UFT One テストでの仮想化サービスの使用
関連:GUI テストと API テスト
このトピックの内容:
- 前提条件 - Service Virtualization サーバをデプロイする
- 仮想化プロジェクトからサービスを追加する
- サーバから仮想化サービスを追加する
- 仮想化サービスをアンデプロイする
- サービスの詳細を更新する(オプション)
- データ・モデルとパフォーマンス・モデルを設定する
- テスト実行でデプロイされたサービスを一時停止する
- サービスをスタンバイ状態にする
- 仮想化プロジェクトを GUI テストで使用する
- 仮想化プロジェクトを API テストで使用する
- 仮想化サービスでテストを実行する
前提条件 - Service Virtualization サーバをデプロイする
UFT One セッションで仮想化プロジェクトを使用する前に,以下を行う必要があります。
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Service Virtualization Server を起動します。詳細については,『Service Virtualization ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
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Service Virtualization サーバの証明書の信頼を確認します。
次のいずれかの方法で行うことができます。
Service Virtualization を使用しているときに UFT One に[証明書の確認]ダイアログ・ボックスが表示される場合は,確認ボタンをクリックして証明書を信頼します。
確認ダイアログ・ボックスが表示されない場合は,信頼されたルート証明機関のリストで,Service Virtualization 証明書をブラウザの証明書ストアに手動で追加します。
仮想化プロジェクトからサービスを追加する
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UFT One ツールバーで[ALM 接続]
下矢印をクリックして[仮想化サービスの設定]
を選択します。
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[Service Virtualization セットアップ]ダイアログ・ボックスで,[サービスの追加]ボタンをクリックします。
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[新しいサービスの追加]ダイアログ・ボックスで,[プロジェクト]ラジオ・ボタンを選択し,次のいずれかを実行します。
- [参照]をクリックし,仮想化プロジェクトまたは仮想化プロジェクト・アーカイブに移動します。
- 編集フィールドでプロジェクトの場所を入力します。
注: ファイル・システムまたは ALM プロジェクトに保存された仮想化プロジェクトを開くことができます。
- [次へ]をクリックします。
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次のウィンドウが開いたら,[サーバ アドレス]を指定して[次へ]をクリックします。必要に応じて,Service Virtualization サーバのアクセスに必要な資格情報を指定します。
UFT One が,サーバがアクセス可能でデプロイされた状態であることをチェックします。
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次のウィンドウが開いたら,テストに追加するサービスを選択し,[完了]をクリックします。
UFT One Service Virtualization のメイン・ダイアログ・ボックスが開き,仮想化プロジェクトの名前の下にサービスが表示されます。
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メインの[Service Virtualization セットアップ]ダイアログ・ボックスで,[セットアップの保存]をクリックして,仮想化プロジェクトを UFT One テストに追加します。
注:
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同じテストに複数の仮想化プロジェクトを追加できます。
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ファイル・システムまたは ALM プロジェクトからテストまたはサービスをロードし,ALM 接続情報を失うか変更した場合,テストを更新すると,あらゆるサービスとプロジェクトが見つからないと報告されます。サービスのデプロイメントを確認すると,依然として意図どおりに動作します。
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サーバから仮想化サービスを追加する
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UFT One ツールバーで[ALM 接続]
下矢印をクリックして[仮想化サービスの設定]
を選択します。
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[仮想化サービスの設定]ダイアログ・ボックスで,[サービスの追加]ボタンをクリックします。
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[新しいサービスの追加]ダイアログ・ボックスで[サーバの実行]ラジオ・ボタンを選択し,Service Virtualization サーバの名前を入力します。
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次のウィンドウが開いたら,サーバで使用するユーザ名とパスワードを入力します。
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[次へ]をクリックします。
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次のウィンドウが開いたら,テストに追加するサービスを選択し,[完了]をクリックします。
UFT One Service Virtualization のメイン・ダイアログ・ボックスが開き,仮想化プロジェクトの名前の下にサービスが表示されます。
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メインの[Service Virtualization セットアップ]ダイアログ・ボックスで,[セットアップの保存]をクリックして,仮想化プロジェクトを UFT One テストに追加します。
注: 同じテストに複数の仮想化プロジェクトを追加できます。
ヒント: プロジェクトまたはサーバからサービスを追加した後で接続エラーが発生した場合は,SV サーバ・マシンのレジストリに次のレコードを追加してから,SV サーバ・マシンを再起動します。
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\.NETFramework\v4.0.30319] "SchUseStrongCrypto"=dword:00000001
仮想化サービスをアンデプロイする
標準設定では,プロジェクトまたはサービスをテストに追加する際,自動的にデプロイされます。デプロイメントを停止するには,次の手順を実行します。
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[仮想化サービスの設定]ダイアログ・ボックスで,[ランタイムの表示]ボタンを選択します。[Service Virtualization ランタイム]ダイアログ・ボックスが開きます。
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ランタイム・ダイアログ・ボックスで,デプロイするプロジェクトを選択します。
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[アンデプロイ]ボタンをクリックします。サーバ上のプロジェクトが一時停止し,UFT One によってチェックされ,削除されます。
プロジェクトが正しくデプロイされていない場合は,エラー表示にカーソルを置くと,問題の説明が表示されます。
サービスの詳細を更新する(オプション)
標準設定では,サービス情報(仮想化プロジェクトや Service Virtualization サーバの場所,サーバ・アクセスに必要な資格情報など)は,最初にサービスを追加するときに入力します。この詳細情報を更新する必要がある場合は,次の手順を実行します。
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[仮想化サービスの設定]ダイアログ・ボックスで,更新するサービスの親リンク(青色)をクリックします。[サービスの設定]ダイアログ・ボックスが開きます。
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[サービスの設定]ダイアログ・ボックスで,次のいずれかを更新します。
サービスの詳細 場所 更新方法 サーバのアドレスと資格情報 [SV サーバ]タブ [SV サーバ]タブで,次のように入力します。
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変更後の Service Virtualization アドレス
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Service Virtualization サーバで使用する変更後のユーザ名またはパスワード
仮想化プロジェクトの詳細 [SV プロジェクトの場所]タブ プロジェクトのパス(ファイル・ システムまたは ALM 上)と,プロジェクトのパスワード(必要な場合)を入力します。
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[設定の保存]をクリックして,詳細を保存します。UFT One でテストを再度実行すると,変更後の詳細情報が使用されます。
データ・モデルとパフォーマンス・モデルを設定する
仮想化サービスを実行するときにサービスがデータをどのように使用するか,仮想化プロジェクトごとに設定できます。仮想化サービスを使用してテストを実行する前に,関連付けられているどのデータ・モデルを使用するかを UFT One に指示する必要があります。
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[仮想化サービスの設定]ダイアログ・ボックスで,現在のテスト実行に使用する仮想化プロジェクトを選択します。
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各サービスの[データ モデル]カラムと[パフォーマンス モデル]カラムのドロップダウン・リストを開き,現在のテスト実行で使用するデータ・モデルとパフォーマンス・モデルの名前を選択します。
UFT One は,サービスのパフォーマンスとデータの使用に対して,仮想化プロジェクトで指定された設定を使用します。
テスト実行でデプロイされたサービスを一時停止する
標準設定では,サービスをテストに追加すると,すべてのサービスがデプロイされます。特定のテスト実行で一部のサービスを実行したくない場合(サービスのアンデプロイはしない),サービスをスタンバイ状態にすることができます。
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[Service Virtualization セットアップ]ダイアログ・ボックスで,[ランタイムの表示]ボタンをクリックします。[Service Virtualization ランタイム]ダイアログ・ボックスが開きます。
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[Service Virtualization ランタイム]ダイアログ・ボックスで,一時停止するサービスを選択します。
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サービス・リストで[停止]ボタンをクリックします。UFT One は一時的に停止し,Service Virtualization サーバ上で稼働しているサービスは停止します。
注: テスト実行でサービスを再開するには,サービスを選択して[シミュレート]をクリックします。
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[閉じる]をクリックすると,[Service Virtualization セットアップ]のメインのダイアログ・ボックスに戻ります。
UFT One は,テストの実行時,仮想化サービスの実行環境設定を適用します。
サービスをスタンバイ状態にする
仮想化サービス全体をスタンバイ状態にできます。この場合,テスト実行でサービスは使用できなくなります。
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[Service Virtualization セットアップ]ウィンドウで,スタンバイ状態にするサービスを選択します。
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サービス・リストで[スタンバイ]をクリックします。
注: サービスを使用可能な状態に戻すには,サービスを選択して[シミュレート]をクリックします。
UFT One は一時停止し,サービスはスタンバイ・モードになります。サービス名の横のアイコンが,一時停止を示す記号に変わります。
仮想化プロジェクトを GUI テストで使用する
仮想化プロジェクトで指定された仮想サービス・アドレスを使用するように,アプリケーションが設定されていることを確認します。仮想サービスのアドレスを仮想化プロジェクトで定義する方法の詳細については,『Service Virtualization ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
仮想化プロジェクトを API テストで使用する
API テスト・ステップを作成するときは,次のように,実際のサービスを呼び出したり要求したりする代わりに仮想化サービスを使用できます。
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Web サービス・ステップの URL
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REST サービスステップの URL
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HTTP 要求または SOAP 要求ステップの URL
仮想化サービスでテストを実行する
関連付けられた仮想化プロジェクトに必要な変更をすべて加えたら,[実行]>[実行]を選択するか,[実行]ボタンをクリックして,テストを実行します。
注: サービスを Service Virtualization のサービス・デザイナでデプロイした場合は,仮想化サービスを使用するテストを実行する前に,Service Virtualization Designer ウィンドウでサービス・シミュレーションを停止する必要があります。この操作を実行しないと,サービスが他のすべてのユーザに対してロックされてしまいます。
ステップの実行に仮想化サービスを使用する場合,テストは必要なサービス(仮想化プロジェクトで定義)にアクセスし,そのサービスを実行します。