API テスト/コンポーネント・ステップへのデータの割り当て

関連：API テスト のみ

このタスクでは，テスト・ステップのプロパティ（入力プロパティとチェックポイントのプロパティの両方）をデータ・ソースにリンクするさまざまな方法について説明します。

手動で値を入力する

  1. キャンバスで，プロパティ値を割り当てるテスト・ステップを選択します。

  2. ［プロパティ］表示枠で，［入力/チェックポイント］タブを開きます。

  3. プロパティの［値］セルに値を入力します。

    注: XML または JSON 入力を使用するステップが対象の場合は，［入力］セクションの［テキスト］ビューでプロパティ値を入力することもできます。

    ヒント:  

    • プロパティ値が文字列の場合は，空白文字や特殊文字も含めて，文字列を正確に入力してください。

    • 前のテスト実行の値を使用する場合は，［再生からのロード］ボタンをクリックします。

先頭に戻る

テスト・ステップをデータ・ソースにリンクする

  1. ［データ］表示枠で，データ・ソースをテストに関連付けます。

  2. キャンバスで，プロパティ値を割り当てるテスト・ステップを選択します。

  3. ［プロパティ］表示枠で，［入力/チェックポイント］タブを開きます。

  4. プロパティの［値］セルで，［データ ソースにリンク］ボタンをクリックします。［リンク元の選択］ダイアログ・ボックス（API テスト）が開きます。

  5. ［リンク元の選択］ダイアログ・ボックスで，［データ ソース カラム］オプションを選択します。すべてのデータ・ソースのリストが表示されます。

  6. プロパティのデータ値が含まれるデータ・ソースを選択します。使用可能なすべてのデータ・カラムのリストが表示されます。

  7. データ・カラム・リストで，テスト・ステップのプロパティに対応するカラム名を選択し，［OK］をクリックします。

    ヒント: 一意でないカラム名は，正しいカラムにリンクしやすいように，数字の接尾辞付きで表示されます。データ・ソース内のカラム名は変更されません。

    たとえば，Price カラムが複数あるテーブルにリンクする場合は，Price1，Price2，Price3 ... のように表示されます。

    これで［入力/チェックポイント］タブのプロパティ名が，関連付けられたデータ・ソースおよびデータ・ソース値とともに表示されます。

    注:  

    • プロパティをデータ・ソースにリンクできるのは，データ・ソースがループ（テスト・フローやカスタム・ループなど）にアタッチされている場合のみです。

    • リーフ・ノードを複合型の XML ノードにリンクする操作は，文字列型のデータのみでサポートされています。

先頭に戻る

テスト・ステップを別のステップにリンクする

  1. キャンバスで，プロパティ値をリンクするステップを選択します。

  2. ［プロパティ］表示枠で，［入力/チェックポイント］タブを開きます。

  3. プロパティの［値］セルで，［データ ソースにリンク］ボタンをクリックします。［リンク元の選択］ダイアログ・ボックス（API テスト）が開きます。

  4. ［リンク元の選択］ダイアログ・ボックスで，［利用可能なステップ］オプションを選択します。選択したステップに先行するすべてのステップのリストが表示されます。

  5. 使用可能なステップのリストで，選択したプロパティ値にリンクするステップを選択します。右の表示枠に，使用可能なプロパティのリストが表示されます。

  6. 右の表示枠で，リンク先のプロパティを含むタブを開きます。

    注: 前のステップの出力にリンクする場合は，［入力/チェックポイント］タブを開きます。

  7. リンク先のプロパティを選択し，［OK］をクリックします。

    プロパティが，リンクされたステップの出力を表す式とともに，入力プロパティ名の［値］カラムに表示されます。キャンバスにも，ステップのプロパティ値に接続する矢印が表示されます。

    注: ［プロパティ］表示枠では，別のステップの出力データとして使用するように設定されているプロパティの横に下矢印が表示されます。このアイコンをクリックすると，選択したプロパティにリンクされているすべてのステップのリストが表示されます。詳細については，出力方向リンクを参照してください。

先頭に戻る

テスト・ステップを複数のソースにリンクする

  1. 必要であれば，データ・ソースを追加します。データ・ソースの追加の詳細については，データ・ソースを API テストに追加するを参照してください。

  2. キャンバスで，プロパティ値をリンクするステップを選択します。

  3. ［プロパティ］表示枠で，［入力/チェックポイント］タブを開きます。

  4. プロパティの［値］セルで，［データ ソースにリンク］ボタンをクリックします。［リンク元の選択］ダイアログ・ボックス（API テスト）が開きます。

  5. ［リンク元の選択］ダイアログ・ボックスで，［カスタム式］ボタンをクリックして式領域を展開します。

  6. 以下の方法を任意に組み合わせて式を作成します。各ソースにリンクしたら，［追加］をクリックして，カスタム式に値を追加します。 

  7. 値の入力がすべて終了したら，［OK］をクリックします。

    カスタム式が，式領域に入力したとおりに，［入力/チェックポイント］タブのプロパティ名の［値］カラムに表示されます。

先頭に戻る

テスト・ステップをテスト変数またはユーザ定義変数にリンクする

  1. キャンバスで，テスト変数またはユーザ定義変数にリンクするステップを選択します。

  2. ［プロパティ］表示枠で，［入力/チェックポイント］タブを開きます。

  3. 変数値にリンクするプロパティの［値］セルで，［データ ソースにリンク］ボタンをクリックします。［リンク元の選択］ダイアログ・ボックス（API テスト）が開きます。

  4. ［リンク元の選択］ダイアログ・ボックスで，［テスト変数］オプションを選択します。使用可能な変数のリストが表示されます。

  5. 使用可能な変数のリストで，リンクする変数を選択し，［OK］をクリックします。

    選択したプロパティの値が，テスト変数の式として表示されます。

先頭に戻る

テスト・ステップをデータ駆動する

  1. ［入力/チェックポイント］タブで，［データ駆動］ボタンをクリックします。［データ駆動］ダイアログ・ボックスが開きます。

  2. ［データ駆動］ダイアログ・ボックスで，データ・プロバイダとして，［Excel］または［XML］を選択します。

  3. データ駆動を適用するプロパティとして，［入力プロパティ］，［チェックポイント］または両方を選択します。

  4. 入力プロパティとチェックポイントの両方に，Excel プロバイダとデータ駆動を指定している場合は，両方のセクションのデータを同じ Excel ワークシートに配置するか，別のワークシートに配置するかを指定します。

  5. ［'<ループ名>' を新しいデータ ソースを使用して ForEach ループとして構成します］オプションを有効または無効にします。このオプションを選択すると，Excel または XML データ・ソース内にあるデータ行の数に応じてループ・フレームのステップを反復実行します。このオプションが無効の場合，反復回数をループ・プロパティで設定する必要があります。ここでの設定は，一般のループ・プロパティよりも優先します。

  6. ［OK］をクリックします。

  7. アクションを確認するプロンプトが表示されます。［OK］をクリックします。

    値のカラムにデータ式が入力されます。式の前にある情報アイコンは，読み取り専用のステータスまたはデータ型の不一致を示します。

    注: プロパティが配列に格納されている場合，データ駆動の前に配列要素を 1 つ以上作成しておく必要があります。配列要素を追加するには，配列の親ノードを選択して［追加］ボタンをクリックします。要素を追加していないと，配列はデータ駆動されません。

先頭に戻る

データ・キーワードを追加する

テスト実行と検証のカスタマイズには，キーワードを使用できます。たとえば，SKIP は要求または検証でプロパティを除外します。

  1. ステップのプロパティの［値］カラムで，次のいずれかの操作を行います。

    • プロパティを選択し，右クリック・メニューから［キーワードの挿入］を選択します。

    • キーワードを含むデータ・ソースにリンクします。

    • ［期待される値］カラムにキーワードを入力します（チェックポイントのみ）。

  2. 適切なキーワードを選択します。

    入力キーワード：

    #SKIP# この要素を XML 要求から除外します。これは，minOccurs = 0 となる SOAP 要求の要素に便利です。
    #NIL#

    nil=true 属性をプロパティの XML 要求に追加します。

                <name John Doe nil="true"></name>

    XML 要素で null 値が許容されない場合，ログに記録されます。

    チェックポイント・キーワード：

    #EXISTS#

    要素が XML 応答内に存在することをチェックします。実際の値ではなく，値の有無のみを確認します。これは，minOccurs = 0 となる SOAP 応答の要素に便利です。
    #NOT_FOUND# 要素が XML 応答内に存在しないことをチェックします。このチェックでは，値は無視されます。これは，minOccurs = 0 となる SOAP 応答の要素に便利です。
    #SKIP# チェックポイントの確認で，実行エンジンにこの値を無視することを指示します。

先頭に戻る