REST サービス・モデルの作成
関連:API テスト のみ
このトピックでは,REST サービス・モデルを作成する方法について説明します。
前提条件
REST サービス本文の構造を調べ,定義する必要があるリソースとメソッドを決定します。
サービス・モデルの階層の作成
UFT One でサービス・モデルを作成して使用するには,次のようにしてリソースとメソッドを含むサービスの階層を定義する必要があります。
-
ツールバーで,[REST サービスの追加]ドロップダウン・ボタンをクリックし,[REST サービス エディタ]を選択します。
-
REST サービス・エディタで,サービスに名前を付けます。
-
必要に応じて,リソースとメソッドを追加します。
新しいリソースの場合 [リソースの追加]ツールバー・ボタンをクリックし,リソースにわかりやすい名前を入力します。
新しいメソッドの場合 [メソッドの追加]ツールバー・ボタンをクリックし,メソッドにわかりやすい名前を入力します。
一般プロパティを設定する
-
プロパティを設定するサービス,リソースまたはメソッドを選択します。
-
右側の表示枠の[プロパティ]リストで,[一般]タブを開きます。
-
プロパティの値を入力します。
URL プロパティの値を設定する
-
REST サービス・エディタで,REST サービス,リソース,またはメソッドを選択します。
-
[一般]タブで,URL プロパティの値を入力します。
-
REST サービスの URL プロパティ値を入力する場合は,[URL]プロパティ行に http:// で始まる URL プレフィックスを入力します。
-
REST のリソースまたはメソッドの URL プロパティ値を入力する場合は,[相対 URL]プロパティ行に URL プロパティ値を入力します。
注: REST サービスのサービスまたはリソースの URL プロパティ値を入力すると,そのサービスまたはリソースに含まれるすべてのリソースまたはメソッドに URL プロパティ値が渡されます。詳細については, REST サービス・プロパティの引き渡しを参照してください。
-
メソッドの HTTP プロパティを定義する
-
REST サービス・メソッドを選択します。
-
REST サービス・エディタの右側の表示枠で,[HTTP 入力/チェックポイント]タブをクリックします。
-
各メソッドについて,[HTTP メソッド]と[HTTP バージョン]を変更します。
-
[RequestHeaders]の親ノードのプラス記号を使用して,要求ヘッダ配列の名前と値のペアを追加します。
カスタム・プロパティを定義する - 任意
PUT や POST などの入力が必要なメソッドの場合,必要なカスタム・プロパティを追加できます。GET などの出力を提供するメソッドの場合,必要な出力プロパティを追加します。これらのプロパティを作成するには,次の手順を実行します。
-
右側の表示枠の[プロパティ]リストで,[カスタム入力/チェックポイント]タブをクリックします。
-
プラス・ボタンを展開し,[入出力プロパティの追加]を選択します。
-
各プロパティの名前,データ型,および説明(オプション)を入力します。
-
[値]カラムにプロパティ値を入力します。
要求本文を直接入力する - 任意
このセクションでは,要求本文を直接入力する方法について説明します。
-
REST サービスのデザイン・ドキュメントに戻り,要求本文をクリップボードにコピーします。
-
[REST サービスの追加]ウィンドウの右側の表示枠で,[HTTP]タブを開きます。
ドロップダウンの[要求本文]タイプが[テキスト]に設定されていることを確認し,[本文]セクション内をクリックします。
Ctrl+V キーを押し,要求の内容を表示枠に貼り付けます。本文テキストの前後に余分なスペースがないことを確認してください。
-
必要に応じて,XML 本文内の要素値を変更します。
UFT One バージョン 2021 R1 以降:暗号化されたパスワードを要求本文に挿入するか,要求本文に含まれるプレーン・テキストのパスワードを暗号化するには,次の手順を実行します。
-
テキスト・エディタで,暗号化されたパスワードの挿入場所にカーソルを移動するか,暗号化するパスワードを強調表示してから,[パスワード]をクリックします。または,グリッド・ビューで対応する入力ボックスをクリックしてから,[パスワード]をクリックすることもできます。
-
開いた[パスワードの入力]ダイアログ・ボックスで,プレーン・テキストのパスワードを入力します。UFT One はパスワードを自動的に暗号化し,要求本文に挿入します。
-
注: REST サービス・メソッドを使用したマルチパート要求を使用する必要がある場合,この処理は REST メソッドをキャンバスにドラッグした後に実行されます。詳細については,マルチパート HTTP 要求または REST サービス要求の送信を参照してください。
要求本文をデータ・ソースにリンクする - 任意
このセクションでは,データ・ソースを介して要求本文を入力する方法について説明します。
-
REST サービスのデザイン・ドキュメントに戻り,要求本文をクリップボードにコピーします。
-
[REST サービスの追加]ダイアログ・ボックスの右側の表示枠で,[HTTP]タブを開きます。ドロップダウンの[要求本文]タイプが[テキスト]に設定されていることを確認し,[本文]セクション内をクリックします。
-
表示枠の右側にある[本文をリンク]ボタンをクリックし,[リンク元の選択]ダイアログ・ボックスを開きます。
-
[リンク元の選択]ダイアログ・ボックスで,[カスタム式]をクリックしてダイアログ・ボックスを展開します。クリップボードの内容(要求本文)を[式]領域に貼り付けます。
-
[式]領域で,リンクする要素の値を強調表示します。上部の表示枠で,先にプロパティ・リストで定義したカスタム・プロパティをダブルクリックします。これで,プロパティが値にリンクされます。
変更された式が,[式]領域に表示されます。次の例では,カスタムの Class プロパティが REST ドキュメントの Class 要素にリンクされます。
<Class>{Step.InputProperties.RestMethod.Class}</Class>
-
[OK]をクリックします。UFT One がデータを[本文]セクションに配置します。
-
UFT One バージョン 2021 R1 以降:暗号化されたパスワードを要求本文に挿入するか,要求本文に含まれるプレーン・テキストのパスワードを暗号化するには,次の手順を実行します。
-
テキスト・エディタで,暗号化されたパスワードの挿入場所にカーソルを移動するか,暗号化するパスワードを強調表示してから,[パスワード]をクリックします。または,グリッド・ビューで対応する入力ボックスをクリックしてから,[パスワード]をクリックすることもできます。
-
開いた[パスワードの入力]ダイアログ・ボックスで,プレーン・テキストのパスワードを入力します。UFT One はパスワードを自動的に暗号化し,要求本文に挿入します。
-
注: REST サービス・メソッドを使用したマルチパート要求を使用する必要がある場合,この処理は REST メソッドをキャンバスにドラッグした後に実行されます。詳細については,マルチパート HTTP 要求または REST サービス要求の送信を参照してください。
メソッドをテストする
ツールバーで[メソッドの実行]ボタンをクリックして,プロパティ値でメソッドをテストします。ウィンドウの下のセクションに結果が表示されます。
サービス・モデルをテストに保存する
REST サービス・エディタの[REST サービスのデザイン]ダイアログ・ボックス内で[OK]をクリックします。UFT One では,REST サービスがそのリソースとメソッドとともに[ツールボックス]表示枠の[ローカル アクティビティ]カテゴリの下に追加されます。
入出力プロパティの公開
組み込み HTTP プロパティを REST メソッド・ラッパーに転送できます。これは,特定の HTTP プロパティをラッパー・レベルで利用可能にするのに役立ちます。
注: REST メソッドを UFT One 11.52 または Service Test 11.52 以降で作成した場合,すべての REST サービス・メソッド・プロパティは,REST アクティビティ・ステップ自体にラッパーなしで組み込まれます。
-
[ツールボックス]表示枠から REST メソッドをダブルクリックし,キャンバスに追加します。メソッドを展開し,[HTTP 要求]フレームを表示します。
-
[HTTP 要求]フレームをクリックします。[プロパティ]表示枠でプロパティを選択し,右クリック・メニューから[入力プロパティとして公開]または[出力プロパティとして公開]を選択します。
-
[新たに公開されるプロパティ]ダイアログ・ボックスにプロパティの名前を入力します。
-
キャンバスの REST メソッド・ラッパーをクリックし,[プロパティ]表示枠の[カスタム入力/チェックポイント]タブで新たに公開されるプロパティを表示します。
その他の参照項目: