえば,ユーザがパスワードを入力しなければならないフォームが Web サイトにあるとします。異なるパスワードにサイトがどのように応答するかをテストしたいが,同時にパスワードの安全性も確保したいとします。

リモート・デスクトップ接続

UFT One コンピュータへのリモート・デスクトップ接続用に UFT One で設定したパスワードをエンコードします。これらの資格情報は,[ツール]>[オプション]>[一般]>[実行セッション]または自動化スクリプトで設定されます。

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パスワード・エンコーダのグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)

アクセス方法

次のいずれかを実行します。

  • Windows メニューから,[スタート]>[すべてのプログラム]>Micro Focus]>[Micro Focus UFT One>[Tools]>[Password Encoder]を選択します。

  • アプリケーションをファイル・システムから起動します:<UFT One インストール・フォルダ>\bin\CryptonApp.exe

Business Process Testing に関する重要な情報

このツールを使用するには,Quality Center が必要です。

ALM を使用している場合,ALM でパスワードを暗号化する必要があります。これ以外の方法で暗号化を行った場合,暗号化された文字列は,実行セッションでプレーン・テキストとして処理されます。暗号化の詳細については,Business Process Testing ユーザーズ・ガイドを参照してください。

注意: パスワード・エンコーダは,暗号化のグローバル標準を使用しません。これは意図されたものではなく,確実なセキュリティ保護ともいえません。

パスワード・エンコーダの目的は,テストまたはコンポーネントの記録,編集,実行中に,画面上でパスワードが表示されないようにする点にあります。

顧客データや機密性の高い情報を使用する場合には,データのセキュリティを確保する手順を追加してください。

参照

テストの場合:データ・メニューの[暗号化]オプションを使用して,[データ]表示枠列の文字列を暗号化することもできます。詳細については,[データ]表示枠(GUI テスト)を参照してください。

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パスワード・エンコーダのコマンド・ライン・インタフェース(CLI)

CryptonCMD.exe コマンドを使用してパスワードをエンコードするには:

<UFT One インストール・フォルダ>\bin\CryptonCMD.exe -e <エンコードする文字列> を実行します。

コマンドは SetSecure オプションを使用してパスワードをエンコードし,ステップ・パラメータまたはデータ・テーブル値で使用する文字列を作成します。

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