動的変換サポート

Oracle Add-in では,設定を変更せずに,複数の Java 環境(Oracle プラグイン,JInitiator),およびこれらのバージョン(JInitiator 1.1.8,1.3.1)をサポートするためのメカニズムを使用します。このメカニズムを動的変換サポートといいます。

動的変換サポートでは,使用される Java 環境とバージョンに応じて Oracle Add-in サポート・クラスを調節するために,Java 仮想マシン(JVM)のプロファイラ・インタフェースが使用されます。

動的変換サポート・メカニズムは,JVM に渡される _classload_hook=jvmhook オプション(JInitiator 1.1.x)によって呼び出されます。このオプションを指定すると,Oracle Add-in サポートの一部である JVM フック・プロファイラがすべてのアプリケーションまたはアプレットとともにロードされ,必要なクラスが動的に変換されて,コンテキスト・センシティブな Oracle サポートが有効になります。

  • 動的変換サポート・メカニズムが正しく機能しない場合は,このメカニズムを無効にして,手動で Oracle 環境を設定して動的変換サポートを使わずに Oracle Add-in を使用できます。詳細については,動的変換サポートの無効化を参照してください。

  • インクリメンタル・ガベージ・コレクタ(-Xincgc オプション)を使用するときは,動的変換サポート・メカニズムはサポートされません。このため,-Xincgc オプションを使用することが必須の場合は,動的変換サポートを無効にする必要があります。詳細については,動的変換サポートの無効化を参照してください。