既知の問題 - Apple Safari

このトピックでは,Apple Safari で実行するアプリケーションを UFT One でテストする際の既知の問題を示します。

機能と設定

次の表に,Safari を使用する際の機能と設定に関する既知の問題を示します。

ページ上の JavaScript

ブラウザの JavaScript 機能を変更する Web ページによって,UFT One が予期しない動作をする可能性があります。

たとえば,JSON オブジェクトを置き換える Web ページなどです。

リンクのフォントと色

リンク・オブジェクトの font と color のプロパティに含まれる値は,ブラウザごとにさまざまです。

このため,Microsoft Internet Explorer で標準のチェックポイントを作成し,fontcolor のプロパティを選択した場合,Safari でこれらのチェックポイントを実行すると,チェックポイントが失敗する場合があります。

Safari ユーザ

複数の Safari ユーザを定義している場合は,すべてのユーザを削除する必要があります。

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Safari でサポートされていない UFT One 機能

Safari ブラウザを使用する場合,次の機能はサポートされません。 

  • 記録:Safari でのステップの記録はサポートされていません。

  • オブジェクトの学習:[オブジェクト リポジトリ]ウィンドウまたは[オブジェクト リポジトリ マネージャ]でのオブジェクトの学習はサポートされていません。代わりに,リモート・オブジェクト・スパイを使用してオブジェクトを学習します。

  • メンテナンス・モードは,Safari ではサポートされていません。

  • ActiveScreen:ActiveScreen の作成や,更新実行モードを使用した ActiveScreen の更新は,Safari ではサポートされていません。

  • 非標準のチェックポイントと出力値はサポートされていません。これには,ファイル内容チェックポイントと出力値,テキスト・チェックポイントと出力値,ビットマップ・チェックポイントが含まれます。

    ただし,ページ・チェックポイントはサポートされています。詳細については,ページ・チェックポイントを参照してください。

  • Web ベースの SAP アプリケーションのテストは Safari ではサポートされていません。

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サポートされていない Safari の機能

  • Safari のキャッシュの問題:スクリプトが操作を実行し,前のページに戻ってから Web オブジェクトを認識しようとすると,UFT One はオブジェクトを認識できません。

    これは,Safari のキャッシュ機能が原因です。詳しくは,Apple Developer Forum を参照してください。

    回避策:オブジェクトを特定する前に,ページを更新してください。

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テスト・オブジェクト,メソッド,プロパティ

Safari では,Web テスト・オブジェクト・ステップのみを実行できます。Web 2.0 テスト・オブジェクトまたは Web Add-in Extensibility ベースのテスト・オブジェクトを含む他のすべてのステップは,UFT One コンピュータ上でローカルに実行されます。

さらに,Safari で実行する場合,次の特定のテスト・オブジェクトとテスト・オブジェクト・メソッドはサポートされません。

テスト・オブジェクト
  • about://* ページ

  • Dialog テスト・オブジェクト

  • ViewLink オブジェクト

  • iFrame コントロール内にあり,blank または about:blank の SRC 値を持つ Web テスト・オブジェクト。

  • WebAgGrid および WebUIGrid オブジェクト
  • WebXML テスト・オブジェクト(その結果,XML チェックポイントおよび出力値ステップ)。

  • Web ベース環境(Siebel,Java,.NET Web Forms など)。

  • Shadow DOM で開発されたアプリのテスト・オブジェクト

  • すべてのバージョンの Safari で,ブラウザによって開かれたダイアログ・ボックス(アラート,確認,プロンプト・ボックスなど)。

メソッド
  • Browser メソッドHomeObjectStopBackClearCacheDeleteCookiesMaximizeMinimizeRestoreFullScreenForward

  • childObjects メソッド

  • Drag および Drop メソッド(すべての Web テスト・オブジェクトについて)

  • WebFile.Set メソッド

Safari の使用時には,次の既知の問題があります。

プロパティ値

Safari を使用している場合,innertextoutertextinnerhtmlouterhtml の各プロパティの値は,他のブラウザと異なる場合があります。

このため,パラメータでこれらの値を使用するか,これらのプロパティ値を使用するチェックポイントを実行すると,ステップが失敗することがあります。

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ページ・チェックポイント

次の表に,Safari を使用する際のページ・チェックポイントに関する既知の問題を示します。

ブラウザの違い

ブラウザ間の違いにより,Safari で実行するとページ・チェックポイントが失敗する場合があります。

ページ・チェックポイントの場合,これは,HTML ソース・ファイル内で大文字/小文字の扱いが異なることに関係しています。

ロード時間のプロパティ値

Safari で実行する場合,Page および Frame テスト・オブジェクトのロード時間は,常に 0 です。

ページ・チェックポイントではロード時間プロパティが標準設定で選択されているため,ページ・チェックポイントを Safari で実行すると失敗することがあります。

回避策:Safari で実行することが必要なページ・チェックポイントでは,ロード時間プロパティの選択を解除します。

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実行セッション

次の表に,Safari を使用する際の実行セッションに関する既知の問題を示します。

新しいブラウザ・タブを開く

実行セッション中に,ブラウザ・タブを新規に開くはずの Web オブジェクトをクリックするステップで,新しいタブが開かれないことがあります。

回避策:Safari でポップアップ・ブロックを無効にします([Safari]>[環境設定]>[セキュリティ]で,[ポップアップウィンドウを開かない]チェックボックスをクリアします)。

回復シナリオ

Safari でテストまたはコンポーネントを実行する場合,回復シナリオはサポートされません。

マウスの再生の種類

再生の種類を[マウス]にしてテストまたはコンポーネントを Safari で実行する処理はサポートされていません。

[Web]>[詳細設定]オプション表示枠([ツール]>[オプション]>[GUI テスト]タブ>[Web]表示枠>[詳細設定]ノードの[実行の設定]セクションで[再生の種類]として[イベント]が選択されていることを確認してください。

戻る / 進む操作

Safari バージョン 9(El Capitan)で戻るまたは進むオプションを実行すると,UFT One で予期しない動作が発生します。

回避策:

  1. Safari で,[環境設定]>[詳細]を選択します。

  2. メニュー・バーで,[メニューバーに“開発”メニューを表示]オプションを選択します。

  3. 開発]メニューで,[キャッシュを無効にする]を選択します。

ページ読み込みを待機 複数のタブを操作するときは,Wait ステップを追加して,Web ページを完全に読み込んでから UFT One を次のステップに進めることが必要な場合があります。そうしなければ,UFT One は,目的のタブではなく前に開いているタブを使用する可能性があります。
スマート認識 ステップが異なっていれば,同じオブジェクトに対して異なったスマート認識プロパティを使用できます。テストを実行する前に,すべてのスマート認識プロパティが整合していることを確認してください。

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Mac のリモート接続

次の表に,Safari を使用する際のリモート Mac の接続に関する既知の問題を示します。

オートメーション・オブジェクト・モデルの使用

オートメーション・オブジェクト・モデルの WebLauncher.Browser は Safari ブラウザをサポートしません。

テスト実行中にリモートの Mac に接続し,Safari ブラウザを開くには,RemoteConnection ユーティリティ・オブジェクトとそのメソッドを使用します。

詳細については,『UFT One Object Model Reference for GUI Testing』の「Utility Objects」の項を参照してください。

ステートメント補完機能

Mac への接続性能によっては,Object プロパティに対するステートメントの自動補完機能が動作しない場合があります。

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その他の参照項目: